こんにちは、すずきです。
ここ最近ブログを更新できていませんでした。
と言うのも、先週はどっぷり視察出張、今週は僕達地域おこし協力隊メンバーが新しい事務所を構えるのでその立ち上げ…という感じで、ブログに時間を割けなかったからです。
なんかこう、日常に根付いたブログ更新ができなくなると、もはやもどかしい気持ちにさえなります。笑
せっかくなので今回は、視察に行った広島県尾道市のレポをしようと思います。
尾道には空き家の再生・有効活用を行っているNPO法人がおり、その団体の取り組みを我々の今後の活動や組織体形成に生かすべく訪問しました。
空き家成分も交えた観光レポとしてまとめます。
【もくじ】
尾道のリノベーション古民家たち
尾道は移住や古民家再生の界隈にかけては非常に有名な街なのですが、その要因たる組織が、今回お話を伺った「NPO法人尾道空き家再生プロジェクト」なのです。
通称「空きP」らしいので、以下そう呼びます。柿ピーが食べたくなるね。
空きPの活動拠点は、尾道駅からほど近い住宅地にある「北村洋品店」。
こちらに伺って、空きP代表理事の方からお話を伺いました。
NPOの本拠地「北村洋品店」
北村洋品店は、元々洋品店だった建物を空きP代表理事の豊田さん個人が購入して改装した施設です。
現在は「子連れママの井戸端サロン」として、フリースペースの開放や子供服、おもちゃなどのリサイクルショップが運営されています。
内装は…なかなかファンキーに改装されていていい感じ。
スペインのガウディ建築のような(グエル公園みたい)カラフルな空間に、所狭しと昭和を感じさせるグッズが販売されているカオス感もいいですねー。
この写真の奥の部屋でお話を伺ったのですが、このお部屋もまた面白い!
これ、ただのテーブルじゃなくて、実は井戸なんです。
井戸の上にアクリル板を乗せて、和室のテーブルとして使っているのです。
もちろん中には水が溜まってます。
三軒家アパート
上記の北村洋品店の裏にあるのが「三軒家アパート」。
その名の通り、路地裏に古い三棟のアパートが連なっていて、そのアパート群の前にある小さな空き地に、このようにテーブルとイスが並んでいる面白い施設です。
アパートは店舗に改装されており、小規模なお店がいくつも入居しています。
テナント銘板が渋くてかわいらしい…笑
そして、テナントは基本的にゴチャゴチャしてる感じで面白い。
古民家の中に卓球台がボンと置かれてたり、昭和レトロな雰囲気がそこらじゅうに漂ってたり、チューニングの合ったベースが無造作に置かれてたり、なかなかにカオス。
家賃もお安くチャレンジショップのような形なので、あまり商売っ気が無く、さながらアートのような店舗構成になっています。
古民家卓球って面白いなぁー。
尾道の有名ゲストハウス「あなごのねどこ」
空きPでは、収益事業として2つのゲストハウスを運営しています。
そのうちの一つで、最初に展開したのが商店街に軒を構える「あなごのねどこ」です。
人口14万人の地方都市とは思えないほど栄えている商店街の一角に、ヒッピー感と昭和レトロ感が混じって主張する面白い間取り。
ここも商店街にあった空き家を改装して、ゲストハウスとして営業している施設です。
1階の手前のドアを開けると、実はそこはカフェになっていて…
カフェ入口の横には、まるで裏路地のような細長ーい廊下が続きます。
この廊下を通って、ゲストハウスに入るという何とも面白いアプローチ。
そして、さらに廊下をゲストハウス入口より奥に進むと…
なんと、表参道~青山あたりにありそうな、やたらお洒落な本屋が入ってました…!
古本と新刊の両方が揃えられていますが、どちらも何だかほっこりする選書でした(ビジネス書しか読まない僕には良く分かりませんが…)。
ただのゲストハウスと思ったら、カフェもあるし本屋もあるし、空き家から出てきたガラクタを売るリサイクルショップまでありました。
なんなのこのカオス感。良すぎ。
【追記予定】