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東京から初めて尾鷲に来た友達をもてなしたら、ほくほく満足してくれた話①

この三連休は久々に遊び倒しました。

こんにちは、すずきです。

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東京と京都から友達が来たよ

この三連休(正確には金曜日から)、尾鷲に数人の友達がやって来ました。

彼らはみんな尾鷲は初めて。

というか、ほとんどは僕がいなかったら「尾鷲」という言葉すら知りません。

 

東京から夜行バスで一晩、京都からは高速で2時間半かけて、僕に会いに来てくれました。

と言っても、完全観光・遊びモードという訳ではなく、ゲストハウスとか、尾鷲で事業をできないか、調査する意味合いも強かったんですけどね。

 

で、友達が来ていた金~日のあいだ、尾鷲を満喫して貰うべく色々計画をしました。

(日曜の昼からは皆で京都に遊びに行きました。笑)

そしたら、満足してもらえたし、色々PRのネタにもなるので、ブログでダイジェスト的に語ろうと思います。

 

という訳で、まずは金曜日から!

金曜日・午前中の尾鷲めぐり

まずは朝6時半、東京から夜行バスで来る友人1名をお迎え。

その日は平日のため、ぼくは8時半に出勤しなければいけないのですが、家に帰ってもちょっと時間がある。

という事で、色々とダベってから、市役所近くの喫茶店でモーニングを頂きます。

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このモーニングという言葉、聞いたことがあるでしょうか?

そう、名古屋の喫茶店名物のあのモーニングです。

 

尾鷲は紀州にあれど、三重県だけあって名古屋文化圏なのです。

だから、朝のコーヒーにサービスで食事が付いてくる、モーニングもばっちり存在しています。

(とは言っても、行った喫茶店は+100円でモーニング付ける感じでしたが)

 

せっかく尾鷲に来たのだからと、モーニングを朝食として軽く味わってもらい。

お互いの現況や仕事の話で盛り上がりながら、いったん僕は出勤。

その後、京都から来た友人とも合流し、皆で尾鷲の集落巡り&視察に向かいました。

 

もうね、視察にはサイコーの天気。しっかり晴れて、海も青い夏の陽気。

日射しは強いけど、潮風が吹き付けるため東京や京都のように暑すぎない、尾鷲の夏らしい天気です。

まずは市役所から車をボボーッと15分くらい走らせ、九鬼町へ。

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急峻な山々が間近まで迫り、青々と透き通る海もすぐそばにいっぱい広がる光景。

車を停めて外に出たとたん、友達はみんな「めっちゃ綺麗!」と声をあげました。

 

堤防から海を見ると、青い熱帯魚がヒラヒラ泳いでいたり。

数メートル底の岩や海藻がはっきり見えたりする海に大きく関心。

早速、九鬼の集落の美しさを分かってもらえたようです。

 

まずは、九鬼の名物・網干場(あばば)を見学。休みだったけど。

翌日のランチの仕込みをしていた地域おこし協力隊の豊田宙也くんに、いきなり九鬼や網干場の説明をお願いしちゃいました(スイマセン)。

 

かつてブリ漁で大きく栄え、ピーク時は狭い入江の集落に2,000人は住んでいた九鬼。

しかし、漁業の凋落に伴ってどんどん人口流出し、今では人口500人に満たない限界集落になっています。

そんな九鬼で、「一軒も無くなってしまった飲食店を再生したい」と生まれたのがこの網干場。

土日は食堂としてランチ営業を行い、尾鷲の新鮮な魚を提供しています。

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土曜日に食べたやつですが…こんな定食を1,000円でふるまってくれます。

刺身はヤイトカツオ、イサキ、アオリイカがそれぞれ4切れくらい。

東京のレベルからしたらビックリな刺身の量ですね。

そして、新鮮そのものなので、味はもっとビックリ。比べものになりません。

 

こんなレベルの高い料理をワン漱石で出すのだから、網干場恐るべし。

以前、テレビ番組「人生の楽園」で取材されたら、向こう2ヶ月ほど、毎土日のランチは大行列。

僕は食べに行きたくても行けないので悔しかったですが、あれは相当凄かった。

だって、商圏人口も少ない限界集落にあるのに、都会のそこらのレストラン並に売り上げるんだもんよ…

 

で、網干場を訪れた後は、今尾鷲市が移住体験住宅として整備しようとしている古民家をご案内。

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ササッとでしたが、この重厚な趣ある佇まいを堪能していただきました。

 

その後、隣の集落の早田町まで車で10分。国道311号線の険しい峠道を行きます。

集落の雰囲気を散歩して掴んだら、売店でジュースを買って小休止…

次はまた隣の集落、三木浦町に行きます。

 

三木浦と言えば、尾鷲のような辺境にあって、外人を惹きつける「三木浦ゲストハウス」

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もう外観からお洒落な古民家なんですが、中もまた素晴らしいんですよ!

