このブログは、年収の低い雇われ人が不動産投資で少しずつ豊かになるための手助け&自らの実践記という形でスタートしました。
でも、最近色々考えたのですが…「よく考えたら不動産にこだわる必要ってないよな」と。
他にも資産を殖やす投資っていくらでもあるし、あくまで不動産投資はその一手段である。であれば、不動産以外の投資や、お金にまつわるお話もしていこうじゃないか、と考えるようになりました。
もちろん、不動産投資は自分の中でもホットですし、自分次第で投資リスクを大きく軽減できるなどかなりメリットの大きい投資でもあるので、変わらず一大コンテンツとして扱っていくつもりではありますが。
というわけで、上の通りブログの方向転換を考えております。まずはその第一弾として、不動産投資も含めた僕の投資ポートフォリオを公開しちゃいます。
年収は低いけど、意外と色んなものに投資した経験はあるので、素人ながらも案外面白いお話になるはずです。興味本位でご覧下さい。
【もくじ】
僕の投資ポートフォリオサマリー
僕の現在の投資ポートフォリオは以下の通りです。
パーセンテージの表記は17/8/19時点での総資産に対する評価額(不動産のみ総投資額)の割合を表しています。なお、株式とFXには現在投資をしていませんが、今後も取引を行うことを考慮して入れています。
現在最も投資割合が大きいのは不動産で46%。これは僕の投資ポートフォリオの中で唯一、借入を行って投資しているからです。とはいえ格安物件を2棟しか保有していないので、ポートフォリオの圧倒的大半を占めるわけではありません。
次いで大きいのが仮想通貨で13%。海外積立と確定拠出年金は将来の年金代わりの積立ですが、この割合が合計20%。あとはソーシャルレンディングと新興国銀行での定期預金という形です。
このほかに詐欺案件にも投資してしまっていますが、もちろん計上はしていません。笑
基本的には毎月の給料の一部を積立に回し、各種支払いの余った分やその他の収入を少しずつ仮想通貨などに回しているのが今の状況です。
ちなみに資産総額は今の年収と大体同じくらいです。どうしても手取り給料が少ないとなかなか規模が拡大しないので、借入ができる不動産投資を積極的に活用していこうと考えています(属性悪いので融資も厳しいですが…)。
では、以下各投資商品の概況について公開します。不動産から時計まわりに。
不動産投資の内訳
現在、三重県と奈良県に2棟の戸建物件を保有しています。詳細は以下の記事をご覧ください。
仮想通貨投資の内訳
仮想通貨は現在BTC(ビットコイン)、ETH(イーサリアム)、BCH(ビットコインキャッシュ)、XRP(リップル)、XEM(NEM)を保有しています。
仮想通貨はもはや値動きが激しすぎて投資とは言い難いですね…。短期売買でちまちま利確してましたが、今振り返ってみると全然利益出てませんでした。笑
というわけで、スイングトレードで利ザヤを稼ぐ方向はやめにして、大人しく将来の値上がりと通貨としての機能性向上に期待する方向に転換しはじめました。
なかなか火を噴かない伏兵のリップル、仮想通貨取引所ZaifやICO支援プラットフォームCOMSAの隆盛で化けそうなXEM辺りに期待しております。
また、COMSA含めICO(新規通貨上場)案件への投資も色々探っている最中です。自分が応援したい、将来が期待できそうなビジネスであれば、ほんの少額だけでも投資していこうかなと。
ソーシャルレンディング
ソーシャルレンディングとはいわば「企業の資金貸付案件に対する投資」ですね。我々投資家から小口で資金を集め、それを企業に短期で貸し付けて利息を得る。その利息から投資家に配当を還元するという仕組みです。
最大手のmaneoは有名ですが、その他にも様々なソーシャルレンディング事業者が存在します。利回りは案件ごとに異なりますが、大体5~10%程度が多いですね。短期貸付なので会計期間は1年前後がほとんどです。
短期で収益を得られることと比較的利回りが高いこと、ほったらかしでOKなことから、それなりの余剰資金を突っ込んでいます。ほったらかしな分、リスクヘッジは全てファンド任せになるのがネックですが。
僕は現在ラッキーバンクをよく利用しています。利回りが比較的高く1年前後で償還される案件が多いので使いやすいです。また、不動産を担保にしているため、不動産市況が良い今のうちはある程度安心ですね。
他にも、海外投資案件メインで利回りが高いのが魅力の【クラウドクレジット】 、こちらも不動産を担保にしているOwnersBook辺りをチェックしています。
確定拠出年金
最初に入社した会社で強制加入だった確定拠出年金。一度加入すると基本的に脱退ができないので毎月少額の支払いで続けています。
