オワコン

終わりなきコンテンツ

カテゴリー

なぜシャッター商店街が生まれるのか?その原因と対策について

世の中は弱肉強食の資本主義。不要なものは消えていくのです。

こんにちは、すずきです。

f:id:kyoheing-on-japan69:20161225144456j:plain

【もくじ】

  • 地方に溢れるシャッター商店街
  • シャッター商店街が生まれる原因
    • 自動車の普及による商店街の衰退
    • 商店街に元々あるお店に魅力がない
    • 空き店舗を貸す大家が少ない
    • シャッター商店街の原因まとめ
  • 魅力的な店舗が商店街にできるには
    • 商店街組合、行政、地域団体が団結する
    • 大家は商店街の空き店舗を貸すべし
    • 商店街の魅力や現状を外部へ発信する
  • 僕のシャッター商店街に対する想い

地方に溢れるシャッター商店街

東京や大阪辺りの都心に住む人にとっては、「商店街=買い物に行く場所」という考えは揺るがないでしょう。

夕方ともなれば、食材の買い出しに来るおばちゃんのチャリで商店街は溢れ、夕焼け空と美味そうなお惣菜の香りは、まさにノスタルジー。

僕もそんな商店街の雰囲気は大好きで、食材を買いもしないのに、ついつい賑やかな商店街を歩いたりしていたもんでした。

 

しかし、ひとたび都心を離れてしまうと、状況は一変。何と、多くの商店街はもはや、「買物をする場所ではなくなっている」のです。

 

道には「かつて店をやっていた」建物が立ち並び、間口にはとことんシャッターが下りまくっている。

開いている店はわずかにあるものの、「一体誰が入るんだ?」って感じのやる気のない古い店で、案の定お客はゼロ。

たまーにそんな店にもお客さんがいると思ったら、店主の知り合いのおばちゃんで、店主は商売もそっちのけでおしゃべりにふける。

でも、誰もそれをとがめる人はいません。だって、買物客どころか通行人だっていないのだから。

 

では、なぜ多くの商店街は活気を失い「シャッター商店街」と化してしまったのか?その原因について考えていきましょう。

続きを読む

地域おこし協力隊必見!「地方創生カレッジ」が期間限定無料らしい

地方創生に必要な様々な知識をWeb上で学べる「地方創生カレッジ」、良いですねー。

こんにちは、すずきです。

f:id:kyoheing-on-japan69:20161215200941j:plain

地方創生カレッジとは?

「地方創生カレッジ」とは、公益財団法人日本生産性本部が制作する、地方創生を担う人材育成を目指したeラーニングコンテンツです。

地方創生の基本理念など概念的な導入部から、マーケティングや資金調達、自治体経営など、地方創生に必要な実践ノウハウまでをWeb上で学べるものです。

続きを読む

快適な住まいの実現に必須の「人口密度」。ちゃんと把握してますか?

街に人は多すぎても少なすぎても良くないのですよ。

こんにちは、すずきです。

 

あなたは自分の街の「人口密度」を気にしたことがありますか?

Wikipediaで自治体のページを開くと、面積・人口の下に出てくるアレです↓

f:id:kyoheing-on-japan69:20161120094259p:plain

普段あまり気にしない数字ではありますが、住まいを考える上では重要な数字です。

という訳で、人口密度ごとの生活環境について比較してみました。

※記事中の数値はWikipediaから引用

続きを読む

秘境・奈良県東吉野村のコワーキングスペース「オフィスキャンプ東吉野」を視察してきた

静かな山村の清流を眺めながら、古民家で仕事…良いですよねぇ。

こんにちは、PC一台でどこでも仕事したいすずきです。

f:id:kyoheing-on-japan69:20161103094420j:plain

先日、三重県から案内を頂き、「オフィスキャンプ東吉野」の視察に行ってきました。

続きを読む

空き家バンクに店舗物件の取り扱いを増やそう!