静かな入江の集落で、一棟貸し切りでゆったりまったり。

ただ波に揺れる船の音と虫の声を聞きながら、ぼーっと海を眺めて過ごせるのです。

そりゃあ外人が異文化に触れたくなるわけだ。

 

そんな三木浦ゲストハウス、外から眺めていたら、偶然オーナーさんが!

何と、掃除中にも関わらず中を見せてくださいました。

 

その作り込まれた建物の美しさに一同関心。

翌日の宿をまだ取っていなかった友人は、急きょそこで一泊することに!

オーナーさんの懐の深さはすごいなぁ。

僕も今度、別の日に泊まりに行こうと心に決めました。笑

金曜日午後、尾鷲びとに触れる

さて、三木浦を出たら次の集落へ…

と行きたいところでしたが、時間はもうお昼。

お腹の具合も公用車もガス欠になってきた為、一旦尾鷲市街地まで戻ります。

熊野尾鷲道路・三木里ICを使って20分ちょっと。早いもんです。

 

お昼は国道42号線沿いの老舗レストラン、さんきへ。

尾鷲では数少ない大箱のお店で、やはり質の良い海鮮料理がウリの定食屋さんです。

僕が頼むのは、もちろん海鮮丼定食(1,000円)。

なぜなら、それもまた特別なメニューだからです。

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これはセット定食だったので海鮮丼のサイズは小さいですが、その分付け合わせが豪華です。

海鮮丼はお椀一杯分で、メバチ?マグロ、タイ、エビと海藻が入っています。

その他、エビ・キスの入った天ぷら、小アジの南蛮漬けなど、尾鷲の誇る海鮮メニュー。

 

古いデパートのレストランにありそうなお店だけど、値段もお得でこれだけうまい海鮮が食えるのはやっぱり尾鷲クオリティ。

一同満足でお昼のチャージを終了しました(もはやビール飲みたかったけど)。

 

午後一発目は、「モクモクしお学舎」のある古江町…と思ったけど、時間が無かったので泣く泣く飛ばして曽根町へ。

曽根では、個人で定置網をしている漁師さんや、お洒落なランプを作る「呼樹憩」さんにお邪魔してきました。

呼樹憩さんは、ランプからご自宅まで、とにかく綺麗でこだわりがあって…

お話を聞きがてら、なんと自宅の裏で取れたヤマモモジュース等を頂いちゃいました。

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見た目も味も涼しげな一杯をそれぞれ頂き、面白い話もたくさんさせて頂きました。

 

その後、最後の尾鷲巡りの舞台となる梶賀町へ移動します。

尾鷲市の南端、熊野市の手前ですが、曽根とは近いので移動は楽々。

 

梶賀では、ゲストハウス候補になりそうな空き家バンク登録物件の見学を少々。

あと、地域の交流施設や食堂として整備中の古民家「網元ノ家」の見学です。

網元ノ家では、最近、古い畳を尾鷲ヒノキのフローリングに張り替えたんですが、いやー、これがなかなかどうしてシブい出来なんですよねー。

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この家のDIYに精を出す、地域おこし協力隊の浅田克也くんには脱帽です。

このクオリティ、本当に都会生まれ都会育ちの人ですか?

 

これにて、一連の視察は終了。

最後に、尾鷲に戻ったついでに、僕のお気に入りスポットをご案内しました。

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市街地の北東部、天満浦地区の開拓農協集会所から眺めた光景です。

本当にこのロケーションは最高!めっちゃ綺麗です。

失礼だけど、集会所に留めておくにはもったいないくらいの場所。

ここを宿泊施設にしたら、絶対上等なお客付くと思うんだけどなぁ…ここいいよなぁ…

視察は以上、そして土曜日に続きます。

はい、怒涛の尾鷲巡りの金曜日はこれにて終了…

となっては問屋が卸さないでしょう。もちろん飲みましたよ。

 

一軒目の場所は、尾鷲の上等な海鮮で飲み食いできる「鬼瓦」。

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ブリ、カツオ、アジ等々、種類豊富でプリプリコリコリ新鮮な刺身盛り合わせと…

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他じゃなかなか頂けない、マンボウの酢味噌和えを頂きました。

やっぱりここの魚は外さないな。なぜか天むすもやたら美味いんだけどね。

 

その後は「ハシゴするのが尾鷲の飲み方ですよ!!」と通ぶって、もう二軒。

尾鷲は駅前の飲み屋街に店が集中しているので、ハシゴにはうってつけなのです。

計三軒を回り、お酒も回り、後はコンビニで寝る前の缶チューハイを買って終了です。

 

一日観光視察、お疲れ様でしたー。カンパーイ。おやすみなさい。

 

 

 

翌日、激しい二日酔いからスタートしたのは言うまでもない。

 

 

次回に続きます。