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最近の石油販売会社は、油以上に売るものがある。尾鷲の「伊藤石油」さんに取材に行ったよ

珍しく仕事の話をこのブログで。

こんにちは、すずきです。

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尾鷲の地元企業に突撃インタビューしてます

いや、ちゃんとアポ取ってから行ってますけどね。

 

僕は尾鷲に移住者を増やすミッションで、地域おこし協力隊として活動しています。

怒涛の勢いで人口が減少している街をフィールドに活動するのだから、そりゃあ一筋縄では行きません。

 

もちろん、その中では僕なりに「なぜ人が居なくなるのか、どうすれば人が外から尾鷲に住みつくのか」という事はよく考えています。

で、今の所、尾鷲から人が居なくなる最も大きな理由は、「仕事が無い」という事だと思うのです。

まぁ、尾鷲と言うより、全国の全ての田舎町がそうですけどね。

 

尾鷲はかつて林業と漁業で大いに栄えた街。

ピーク時は現在の倍くらい、人口35,000人くらい存在していたそうです。

目抜き通りの商店街は人と肩がぶつかるくらいで、自転車では到底走り抜ける事が出来なかったとか…

今では歩いている人を見かけるのが珍しいくらいなのにね。

 

結局、林業と漁業が産業的に衰退してしまった事で、尾鷲市の産業も急激に衰退。

かつての市長が超頑張って大きな火力発電所を誘致し、そのおかげでも尾鷲は豊かな街を保っていられたのですが、それもやはり時代が変わり、もう稼働日数も少ない。

今では漁業も林業も稼ぎづらい産業になり、働き手も雇用の受け皿も非常に少なくなりました。

 

そんな状況を経て、高校生達は、卒業と同時に尾鷲を巣立っていく人がほとんど。

「都会のちゃんとした大学に行って、良い企業に勤める」

「尾鷲じゃまともな仕事がないから、都会で働く」

なんていう想いを抱えて、親元を離れて都会に旅立つのです。

 

でも、そんな「仕事が無い状況」なんて、そうそう簡単に打破できる訳じゃない。

何十年というスパンで、官民が総力を挙げて取り組み続けるべき問題です。

だから、僕一人の力じゃどうしようもないし、まだ糸口も見つけられません。

 

しかし、そんな中でも、微力な僕だけでもやれることがある。

その一つが、「地元企業のPR」という事でした。

 

元々僕は兼業でライターをやっていた事もあり、インタビュー内容を記事にしたり、人に読ませる文章を書くことは苦じゃありません。

また、経営の勉強もしてきているので、地元企業経営者の方々のお話も噛み砕いて理解し、文章にすることが出来る訳です。

大した能力ではないかも知れませんが、それでも「地元の人に、地元の会社の良さを届ける」と言う事は十分やれる。

という訳で、僕が取り組み始めた移住施策の一つが、「地元企業へのインタビュー」だったのです。

 

インタビュー記事は、僕が暫定的に作った尾鷲の移住サイトに掲載をする形。

Facebookページでも告知をしており、一般顧客に人気のある会社・お店の記事を公開した時は、結構な反響を頂けます。

尾鷲高生や、尾鷲で仕事を探している近隣住民、Uターン・Iターンを検討している人らに、面白い企業の話を伝えられたら良いな、と思っています。

先日は伊藤石油様に訪問しました

という訳で、企業インタビューを色々行ってきた訳ですが。

先日、尾鷲港近くにある「伊藤石油株式会社」に訪問し、今日記事を公開したので、早速シェアしようと思います。

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インタビューに答えてくださったお二方。

奥が伊藤社長、手前が営業本部長の海上様です。

 

伊藤石油さんはコスモ石油の販売代理店として、市内で3店舗ガソリンスタンドを経営しています。

国道42号線沿いのSSはサービスレベルが高く、また中古車の販売等も行っていて、同業界隈から評判が高いそうです。

 

そう。伊藤石油さんは、ただガソリンスタンドを運営しているだけじゃないのです。

港町・尾鷲らしく、船への給油も行いますし、街への灯油の配達なども行います。

そしてさらに、中古車の販売やカーリース、車の消耗品販売なども手掛けていると。

 

もはや「ガソリンを売るのが仕事なんじゃないの?」という疑問が出そうですが、これはとても理にかなった事業展開。

当然ガソリンスタンドには車で来る訳ですから、そのお客さんに対して自動車関係のサービスや中古車を提供したら、そりゃあ売れますからね。

 

さらに、個人宅への石油の配達も含め、ガソリンスタンドはお客さんとのコミュニケーションが多い。

そこでお客とスタッフが仲良くなることで、差別化が難しいガソリンスタンドの世界でもひいきにしてもらえるようになる。

そして、ひいきにして貰ったら、ガソリン以外の消耗品等も購入してくれるんですよ。

 

そうやってお客さん一人ひとりに対してのLTV(顧客生涯価値)を高めていく。

そして、伊藤石油さんは「自動車の総合サービス」を提供する会社へと進化していっているのです。

コスモ石油本社からも、その循環的?なサービス提供が評価されて表彰を受ける。

そして、その表彰をもとに、全国から視察依頼が届くそうです。

 

 

だいぶかいつまんでいますが、こんな形で、今のガソリンスタンドは、ただガソリンを入れているだけでは決して無いのです。

人口減少で見込み客が少しずつ減っていく中だからこそ、自動車の販売等の、従来のビジネスから派生して稼げる道を見つける必要がある。

車に関するサービスを提供するのは、尾鷲のような車社会にはとても有意義なこと。

車の買い替えを考えているお客さんが、ガソリンを入れたついでに「ええ車入ったんですわ~」なんて店員にモノを紹介されたら、そりゃあ食いつくでしょうね。

 

僕も中古車を買うとか、リースとか、そういう時の相談をしてみようと思います。

まだ当分先の話ではありますが、良い応対をして頂けそうですしな!

 

やっぱり、こういうプロフェッショナルの方々のお話を伺うのは楽しいです。

自分の知らない業界の話、ノウハウ、事業への考え方など、とても勉強になります。

今後、自分でも事業を立ち上げて行くに当たって、良い経験が出来てるなと感じます。

 

 

ちょくちょくインタビュー記事は書いて行きます。

こうご期待。

 

 

じゃあの。