うまい店がもっと尾鷲に増えたらいいよね。

こんにちは、すずきです。

f:id:kyoheing-on-japan69:20160630230515j:plain

市内の空き家を流通する仕組み「空き家バンク」

僕は尾鷲市の地域おこし協力隊として、移住促進に取り組んでいます。

その一環としてのルーチンワークに、「空き家バンクの運用」を行っています。

 

空き家バンクは、全国各地で増加する空き家を市場に流通し、空き家の倒壊等による近隣住民への被害を防ぐための仕組みです。

今は移住促進に取り組んでいる自治体が、移住施策の一つとして取り組んでいる例も多く見られます。

僕も移住促進のセクションにいながら空き家バンクを運営しています。

田舎には不動産屋の情報がろくに無いので、移住希望者に物件情報を提供する(しかも仲介手数料が発生しない場合も)意義は大きいですね。

 

基本的に、大家さんの希望額に基づいて物件情報をWeb上で掲載し、それを見た利用希望者を直接大家さんに引き合わせ、交渉してもらう形のルールになっています。

なので、言葉は悪いが素人値付けの物件がほとんどで、中には掘り出し物もあります。

まぁ、そもそも集落とかには不動産の取引相場自体が無いので、そうならざるを得ない状況なのですが。

続きを読む

移住施策の本質は「地域の市場価値を向上する為の投資」なんじゃないか。

今の僕の考えでは、それが答えなのではと。

こんにちは、すずきです。

f:id:kyoheing-on-japan69:20160927111845j:plain

猫も杓子も「移住促進」の時代

人口減少社会になった日本においては、今や全国各地で人口減、過疎化が問題になっています。

僕の住む尾鷲市はその傾向が顕著で、今や人口はピーク時の半分ほど。

市にも関わらず、人口は18,000人程度しかいない状態です。

 

当然、街はかつての賑わいを無くし、次から次へと空き家が増えています。

かつて栄えていた商店街にはシャッターが下り、国道沿いの商業施設からも少しずつ地元客が減ってきています。

農林漁業が衰退した現代にあっては、外から人を持ってこれる有力な産業も地域にはありません。

また、ハイレベルな教育機関もない為、若者の流入もない状況です。

 

これは尾鷲のみならず、全ての田舎町に共通すること。

人々はみな高い教育レベルや給料、文化水準を求めて大都会へ出てゆき、そのまま戻ってこない人が多数を占めています。

その結果、大都市圏では人口増を続けている自治体も多い一方で、その他の地域ではほとんどが人口減となっているのが現状です。

 

そうして、全国各地で人口減による地域活力の低下が問題になり、それを解決すべく、各市町村は「移住促進」に取り組むことになりました。

地方創生を推進する安倍政権のもと、国を挙げての一大施策。

今では全国各地で「うちにおいで!!住んで!!」の大合唱です。

続きを読む

17日~19日は尾鷲市九鬼町での古民家改修ワークショップ第二弾だったぜよ

心地良い疲労感が今も続いて、ここ二日昼寝が欠かせません。

こんにちは、すずきです。

今回も満員御礼でした!

7月の開催に引き続き、第二弾となった古民家改修ワークショップ。

尾鷲市街地にほど近い漁村集落・九鬼町にある立派な古民家を皆でDIYしながら、美味い魚と地元の人らとの交流を楽しんでもらえるイベントです。

 

前回は平日にまたがる3泊4日、参加費15,000円という条件にも関わらず、定員15名は満員御礼。

僕は「さすがにハードル高すぎて集まらないだろうな…」と思っていたものの、蓋を開けたら案外何とかなりました。笑

 

そして今回。3連休での開催となり、参加費も前回よりお安め。

…という事で、新規参加・二回目参加の方々ともに集まり、また満員御礼。

いやー、やってみなきゃ分からないですねぇホント。

 

今回で嬉しいのは、新規・既存客どちらの参加に関してもですねー。

新しく来て下さった方々は、単純に興味を持って来てくれる人が増えたという事だし。

もう一度来て下さった方々は、前回に楽しんで頂けたからこそ。

 

そして、二度目の方の中には、尾鷲に移住することを決めてくれた方もいます。

そりゃあ、運営側の僕としても断然嬉しいことでございます。

世代も近いし、プライベートから仕事まで、しっかり手助けしていこうと思います。

 

参加メンバーも男性・女性まんべんなくいるので嬉しい限り。

世代の近い男性と若い女の子の参加は、個人的に特に良いですよね、えぇ。

 

