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「投資とは何か」を勉強するには、家庭菜園をやってみると良いかも

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今日ふと思ったのですが、投資と農業って似てるなぁ…と。

 

僕は今、趣味でごく小さな家庭菜園をやっています。ナス、ゴーヤ、きゅうりなどの夏野菜を中心に、ミントやパクチーなどのハーブも育てています。

東京に住んでいた頃は土いじりとはほぼ無縁の環境でしたが(練馬区にいた時はまだ馴染みあったけど)、三重の田舎に越してきて、少しずつ田舎に染まってきてます。笑

 

毎日、その家庭菜園で水をやったり剪定をしたり楽しんでいる中で、ひょんなことから投資との共通点が多いことに気が付いたんです。

農業と投資…イメージが180度違うビジネスなのに、意外な共通点が見つかるというのは面白いですね。

「投資って一体何なの?」ということがいまいち分かっていないあなたは、家庭菜園を始めてみると投資の本質がよく分かると思います。これマジで。

 

農業と投資、一体何が共通しているのか?今回はその話題をシェアしたいと思います。

 

【農業と投資の共通点一覧】

 

1:お金を出してリターンを得る

農業と投資の共通点、その1は「お金を出してリターンを得る」という部分です。

 

投資では「100万円投資して年間5万円の利益、つまり5%の利回りを得る」という考え方が基本になります。

そして農業では「畑の耕作から植え付けまで1,000万円かけて、作物を売って年300万円の利益を得る」という考え方になります。

 

どちらもまずは初期投資を行い、後になって配当や家賃収入、作物の売却益で少しずつ回収していく点は共通ですね。

 

2:お金は「長年かけて殖やす」

よく「投資で稼ぐ!」とかいう売り文句を見かけることがありますが、その考え方は間違いです。

投資は「お金を資産に替えて、その資産が少しずつ新たなお金を生み出す」ものです。お金は「稼ぐ」のではなく「殖やす」のです。

一年で投資額の数%を回収し、それを何年も継続して、最終的には投資額以上のお金を手に入れるのが投資というものです。

株やFXで、短期間で利ザヤを稼ぐデイトレードやスイングトレードは、投資ではなく「投機」と分類されるものです。

投資は長期的で、少しずつお金を殖やし、徐々にあなたを豊かにしていくものと覚えておいてください。

 

農業もこれと同じです。お金をかけて畑を耕し、作物の種を買って植え付け、手入れを繰り返して季節ごとに収穫していく。

収穫した作物をそのたびに出荷して、少しずつ投資額を回収していく。これを繰り返します。

農家は「お金を作物に替え、その作物が新たなお金に替わる」というプロセスを繰り返しているのです。

長年継続して、少しずつお金を殖やしていくことは、農業も投資も同様です。

 

3:自分が働かない間でも育つ

家庭菜園やってるとすごく分かるんですけど、植物って本当、毎日毎日目に見えて成長するんですよ。

「あれっ、昨日よりつるが明らかに長くなってる!」「花が咲いた!」「実が付いた!」なんて発見すると、とても嬉しいです。

もちろん、僕が一日に作物にかける時間って短いですよ。せいぜい晴れの日が続いた時に、5分ほど水やりするくらいです。

それでも毎日すくすくと成長してくれるから、それがすごく楽しいんですよねぇ。

 

何が言いたいかと言うと、農業では「自分が手をかけていない間でも、作物が勝手に育ってくれる」んです。

「一晩寝たら成長してくれてた」というのは、自分が働かなきゃ何も生まれない会社の仕事とは大違いです。

 

投資も同様です。不動産や株など、ひとたび投資商品を買ったら、後はほとんど利益が入ってくるのを待つばかりです。

もちろん、不動産なら客付けや家賃の回収、修繕の手配などなど、商品に対して手間をかける必要はありますが、基本的にはあなたが働いていなくても、資産はお金を生み出してくれます。

あなたが布団で爆睡している間にも家賃や配当は振り込まれるし、商品の価格も上下していきます。

 

