「気になる物件を見つけたけど、問い合わせするのが面倒」
「電話は好きじゃないから、業者から電話来るのが嫌だ」
という思い、あなたは持っていませんか?僕は持ってます。
僕は電話が嫌いなので、どうしても物件の問い合わせっておっくうになりがちなんですよ。
とは言っても、不動産投資をするには色んな物件を検討しなければならないので、何社も問い合わせをしなければいけないわけです。
でも、ある日よく考えたら、「無理して電話する必要はない、むしろメール中心でやり取りした方が良い」ということに気付きました。
本当か?と思う方も多いかもしれませんが、参考に僕の考えをシェアします。
特に、初対面の業者とのコミュニケーションを取るのがちょっと…という人見知りの仲間には知っておいてもらいたいです。
【もくじ】
実は、メールで仕事ぶりが大体わかる
これに尽きるんですよ。メールの文面を見れば、担当者の仕事ぶりは大体分かるんです。
物件の問い合わせをした際、丁寧なメールを送ってくる業者は親身に付き合ってくれるいい方の可能性が高い。
対してテンプレをそのまま送ってきたり、超シンプルに「ご査収ください」程度しか送ってこない業者は、それだけの仕事ぶりであることが多いです。
もちろん例外はありますが、僕の今までの経験値では大体あてはまります。
不動産会社では、「物件問合せを受ける⇒メールで資料送付⇒電話で顧客とコミュニケーション⇒店に来てもらい、内覧や囲い込み」という流れで営業を進めるパターンが多いです。
そのため、メールを頂いた後に電話も頂く可能性が高いのですが、ここでもやっぱりメールの文面通りの印象を受けることが多いです。
丁寧なメールを貰った業者からは、問い合わせ物件の補足情報や内覧日程の調整、条件のヒアリングなど、こちらの身になって案内してくれます。
対して、流れ作業のようなメールを貰った業者では、対応も流れ作業っぽいなぁ…という印象を受ける場合がほとんどです。
もちろん、その印象は内覧などそれ以降のコミュニケーションでも同様の印象を抱くことになります。
なぜこのような傾向が出るのかと言えば、しっかりしたメールを打つのは面倒だからだと思うんです。
テンプレートや短い文章でメール送付をすれば、確かに時間がかからず効率良く業務をこなせます。
しかし、お客さんを囲い込みたい、ぜひ買ってもらいたい、という仕事やお客さんに対する想いがあれば、それだけ気合を込めた文章を書けるわけです。
ゆえに、気合の入った対応をしてもらえるかどうか、メールの文面さえ見れば大体分かるのです。
なので、あなたは無理して物件問合せをした後、業者と電話をする必要はありません。
メールで印象の良かった人とだけ、電話がきたら話すくらいの勢いで何も問題ないです。むしろ効率的だと思います。
じゃあ、いきなり電話が来て対応が良かった業者は?
たまにそういう業者もいます。メールではなく、いきなり電話でファーストコンタクトを図ってくる方。
いい対応をしてくれれば良いのですが、僕の場合はそれでもあまり良い気はしないです。
大体、業者とのファーストコンタクトは物件の問い合わせ時です。「詳細資料が欲しい」とか「内覧したい」とか、ポータルサイトのフォームにあるチェック項目に基づいて連絡をするのですが…
資料送ってと言ってるのに電話してくるとか、内覧スケジュール調整に電話してくるとか、ぶっちゃけ非効率的な行動じゃないですか。
こっちはメールで写真や物件資料添付して欲しいし、スケジュール調整も電話よりメールの方が圧倒的にやりやすいんですから。
あと、最近ホリエモンの「多動力」って本が話題ですが、その中で氏は「電話はムダ、人の時間を奪うダメツール」なんて批判もしています。
さすがにそこまで言うのはアレだと思いますが、確かに電話は人の時間を拘束してしまうので、僕は極力電話するのは避けたいと思っています。
そういう意味でも、いきなり電話を掛けてくる業者にはいい印象は抱きません。
今後も電話主体で連絡がきて、忙しい時はやり取りしづらかったり、文章で残すべき連絡すら電話でよこす(経験したけどダメでしょ…)と考えますからね。
あなたがどう思うかは分かりませんが、僕はそう感じるので、いくら対応が良くてもいきなり電話を掛けてくる業者とは無理に付き合わなくて良いと思います。
僕の理想は、対応も親身で、個人的にも仲良くなれて、Facebookとかで繋がってメッセンジャーで半リアルタイムのやり取りをできる方です。笑
ビジネスでは「文章が基本、電話は時々」が本来
ここまでメールやメッセンジャーツール、チャットが普及した今、電話メインでコミュニケーションを取るのは間違いだと僕は思っています。
だって、文章だと「記録が残る」「報連相が簡単」「時間を拘束しない」「すきま時間で対応できる」といった大きなメリットがありますからね。
対して電話だと、1対1でしか連絡できないし、メモか録音しないと記録が残らないし、電話中はそれにかかりっきりになるし、デメリットも大きいわけです。
もちろん、電話は文章に残せない話ができたり、相手との距離を縮められたり、メリットもあるのですが、基本的にビジネスにおいてはサブ連絡ツールとして使うべきだと思います。
高齢の地場不動産会社さんなんかは、メールに不慣れだったりするので電話メインになりがちです。
それはある程度仕方ないかも知れませんが、僕はそういう業者さんとは積極的にお付き合いしないし、ビジネスマン的にも疑問です。。
…というわけで、あなたも「電話がおっくうだから物件の問い合わせをためらってしまう」と考えた時は、無理して電話する必要はないと思ってください。
気になる物件があった時に、連絡をためらったせいで内覧に行かず、結局他の人に売却が決まってしまった…となったら、あなたの機会損失ですからね。
不動産投資をするなら(住まい探しでもですが)、気になる物件への問い合わせはガンガンしていくべきです。
注:あなたも親身にメールを返しましょう
最後に注意ですが、親身なメールだろうがぶしつけなメールだろうが、業者からメールを頂いたら、あなたはきちんと親身に丁寧なメールを返信してください。
向こうは忙しい中であなたに連絡をしてきてくれています。なので、最低でも「ありがとうございます。資料拝見致します」ぐらいの連絡はしておくべきです。
それは人として当然のことですし、何より内覧以後のお付き合いをお互い良くするためにも欠かせません。
たまに「金を払う俺の方が偉い」と思っているのか、業者を下に見る人を見かけます。
(そういう人が多いせいで「業者」って言葉自体にマイナスなイメージが付いてしまってますよね)
はっきり言って最悪です。ビジネスマンとして、一刻も早く是正すべき価値観です。
クライアントも受注側も、大家も不動産業者も、すべては対等なコミュニケーションです。
あなたが仲介手数料というお金を彼らに支払うかわりに、彼らは物件の仲介というサービスを対価としてあなたに支払っているんですよ。
だから「お金を支払うのが偉い」と思っている人は、ビジネスに対する知識と相手への思いやりが欠けていると言わざるを得ません。
「そういう人だな」と思われたら、あなたは絶対損します。そういった意味でも、業者には丁寧に感謝の意を伝えましょう。
不動産投資は業者との良いコミュニケーションが成功の大きなカギ。「フレンドリーで魅力的な不動産投資家」になりましょう。