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旧友からのビジネスの誘い…マルチ商法の勧誘に注意!その手口

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「収入を増やしたい!そうだ、副業やろう、投資も勉強しよう!」

と意気込み始めた当初に必ず付いて回る闇。その一つが「マルチ商法の勧誘」です。

 

「いや、そんなん騙されないから大丈夫」と思っていませんか?

いや、根拠も無しにその考えを持っていると危ないです。彼らは勧誘のプロ(下っ端が勧誘して上がクロージングする)なので、手口を知らないとうっかり騙されてしまいますよ。

そしてマルチ商法では勧誘した相手を少しずつ巧みに洗脳して価値観を変えてくるので、そうなったらあなたはお金を搾り取られたり、大切な友人を失くしたりすること請け合いです。

 

実際、僕もサラリーマン2年目の頃に大学の友人に騙されてマルチ商法の勧誘にハマってしまい、危うく商品を買いそうになる所でした(すんでの所で逃げた)。

当時の僕はまだ駆け出しだったので、想いだけが先行して色々な知識がまだ浅はかだったため、彼らのキラキラした甘言につられてしまったんですね。

まぁ、実際はいい具合にビジネス脳へと洗脳してもらえて、かつ養分をほとんど提供していなかったので個人的にはプラスの体験になりましたけどね。笑

 

…とはいえ、マルチ商法は会員(ディストリビューター)にとってはマイナスサムゲーム。商品を売れば売るほど、勧誘すればするほど、会員全体としては損失が溜まっていく非常にリスキーなビジネスです。

稼げるのは上位の親ネズミ、本当にマルチ商法が得意な勧誘の天才、そして何より商品を卸しマルチ商法システムを提供するアムウェイなどの胴元の会社です。

 

こうした事実があり、ごく一部の既得権益者か超優秀な人しか稼げないビジネスを、僕からどなたにオススメできましょうか。

今回の記事は、以前の僕のように副業や投資、起業にギラギラし始めた会社員のあなたに向けた警鐘でございます。

マルチ商法勧誘の手口をご紹介しますので、参考にして頂き、くれぐれも引っかからないようにしてください。

 

【もくじ】

 

マルチ商法の仕組み

マルチ商法では「商品を購入・販売する」「会員を勧誘する」の2パターンでお金を稼ぐことができます。

胴元から商品を仕入れて売ることで利ざやを得ることができますが、誰もが重視するのは会員の勧誘です。

なぜかというと、自分が勧誘した会員は自分の子ネズミとなり、子ネズミ・孫ネズミの商品を購入したお金の一部が貰えるからです。

 

そこで多くのマルチ商法グループ(親ネズミと子ネズミ達が集団で勧誘活動を行っているんです)では、「商品の自己購入」を当たり前に勧めます。

マルチ商法の多くは健康食品や寝具、日用品メーカーが営業・マーケティング手段として用いているものなので、自己購入を勧める際には「普段使うでしょ?」という売り文句を合わせてくるのが非常に厄介です。

 

で、その購入額も、自分ではとても使いきれないような量を一括発注させるんですよね。

僕が勧誘されたグループでは、「24万商品を買えば一気に会員ランクが上がるよ!皆そうしているよ」と既定路線を作り、段ボール十箱近いシャンプーなどを買わされていました。

となると、子ネズミが24万円分商品を購入したので、親ネズミにはマージンが入ってきます。

このようにして「勧誘⇒洗脳⇒高額自己購入⇒勧誘させる⇒洗脳⇒高額自己購入…」という闇の深いループがマルチ商法には存在しているのです。

 

マルチ商法勧誘の手口

以上の仕組みが分かったところで、マルチ商法勧誘の手口について代表的なものを挙げていきます。

これらに該当した場合、警戒レベルをマックスにしてください。

 

交流のない旧友から急に連絡が来る

典型的パターンですね。昔の学校の友人から「久しぶり!何してんの?会わない?」なんて急に連絡が来るってやつです。

普段会ったり連絡取ったりするような仲でもない人間が、久々だからと言って急にあなたと会いたがるわけないですよね。普通は。

もう十中八九マルチ商法の勧誘です。あるいはねずみ講などの詐欺への勧誘、強盗や恐喝が目的でしょう。

 

