写真には写らない美しさはあるけど、写真しか写らない美しさもあるよね。
こんにちは、すずきです。
夜の古民家を撮影してみた。
最近、仕事で必要になって、ふとそのコンセプトで写真を撮ってみたんですよ。
夜、尾鷲の暗い路地に、一つだけぽうっと明かりが灯っている家の光景。
我が家です。
僕の家は、何と築100年を迎える大正時代の古民家。
以前の市長の生家でもあったらしく、かなりの歴史を持った一軒家なんです。
そのため、家の佇まいはまさしく「古民家ッ!」という感じで、なかなか趣があるんですよ。
で、僕の家がある路地って、街灯が無くてめっちゃ暗いのです。
田舎町には街灯が少ないので、夜が暗くてちと怖いです。
足元が真っ暗で見えない中を歩いていると、何だか宙に浮いているような、底が無いような感覚に思える所があるんですよね。
分かる人いますかね?
そんな感じの佇まいな我が家なので、今回必要としてた写真のコンセプトにピッタリ。
それは自分で気付いたのではなくて、ちょうど写真の素材を一緒に考えていた担当職員が、夜に我が家の前を通りかかって「これや!」と閃いたのでした。
こうやって写真を撮ってみると、なるほど確かに趣がある…。
ちょうど写真を撮った頃は、お隣さん方の家には明かりが全く灯っていなかったので、とても良いタイミングで撮影ができました。
普段、あまり夜景を撮る機会が無いので、今回の撮影は結構勉強になりました。
その内容をシェアします。
※注:素人目線につきカメラ玄人の方は温かい目で見てやって下さい。
夜景は、露出の調整だけでめっちゃ印象が変わる!
カメラの「露出」と言うのは、ざっくり言えば、写真の明暗を調整するためのものです。
同じ風景を撮るにしても、明るく撮るか、暗く撮るかで一気に印象が変わるのです。
それは日中の撮影もそうなんですが、夜景を撮るとなるとまた一気に変わるんですよね。
それがコチラ。まずは冒頭の写真。
露出を調整して、ちょっと明るく写したものがこちら。
前者で言うと「暗闇の中に灯る明かり」ってイメージですかね。
しかし、後者だと家の全景も見て取れ、「夜の家明かり」という印象が強くなります。
別アングルでも検証してみましょう。
ちょっと引きで撮って、路地を写したアングルです。
どれだけ暗い路地なのか分かると思います。
ちょっと明るく撮りました。
すると、家々の輪郭がはっきり浮かび上がってきて、また印象が変わります。
ちなみに、露出優先のモードで撮影したので、明るく撮ろうとするほど写真はブレやすくなります。
上手に撮るために、シャッタースピードが自動的に遅くなるようなので。
さらに明るく撮ると、空の色がはっきり変わっていますね。
肉眼だと真っ暗な空ですが、この写真だと「ミッドナイトブルー」って感じ。
日没後、真っ暗になる前の時間であるかのような印象に変わります。
上の3枚で行くと、一番上の写真が「新しい家の明かり」って感じがしますね。
住民が減って、空き家ばかりの過疎地に移住者が増え、かつての空き家に新しい明かりが灯っているイメージ。
「ここから何かが始まる」みたいな、まちづくりへのニュアンスを含められるかと。
もちろん、アングルによって明暗の評価は全然変わります。
一枚目の写真だと暗すぎて、玄関部分の明かりしか認識できません。
しかし、二枚目くらい明るくすると、家の全景が分かり、「暮らし感」が出ますね。
ちなみに、今回はフラッシュ未使用でしたが、フラッシュを焚いたらまた印象はガラッと変わります。
僕のカメラに付属のストロボフラッシュ、まだ一度も使った事ありませんが…笑
結論、夜景撮影だけでも奥深い
はい。カメラ素人の僕が改めて感じたことです。
カメラはやっぱり奥深く、勉強すれば「撮る楽しみ」って増していくと感じました。
もちろん、カメラの撮影って、露出の調整だけではなく、写真特有の「ボケ」を調整する「絞り」とか、被写体に合わせてシャッタースピードを調整したりだとか、もっともっと色んなことを気にしていく必要があります(良い写真を撮ろうとすれば)。
身近で言うと、地域おこし協力隊同期の浅田くんが写真上手いので、彼のようなパリッとした写真を撮れるようになりたいなーと思います。
彼が撮った写真は、「網元ノ家」Facebookページでよく掲載されてますよ。
じゃあの。
P.S.
僕の使用カメラはこちら。安い割に写りも良く、小さく、扱いやすく、初心者に最適なミラーレス一眼カメラだと思います。
今は型落ち品になったのでだいぶお買い得。
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