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快適な宿泊施設の実現には、広い平面スペースが重要だと思う

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ここ最近、毎日根気よく宿泊施設用の物件を探し続けている僕ですが。

今日、ようやく初めての目ぼしい物件の内覧に訪問してきました。

といっても、ターゲットにしているエリアからは外れた城北地区の物件なんですが、家賃が安いのとリフォーム済みの築古物件で趣がありそうだな~と思ったので、実際にこの目で判断しようと思ったわけです。

 

まあ結論、今回は見送りとしたのですが、大体物件は以下のような印象でした↓

立地はまあまあで、最寄駅から徒歩4分。繁華街からは遠くて観光には不便な場所ではあるものの、徒歩4分という距離の近さや駅前に商業施設があるのは魅力でした。

物件自体は安いなりに古く、またハウスクリーニングも徹底されていなかったので所々汚かったり修繕が必要だった箇所はありましたが、手を入れればまあまあ良い感じです。

ただ、その物件は築50年台の古い分譲地の住宅らしく、物件の周囲には同じような築古の木造モルタル壁の物件が立ち並んでいて景観がかなり悪いのがマイナスでした。

「東京のリアルな魅力を伝える」というコンセプトから考えると、僕自身が心からオススメできる環境ではないなーと思ったので、それが一番の見送り要素です。

 

さて、今回はそういった内覧の感想の中でも、物件を見てみて初めて感じた「宿における広い空間の重要性」について、僕の考えをシェアしようかなと思います。

 

広い空間は、開放感を作る

今回僕が見に行った物件は、建築面積の小さい2階建ての住宅です。「小さな子供が一人いる三人家族が住むにはちょうど良い」程度の広さですね。

コンパクトで住みやすいのかもしれませんが、今回僕は宿泊施設として開業するための候補物件として見に来たので、住みやすさは関係ありません。

何というか、4畳半しかない居間、玄関からキッチンや各部屋への近さなんかを考えると、「窮屈で生活感が出すぎ、宿の醍醐味である開放感が味わえない」って思いました。

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あなたが宿に泊まった時のことを考えてみて欲しいのですが、やっぱりいい宿って、ラウンジだったりレストランだったり客室だったり、それぞれの空間に縦横と広さがあって、開放的な気持ちになるじゃないですか。

ビジネスホテルのシングルルームなんかは客室狭いですけど、それでもロビーとかラウンジに出ると天井が高いし、家より広い空間があるし、特別な開放感が味わえると思います。

何というか、僕はそれを大事にしたいなと感じまして。やっぱり、旅とか宿って非日常だと思うので、その心地良い非日常感が無い物件は候補に出来ないなぁと。

 

僕的には客室は6畳、まあ4畳半でもあれば十分なのですが、それだけだと開放感を味わえる広さは取りづらいと思うので、リビング用に二間続きの空間でも取れれば最高だなーと感じてます。

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↑6畳+広縁と床の間。こんな感じの空間でも使えたら快適だなあと

 

狭い部屋はベッドが場を支配する

あと、宿の空間は和風でも洋風でもどちらでもOKなんですが、寝床はベッドの方が快適だしワールドスタンダードなので、ベッドを置きたいと考えています。

で、そうすると、ベッドはふとんと違って折りたたんで収納できないので、その場所を支配し続けちゃうんですよね。

そうなると、狭い部屋では動線確保すら難しくなったりするんですよ。ベッドが邪魔でカニ歩きしないと部屋を行き来できないとか、そんな宿に泊まりたくないですよね。

それに、旅行に来たんなら大きなスーツケースだって持っているでしょうし、寝床の横に着替えを置いておきたいと思うのだから、やっぱりスーツケースも置けるスペースが欲しいわけです。

 

大体、江戸間だと6畳間にベッド二つでギリギリ。団地間だともう入らないかも。4畳半であればベッドは一つしか置けないという、意外とレイアウト的に難しい現実が浮き彫りになってきます。

僕が考えているのは一棟貸しでゆったりと滞在してもらえる宿なので、場所が無いからと二段ベッドにするのはあんまりしたくない。

なぜかと言うと、ドミトリーっぽくて落ち着かないと思うし、上も下も天井が頭上に差し迫るので、これも寝室の開放感を殺してしまうんですよね。

 

これを考えると、やはり広い空間を取れる物件というのは、非常に宿泊施設用の物件探しにおいては貴重で大事なんだなーと感じます。

下町辺りの戸建はどうしても狭小地に無理やり二階建て、三階建てで家族が暮らせるようにした住宅が多いので、物件探しは引き続き難航するかもしれませんねぇ。。。

マンションなら空間が平面なので、こうした部屋が狭い問題は解決できそうですが、マンションの一室でやるのも生活感が出すぎて「宿泊施設の特別感」が出せないので、これもパスです。。。

 

とりあえず、また来週いくつか物件候補があるので見てこようと思っております。

次回は、例え見送りになる物件だったとしても、今回学んだ観点も含めてチェックした上で、また新たな視点を得られれば良いなーと思ってます。

 

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意外と大変…民泊開業にかかる初期投資額と内容について

⇒以前に三重県で宿泊施設を開業することになった時の記事です。民泊をやるのに必要な備品とかを揃えると結構な投資と手間になったりして、なかなか大変…。

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⇒物件が見つからない最近のワイの泣き言やで。

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⇒宿泊施設の物件探しをする時の注意点を挙げていますが、これらに準拠する物件だったとしても、結局立地とか家賃とかの条件を満たしてないと…。やっぱり、物件探しはめっちゃ難しいっす。