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「交渉」と「ごねる」の違いって何だろうかと考えてみた

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はい実に1年以上ぶりにブログ再開しますよっと。コロナの影響で外になかなか出られなくて退屈なので(効率的になったと言うべきか?)、最近思考の時間が増えたのですが、せっかくならFacebookだけじゃなくブログでもその思考をオープンにシェアした方が実りがあるかなあと。

そういうわけで、久々に重い筆を取った次第です。んで、いきなりネガティブな話で恐縮なんですが、ちと腹が立った出来事に遭遇したついでの雑感です。

「交渉」と「ごねる」の違いについて

僕はいまWebマーケティングのお仕事を受託しているんですが、仲間の担当者がとあるライターへの発注量を減らす連絡をしたところ、「どうにかならないのか」と話を持ち掛けてきたんです。

以前自分も発注量を絞った際に同様の交渉を受けたので「ああ、こういうリカバリーの姿勢は見習わなきゃな」と思っていたんですが、今回は再びの経緯説明をしたにも関わらず「納得がいかない、せめてこれくらいは仕事をくれ」と言われ…。

そこで僕は腹が立ちながら「ごねて来たなあ。。。」と思ったんですが、いや…そもそも、交渉とごねるの違いって何だ??

思えばよくわからずに「交渉」と「ごねる」を使い分けていたので、ふと疑問が頭に浮かんだのでした。というわけで早速ググってみたところ…

  • 交渉⇒相手と話合いをして、取り決めようとすること。かけあうこと
  • ごねる⇒ぐずぐずと文句や不平を言い続ける

ということのようです。

どちらも自分の利になるように相手方に働きかける行為なのは一緒ですが、つまり両者の違いは「相手への配慮があるかどうか」だと分かりました。

そして翻ってみると、やはり上述の彼は「ごねている」んだなと。発注量が減って収入が減るから、こちらに不満不平を言って「何とかならないのか」と言ってくるけど、その言葉の中にこちらへの配慮はないんですよね。

こちらはちゃんと発注減に至る理由を説明しているし、一時的なものだとも伝えているのに、ただ怒りの感情をぶつけて要望を通そうとしている。これではこちらも気分を害さざるを得ません。

「交渉」は上記の通り、相手と話し合って決めることです。つまり相手が前提にあり、win-winの解決策を模索するという前向きなアクションです。これを成功させるためには、自分と相手双方への理解と、良い解決策を導くに足るロジック、あるいは情熱やインセンティブが無くてはなりません。

対して「ごねる」行為は、自分のことしか頭にない。自分の思い通りにならなかったことに対して、ロジックやメリットではなく怒りをぶつける。自分の要望だけをぶつける。これは交渉と違って簡単です(ただし、分別がある人にはそう簡単なことでは無いのでしょうが)。

自ら考えること、改善すること、相手を慮って支援すること、そういった行為なしに感情をぶつけて物事を解決しようとしても、何も良い方向に進まないのは自明です。

これはまるでだだをこねる子供のようで、生産性がない。大の大人が、しかも仕事の場でやるにはあまりにも幼稚な行為です。

そして冒頭の彼は案の定、仕事のクオリティはあまり高くなく、根気強くフィードバックを行っても成長の兆しがほとんど見えないので、必然的にこちらも依頼する仕事内容は低クオリティでも足るものに寄る傾向がありました。

世の中、義務を果たさない人ほど権利を主張するもんですよね。常に政治とか何かしらに文句を言ってるだけで一切の対案を考えていない奴とか、客単価を低くすればするほど客の質も下がるって定説とかにそれが反映されていますが、彼もまさにその気があるなあと…。

とまあ軽く愚痴を吐きながら、自戒も込めて、「ごねる」のではなく「交渉」をして自分に利を作ることを徹底しなければな、と思った次第でございます。

ちなみにサムネイルの人は「交渉」しようとしているのでしょうか?「ごねて」いるのでしょうか?おそらく前者なら「今シーズン30本ホームラン打つんで4番で出させてください」、後者なら「野球しようぜ!俺バッターでお前ボールな」なんて言ってるのでしょうか。

とりあえず僕が監督だったら警察呼びます。なんか不審なんで。