もちろん、この手口は多くの人に知れ渡っているため、最近では「共通の友人と一緒に遊びに誘う」「社会人サークルの集まりに誘う」という手法を用いて勧誘してきます。

必ずしも「二人で会おう」なんて不自然なことを言ってこないのが厄介なところです。とにかく普段連絡を取らない旧友からの突然の連絡には厳重注意です。

 

「仕事?めっちゃ楽しいよ!」アピール

マルチ商法に勧誘するターゲットは「仕事に嫌気が差していて、現状を変えたい」と思っている人です。ズバリ僕がそうでした。

そうした人に対して「うちは仕事めっちゃ楽しい!充実してるよー」ってキラキラアピールをして、「マジかぁ、いいなぁ…」という言葉を引き出しにかかるのです。

ま、もちろん実際は親ネズミに養分を吸われて財布も人脈もカラッカラのヤバい状態なんですけどね。キラキラどころかどす黒いよ。

 

彼らは仕事が楽しいと言っているにも関わらず、いざ仕事の話になると具体的なことを言い出しません。ただ勧誘目的で「楽しいアピールしてこい」と親ネズミに言われているだけだからです。

普通仕事が楽しかったら、言える範囲で自分が手掛けているプロジェクトの話なり、仕事の醍醐味なり、社会に与えるメリットなりを面白そうに語るんじゃないでしょうか?

具体性のない「楽しいよ!」という言葉ほど信用に足らないものはありません。

 

「めっちゃすごい人いるんだー」アピール

上記と合わせて、「自分を変えてくれたすごい人」という触れ込みで親ネズミと会うことを勧めてくるのもマルチ商法勧誘の典型的パターンです。

まあ確かに凄い人かもしれません。マルチ商法で子ネズミを何人も抱えるなんて、優秀かつクレイジーな営業マンじゃないとできませんから。

自ら勧誘に走る子ネズミはまだ駆け出しなので、セールストークや洗脳が上手ではありません。なので「子ネズミ勧誘⇒親ネズミに会わせる⇒クロージング⇒自己購入…」という流れに持っていくのです。

 

あなたが本当にすごい人に会いたかったら、なんか業界のカンファレンスにでも行けばいいと思います。壇上ですごい人には会えます。

起業を支援するまともな団体もたくさんありますし、その集まりに行ったら「すごい人」と会うことのマイナス数百倍タメになりますよ。

※すごい人と会う時間はそもそもマイナスなので、マイナス数百倍

 

やたら仕事や収入について聞いてくる

そうそう、上記のようなキラキラアピールをするために、勧誘ではやたらとあなたの今の仕事や収入の状況について確認してくるケースが多いです。

そして「仕事つまんねー」「もっと金欲しい」という不満を引き出し、「マジで?ドンマイ、自分は今めっちゃ充実してるけどなぁ」なんて言い出すんです。

確かに社会人になって久々に会ったら仕事の話は自然です。でも、そこには不自然な闇が鬱々とうごめいているのですよね。

 

うまい話はない。コツコツ副業・投資しよう

結局、人づてにうまい話なんて来ないんですよ。あるとしたら、あなたが本当にその方向に向けて頑張っている時に、仕事や人脈の紹介という形で降ってくるだけです。

ただ悩んでいるだけで社会に価値を提供できていない状況のあなたは、まだおいしい話が降ってくるタイミングではないんですよ。

それを理解していれば、マルチ商法の勧誘も詐欺の誘いも回避できる可能性がグッと高くなるはずです。

 

今回の記事ではマルチ商法の勧誘を避けるために手口を共有しましたが、以下の記事も合わせて読んで頂き、くれぐれも自己防衛して頂くようお願いします。

 ちゃんとした副業・投資をするには、以下の記事で紹介しているものをチョイスすればまず安心です。まずはここから。