ですが、確定拠出年金は拠出額を全額経費として計上できる(サラリーマン、公務員も)ので節税効果が高いのが嬉しいです。将来の年金不安を解消したいなら、やって損はないと思いますよ。
僕は現在国内外の債券・株式のファンドに分散投資をしていますが、今は景気が良いので黒字が出ています。まあ、老後にはじめて意味が出てくる投資なので、今の損益なんて別に関係ないんですがね。
海外積立保険
確定拠出年金のように毎月一定額を拠出してファンドを購入し、運用をしていく形の海外生命保険にも加入しています。確定拠出年金よりもお金を引き出せない年数が短いのと、継続投資することで各種ボーナスを得られることが特長です。
ネックはモロに為替リスクを受けることと、企業によっては手数料が危険なほど高いこと、倒産時の保証がない企業が多いこと、会計処理が面倒なこと、海外企業であること等々。あと、情報や購入窓口も極端に少ないです。
リスクや懸念点が国内の積立投資より大きいので、オススメはできません。僕は国内の積立投資より長期的なリターンを期待できるかも、という思いで始めましたが、これも年数が経たないとどうなるやら分かりません。
海外定期預金
また、新興国の大手銀行での定期預金も行っています。上記の海外積立と合わせて米ドル建ての資産も確保しておきたいがためです。日本で預金封鎖やデノミが実際に起きることは考えづらいですが、ゼロではないので…。
新興国は国の政情不安があるため、為替の変動が激しかったり、企業活動が不安定になったりするリスクが大きく、そのぶん預金に対する金利も高いのです。
もちろん、僕は預け入れしている銀行にリスクを一任しているわけなので、もしその銀行が倒産したら資産はパーになります。ペイオフ無いし。そのぶん高度成長期の日本のような高い金利(※)を得られる投資ですね。
※1970年代、ゆうちょ銀行の定期預金の金利は10%を超えていたことがあります。団塊世代の人生ってイージーモードじゃねえかよ…。
その他(預金とか詐欺案件とか)
上記のような投資のほか、当然ですが生活費や娯楽、慶弔関係などの支出に備えて普通預金もある程度余裕をもって保有しています。
本格的に色々な投資に手を出すようになってから分かったんですが、普通預金って多すぎても少なすぎても良くないですね。
普通預金が少なすぎると欲しいものが買えなかったり、突然の出費であたふたしてしまったりします。
しかし、大量の普通預金を持っていても、ちっとも金利が付かないのでインフレで年々少しずつ貧乏になってしまいます。
なので、普通預金として持っておく額は「毎月の支払いがショートしないギリギリ+数万円」がベターだなぁと思う次第でございます。
また、あなたも気になっている?詐欺案件についても。
こうやって色々な案件に投資していると、やっぱりどこかで詐欺案件も掴んでしまうわけです。僕も投資をよく知っている訳ではないので、まんまと騙された経験があります。
今であれば分かりそうなもんですが、偽の仮想通貨案件(通貨は買えるけど実際には換金できないねずみ講)に数十万円を持って行かれたり。その他にも「確実にアウツ…!」って案件の声かけを複数されたりもしました。
結局、美味しい話に飛びつこうとするから詐欺にやられちゃうんですよね。投資って決して美味しい話ではなくて、「高い利回り=リスクも高い・低い利回り=リスクも低い」っていう仕組みの中でいかに利益を上げていくかなんです。
「低リスクだけど高利回り」という投資案件は基本的にありません。ゼロではないですが、それは自分でビジネスを起こして「投資を創り出す」か、自ら万全なリスクヘッジを行うことでしか手に入りません。
(この話は「金持ち父さんの投資ガイド」という本に詳しく載っています)
そして、そんな美味しい投資話があったら、人に紹介せず自分でお金をガンガン費やすのが普通ですよね。あるいは、自分と身近な信頼のおける投資家にしか声をかけない。
そこらのペーペーである僕らのような人間に、そんな降って湧いたような投資話なんて来るわけありません。それが詐欺案件です。
この理屈に気付くまで僕は何年もかかりましたが、気付いたおかげで今後も精力的に様々な投資案件に手を出していけそうです。ババ引いても泣かない。
マイナス金利の日本で暮らしている限り、自分のお金を普通預金だけで保有するのは危険なので、これからも資産を少しずつ殖やしていくために投資を続けようと思います。
脱・貧乏サラリーマン宣言!!
というわけで、すずきによる「不動産投資ブログ」改め「低年収リーマンの投資ブログ」をよろしくお願い致します。
「低年収から抜け出したい」「ラットレースを抜け出して自由になりたい」と考える同志のあなた、今後ともひとつヨロシク!