農業は不労所得とは言いませんが、「商品が勝手に成長してくれる」という点を鑑みると、非常に投資に近いものがあります。

農業も投資も、普段は毎日少しのメンテナンスを行うだけで、自動的・継続的に収益が生まれるベースを作ってくれるのです。

 

4:価格の上下に左右される

農作物は供給が多すぎると値段が下がり、少なすぎると上がります。

ニュースでも、豊作のせいで激安になった作物を仕方なく捨てている農家がたまに映し出されますよね(嬬恋村でキャベツをバコバコ破壊しまくる光景がシュールだった)。

逆に、需要はあるのに供給が少ない作物は高単価で売れるので、うまく大量に収穫できれば農家はウハウハなわけです。

 

投資はもっと価格の上げ下げが激しく、株やFXは継続収入より、むしろ価格の上下で収益を得る「キャピタルゲイン(ロス)」がポイントになります。

需要がある=増配する会社、成長中の会社、安全性の高い通貨などは価格が上がり、逆に倒産危機の会社などは暴落します。

商品の需給によって価格が上下し、結果としてトータルのリターンも左右されるのも農業と投資の共通点と言えます。

 

5:経験を積むほどうまく収益を上げられる

作物を作るのって、実は意外と簡単じゃないんですよ…。

畑を耕して、適切な肥料を使ってその作物に合う土を作り、適切に水をやり、害虫を追い払い、病気にも対処して、ちょうど良いタイミングで収穫する。

これら一連の流れを最初から完璧に行うのは、まず無理です。

大抵枯らしてしまったり、そもそも作物が芽吹かなかったりします。僕の家庭菜園の場合、最初は土がダメでほぼ全滅でした…。

 

しかし、試行錯誤しながら経験を積むごとにうまく栽培できるようになり、ほとんどの作物を枯らさずに出荷できるようになります。

そうなると売上のロスも減り、安定的に収入を得られるようになりますね。

 

投資もそれと一緒です。勉強していくにつれ損する可能性が減り、さらにチャンスにも気付けるようになっていきます。

特に不動産投資は「勉強したもん勝ち」というくらい、素直に成果が出てくるなぁという印象があります。

リスクヘッジの方法やトラブルの適切な対処の仕方など、事前に学んでおけば様々な損失を小さく抑えられるので、安定収入を得るためには勉強は必須です。

 

投資家デビューは家庭菜園から?

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どうですか、案外似てる部分ありますよね?農業と投資。

実際にどちらもやった経験がある方なら分かる部分も多いと思いますが…。

 

とにかく、家庭菜園をやってみると「投資もこういう感覚なんだなぁ」というのがよく分かると思います。

(もちろん本格的な農業の方が学びになるし、何なら林業や養殖業でも良いんですが、ガチじゃないと無理なので)

家庭菜園なら、鉢植えと土、肥料、苗、じょうろで、2,000円くらいあれば数品目作れて楽しいですよ。

それで野菜を育てて自分で食べる経験ができるし、投資の本質も理解できるならとってもお得だと思います。

 

もちろん、「投資は稼ぐもんじゃない?知っとるわダボが!」というあなたには特に勧めません。

でも「投資で一攫千金、すぐに金持ちになっちゃる」と考える方には、投資に手を出す前に、まずは家庭菜園をやって欲しいです。

投資のイロハも知らずに、無謀にも大金を突っ込んで溶かしてしまうよりは、お小遣いで家庭菜園を始めたほうがよっぽど儲かる可能性高いですよ。

はじめての野菜づくり―家庭菜園で楽しむ (主婦の友新実用BOOKS)

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▲ノウハウ本も安いし、軽い趣味程度でできるし、やらない理由はないです。

もし、あなたが本気で投資することを志し、安定的にお金を殖やすために勉強と実践も怠らない気があるのなら、ですけどね。

そうでないなら、パチンコでも宝くじでもやっててください。無謀な投資よりギャンブルの方がリターン良いので。

 

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