世の中には大層なお金持ちがいてですねぇ…
僕達のような庶民にはまだまだ雲の上みたいなお金持ちは、なかなか常識とはかけ離れた価値観を持っているようです。
以前僕が勤めていた会社で、すごい家のお嬢様がいたんです。僕はあまり面識が無かったんですが、他の社員づてに聞く話がすごいすごい。
実家は関西某県。まるでファンタジーかのような巨大な敷地の豪邸で、なんでも敷地から玄関が見えないんだとか…。マジかよ。
で、さらにたまげた話を聞いたことがあるんですが、
親にマンションをプレゼントしてもらったらしい
んですよ。なんか堂々と当たり前のように「マンション買うてもろたんですわー」みたいな感じで話して周りは度肝を抜かれたとかどうとか…
庶民の感覚だと、さすがに「マンションをプレゼントする」って意味わからなくないですか?
だって、住みたくもないマンションだったら嬉しくないし、維持費かかるし、それに物や体験なら「あープレゼントだ」ってなるけど、「区分所有権をもらう」って何だか違うような…。
そんな感じで「お金持ちの思考は良くわからんなぁ」と思っていた僕でしたが、ここ最近ふとその話を思い出して、今ようやくその意味を理解できるようになりました。
実はプレゼントはマンションではない!
確かにその人はマンション(の区分所有権?もしかしたら一棟かも…)を親に貰ったと言いますが、実のところは、親がプレゼントしたものは、本当は「マンション」ではないと思います。
では何かというと「資産を運用する経験」です。
お金持ちは、手に入れたお金を投資に費やしたり、ビジネスに再投資することでさらにお金を増やしていくことを繰り返してだんだんと富を蓄えます。
庶民がお金持ちになるには同様のことをしなければいけないし、お金持ちがそうあり続けるにも、同様に「所得の再投資」を行い続けなければなりません。
なので、お金持ちの人に必要なのは「投資の知識」であり、お金をきちんと運用して利益を出せる知識とノウハウなのです。
もしも僕がマンションをプレゼントされたとしたら、取れる選択肢は3つあります。
・今の借家を引き払って、そのマンションに住む
・そのマンションを貸して家賃収入を得る
・いらないから売る(心境的にできないだろうけど…)
この中でも「プレゼントされたマンションは、必ずしも自分が気に入って住みたかった物件ではない」と考えると、現実的に取る選択肢はおのずと「貸す」ということになります。
要は、お嬢様はマンションをプレゼントしてもらったことで、親御さんから「これで投資の経験を積みなさい」という教育指導をしてもらった、と考えるのが妥当なのだと思うのです。
そう考えると、それはプレゼントというより本当に単なる教育ですな。笑 まあ、家賃収入がこれから入っていくのは当然大きいですが。
僕はその話を聞いただけで、実際にその人がどんな風にマンションを使っているのかは知りません。
ですが、お金持ちのお金の使い方、お金に関する常識を理解できて「やっぱり考えることが違うなぁ」と感心してしまいました。
キャバ嬢へのプレゼントはうまくいかない
でも、中にはお金があるからと言って、行きつけのキャバ嬢にマンションをプレゼントするなんて人もいるようで…。
その場合は十中八九無駄遣いで終わり、「投資の経験を…」なんて高尚な意味は持てないんじゃないかと思います。
キャバ嬢をやっている人が投資に関心があるとは限らないですし、何より彼女らにとってみれば「客が持ってきたチップ」にしか過ぎないですからね。
そういうお金の使い方をしちゃう人は、お金持ちといっても「あぶく銭が手に入った成金」じゃないでしょうか。お金の価値やありがたみを理解していないというか。
そういう人がキャバ嬢にマンションをプレゼントしちゃう理由は、教育だとか投資だとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ、「連れ込み部屋」を作るためじゃあねーのかッ
…まあ、僕の身の回りにはそういう人はいないので幸いですが、とにもかくにも「お金の使い方は、ちゃんとしたお金持ちに学べ」ということですな。
僕も自分の子供に「マンションやるから、これで投資やってみろ」なんて言いたいですわ。
【次はこの記事もオススメ】
⇒お金持ちである起業家、投資家は必ず「リスクを取る」という行為も人一倍多くやっています。投資はお金がかかるので、立派なリスクテイクなんですよね。
⇒また、不動産投資は手間がかかります。ゆえに勉強できる幅も広い。そういう意味でも、不動産投資をやらせるのは良いなと感じます。