そんなこんなで、第二回のワークショップを行ったんでございます。

続きを読む

有志が蘇らせた「おわせ盆踊り」。豪雨の中、手伝いに行ってきたよ

台風シーズンの尾鷲は、しょっちゅう大雨ですねぇ。

こんにちは、外に出ないとイライラしてくるアウトドア派のすずきです。

f:id:kyoheing-on-japan69:20160829194547j:plain

住民の住民による住民のための盆踊り…の手伝いへ

27日の土曜日は、JR尾鷲駅前で「おわせ盆踊り」が開催されていました。

僕は急きょお呼ばれが掛かり、主催メンバーに手伝いを依頼されたので、夜店の運営をしてきましたよ。

 

元々、この盆踊りは10年以上開催が途絶えてしまっていたもの。

どうも途中でイベントの担い手がいなくなってしまい、それからはズルズルと開催をしないまま、取り組みは消滅へと向かっていたそうです。

 

それを昨年、住民の有志が「もう一度盆踊りを復活させたい!」と奮起し、おわせ盆踊りを再開。

昨年に尾鷲小学校で実施したのを皮切りとして、今回は復活後2年目の開催を迎えることになったのです。

 

 

...が。

 

台風シーズンにあって、あいにくの雨天です。

続きを読む

東京・大阪・名古屋の三大都市で、名古屋の観光がどうにもパッとしないのが悲しい

せっかく尾鷲から名古屋には行きやすいのに、ほとんど行けてません。

こんにちは、田舎暮らしが板に付いてきた気がするすずきです。

f:id:kyoheing-on-japan69:20160827094846j:plain

名古屋城、熱田神宮…えーと、大須観音、あとは…

あなたは「名古屋の観光」と言ったら、どんなスポットを浮かべますか?

僕がパッと出てくるのは、上の3つくらい。

後はナガシマスパーランドですかね。三重県桑名市ですけど。

 

東京出身の僕からすると、名古屋って観光のイメージが全然無いんですよね。

むしろ何というか、名古屋は目的とする場所じゃない。

あくまでも交通の起点って感じで、三重や岐阜に行くための乗り換え地点って印象。

で、乗り換えのために名駅を使って、せっかくだからと名鉄百貨店とかで名古屋めしを食べてから移動するんですよね。

 

それはひとえに、僕が単に名古屋の魅力を食事しか知らないってだけなら良いのですが。

どうにも、そう感じているのは僕だけじゃないなーと感じるのです。

続きを読む

尾鷲市が観光で勝ち抜いて行くには、やっぱり「魚」なんじゃないだろうか。

尾鷲に来たら東京で魚を食いたくなくなります。

こんにちは、すずきです。

f:id:kyoheing-on-japan69:20160824204805j:plain

尾鷲と言えば、やっぱり「魚」

魚食のメッカ、三重県尾鷲市。

水産業が盛んな三重県の中でも、「魚と言えば尾鷲」と呼ばれている(気がする)ほど、尾鷲は漁業が盛んな港町。

リアス式海岸に面した浦々の漁村集落では、日々黒潮の恵みを受けた多種多様な魚がピチピチと浜に揚がって行きます。

 

尾鷲で有名な魚と言えば、やっぱりブリとマダイ。

養殖が盛んな一方、天然モノの漁獲高も多く、もはや地元では高級魚と言うイメージすら無いほどの供給量。

 

かつ、プリプリ新鮮なので旨く、そして安い。

その他にも、底引き網でカサゴやのどぐろなど高級魚も目白押しです。

 

市街地やほとんどの集落には漁港が存在し、朝早くから賑わっています。

海辺では、漁船が行き交う音がゆったりと響き、港町らしさを感じられます。

f:id:kyoheing-on-japan69:20160824204959j:plain

空にはトンビやカラスがいっぱい。虎視眈々と魚を狙っているのでしょう。

野良猫も多く、逃げずに「ニャオー」って餌をねだってくる奴も結構います。

 

街並みは昭和を色濃く残した、まさしく港町あるいは漁村という風景。

瓦葺の屋根と、潮風で錆びたトタン張りの家に強いノスタルジーを感じます。

家の離れの倉庫には、農具はあまり入っておらず、漁に使うものばかり。

そんな家には、やたら日焼けした元気なおじいちゃんが住んでいます。

 

 

こんな港町、尾鷲で日々大量に揚がる新鮮な魚。

気軽に浜値で買えて、プリプリコリコリ新鮮な刺身で楽しめる。

それこそが、何と言っても尾鷲の一番の魅力ではないか?

 

尾鷲に来て以来、ずっと僕はそう考えています。

続きを読む