これから大家として物件を購入するあなたへ。
事前に「賃貸仲介を依頼する流れ」をこの記事でザックリ覚えておいてください。
というのも、僕がはじめて賃貸仲介を依頼した物件で失敗談が一つあるからです。
その物件を購入した当初、僕は「仲介依頼するのってよく分からんし、最初は直募集だけでいいかな…」と考えてしまいました。
しかし実際のところ、新米大家なんて広告手段も見込み客もプロの賃貸仲介業者の足元にも及びません。
結局、問い合わせも少ないまま時間が過ぎ、購入から業者に依頼をかけるまでの約一ヶ月間をほとんど動きもなく消費してしまいました。
もしもっと早めに業者に依頼していたら、空室期間を短くでき、機会損失を抑えられたかもしれません。
大家にとって、賃料一ヶ月分の差は意外と大きいものです。
そんな失敗があるからこそ、あなたには物件を購入してから即不動産業者に賃貸仲介を依頼できるよう、事前に流れを知っておいてほしいのです。
やり方も手順も簡単なので、一つずつ見ていってくださいね。
【もくじ】
不動産業者への客付け依頼の流れ
業者を探して連絡を取る(電話が〇)
あなたの物件の客付けを依頼するには、まず依頼できる不動産業者を探すことが必要です。
探し方はとても簡単で、「(物件付近の駅名or市区町村名) 不動産」と検索すれば、いくつも業者が出てくるはずです。
検索で出てきた業者のサイトを上から順番に開いて、賃貸物件を扱っている業者であれば、さっそく連絡を取りましょう。
連絡手段は電話がベター。「〇〇にある戸建物件の入居者を募集したいんですが、仲介お願いできませんか?」と確認しましょう。
その後の流れなどを教えてくれるはずです。
また、この段階で仲介の形態を「一般媒介」「専任媒介」「専属専任媒介」のいずれにするか確認されるケースもあります。
基本的には、複数の業者に仲介を依頼できる「一般媒介」を選び、複数の業者に話を持っていくのが良いかと思います。
(専任媒介は直接契約はOKだが他社への依頼がNG、専属専任媒介はその業者でしか契約不可。追って記事書きます)
物件資料と合鍵を送る
業者に連絡を取ったら、「写真と物件の詳細、あとカギを送ってください」という指示を貰えると思います。
撮影した物件の写真集と、マイソク(不動産会社でよく見るA4一枚の物件情報)などの物件資料をメールで送ってあげましょう。
写真は数が多いとファイルサイズが重くなってメール送信ができなくなるので、Dropboxなどのオンラインストレージを活用することをオススメします。
カギについては、ホームセンター等で合鍵を作り、合鍵をメール便などで担当者宛に送付しておきます。
現地調査してもらい、質問事項や条件を相談
不動産業者に合鍵を送ったら、都合の良い日に担当者が実際に現地へ訪れ、直接物件の状態を確認します。
その後、業者から設備や条件に関する質問事項を貰えると思うので、それに回答をしていきます。
この流れで賃料や敷金といった募集条件の確定まで行います。最初に依頼する業者とはよく打ち合わせを行い、入居者がちゃんと決まりそうな条件を決定しましょう。
※もちろん依頼する業者によって条件を変えるのはNGです(保証会社、保険会社の指定は除く)。トラブルの元になります。
募集開始、内覧案内をしてもらう
業者による現地調査が終わってから数日で、賃貸募集がスタートするはずです。
HOME'SやSUUMOなどのポータルサイトを中心に、あなたの物件の情報が掲載されることになります。
以後は賃貸仲介を依頼した業者が問合せを受け、お客様の内覧案内をしてくれます。
時々質問や進捗報告を受けながら、気長に契約希望のお客様を待ちましょう。。。
業者と連携して賃貸借契約を締結
契約希望のお客様が現れたら、業者から希望者の情報と契約書案を貰えると思います。
あなたは希望者に貸して良いかどうかを判断し、OKなら契約書のチェック。問題なければ、後は業者に契約手続きを依頼します。
賃貸仲介の場合、仲介手数料は入居者側が支払うケースが多いですが、最近は大家側に負担を求める場合も多くなってきています。
もしあなたが仲介手数料を支払う必要性がある場合は、業者の指示に従ってもれなく入金を行うようにしましょう。
物件を購入したら早めに仲介依頼を!
以上、不動産業者に賃貸仲介を依頼する流れについて解説しました。簡単でしょ?
あなたの物件の空室期間を短くするためにも、物件を購入したらなるべく早い段階で業者に依頼することをオススメします。
やっぱり、素人の大家が直接募集するより、プロの業者の方が断然効率良いですからね…。
こちら側が仲介手数料を払わないのであれば費用もかかりませんし(広告料を払う場合は別ですが)。
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不動産投資の手順を分かりやすく解説!デビュー~リタイアまでの流れ