こんにちは、すずきです。
地域おこし協力隊の身分のおかげで、研修やセミナーの案内をちらほらと頂きます。精力的に色々と企画してくださる三重県には感謝です。
研修やセミナーは、スキルを得るというよりは他地域の協力隊との人脈作りに有意義なので重宝しています。
でも、人脈作りに関しては僕なりに思うところがあり、今日も仲間の協力隊とその話を二三したところでありました。
僕の思うところとは、「武器のない人間に価値はない」ということです。この言葉は身近な方の受け売りですけど。
もっと簡単に言うと、「人に提供できる価値が無いと、自分の魅力は分かってもらえない」ということです。
正直、僕は自分自身、「人に提供できる価値」がまだまだ多くないなーと考えています。
それで今、不動産投資とかWebメディアとか、新たな武器となるビジネスを地道に仕込もうとしているわけでございます。
まあ、僕の身の上話はいいとして…人脈作りにおける「人に提供できる価値」の大切さは皆さんに分かって頂きたいので、記事にしたためようと思います。
新米の地域おこし協力隊などなど、「人脈作り頑張るぞー!!」と考えているあなたにシェアしたい考え方です。ぜひご一読をば。
【もくじ】
「あなたが交流したい人」とは誰か?
まず考えるべきは、「あなた自身は、交流会でどんな人と交流したいか」ということです。
それは端的に言うと「自分に価値を提供してくれる人」じゃないですか?どんな言葉で言ってもきっとそうですって。僕はそうです!はい。
え?かわいい女の子と交流したい?
その「かわいい女の子」は、交流してる間、あなたに幸せっていう価値を提供してくれるじゃないですか。
「仕事とかお金とかどーでもよくて、気の合う面白い奴と付き合いたい」って?
いや、そういう人だって、あなたの過ごす時間がハッピーになる価値を与えてくれてるじゃないですか。
結局、新たな人脈…というか人付き合いって、結局「自分に価値をもたらしてくれるかどうか」で全部決まるんですよ。
価値っていうのは、お金や仕事だけじゃなく、日常の楽しみや幸せ、ワクワク感とかいろんな形があります。
とにかく、そういった価値を相手に提供し、相手を幸せにできる人間こそが「交流したい人」になるんですよ。
もしあなたがこれに納得しないと言っても、僕は譲りませんよ…笑 きっとそういう人こそ、あなたが交流したいと思っている人そのものなハズです。
「でも、そんなん誰だって人に価値を与えてるんじゃないの?」という声も聞こえてくる気がしますね。
いや、確かにそうです。他人に対して何かしらプラスの価値を提供できるのは、人として当たり前の素養だとは思います。
しかし、交流会だの懇親会だのパーティだのとなると、また話は別。人の心を掴むには、やっぱり分かりやすい武器が必要なんですよ。
特に僕のような口下手はね。
一日の出会いは一日のインパクト勝負
言うなれば↑です。大勢の中だと黙り込む僕みたいなタイプだと、これがなかなか難しいんですよねー。この前もよく面倒見て頂いてる方に「良くないぞ!」と注意を受けてしまった。
トークがうまければ人の印象に残りやすくていいんですよ。会話が弾むと楽しいから、「またこいつと絡みたいな」と思ってくれますから。
けど、口下手な人は明らかにビハインドなので、それ以外の「人に提供できる価値」を用意しておく必要があると思うのです。
それは手品のネタでもいいし、一発芸でもいい。あるいは、ドローンの空撮ができるとか、商品デザインができるとかの職能でもいい。
こういうのがあれば、それをPRするだけで「こいつ面白い!」とか「一緒に何かできそうだ」なんて思ってもらえるので、一気に印象に残るようになりますよね。
まあ、これはプライベートの話。僕が今日語りたいのは「仕事の人脈について」だから、以下から本題ですハイ。
仕事目的の人脈なら、価値が無きゃダメ
冒頭の「武器のない人間に価値はない」っていうのはこういう意味です。「仕事上の人脈を増やしたかったら、必ず武器を持て」っていうことです。
武器っていうのは言わずもがな、「ビジネスで相手に提供できる価値」ですよ。
地域おこし協力隊として活動していると、全国各地の仲間はそれぞれ多様なバックボーンを持っており、多様な能力を持っています。
ゆえに、協力隊との懇親会になると「前職は不動産屋と広告代理店でした。不動産投資とWebマーケティングなら色々教えられますよー」なんて話が出てくるわけです。
もちろん、大体の人は自分の武器を持ってます。営業スキル、品質管理スキル、接客スキル、英会話などなど。
ただ、そこには「分かりやすさ」と「武器の強さ」が必要なんですよね。
相手に分かりやすい価値を持っておくべし
僕の強みって「Webマーケティング」って表現していたんだけど、それじゃ全然他の人は分かってくれないんですよ。
マーケターを志向する人間にとって、人に伝わらない表現をしてしまっている時点で糞なので大反省なのですが…
なのでうまく言い換えて「より多くの人にWebサイトを見てもらうためのノウハウ」とか「人の心を動かして、商品を購入してもらえる文章の書き方」とか表現しているんですが、これでもうまくいかない。
「これは俺に表現のセンスがないのか?」とも思いましたが、今の仮説は違います。
結局、Webって「素人目には成果が見えづらい」ものだから、会話だけだと全然実感を与えることができないんですよね。
PV数とか言っても普通の人は分からんし、数字を見せたところで「?」って感じなので…
実際にビジネスを行って、「Webサイトを作って販売したら、〇ヶ月で今までの売上の〇倍まで成長した」と言えるようにならなければ、ビジネスアピールには繋がらないなと感じるのです。
こういう言い方であれば、どんな相手にも分かりやすいし、玄人に対しても納得してもらえます。
僕はこういう実戦ベースのアウトプットが弱いので、「Webマーケティングのスキルは武器としてまだ未熟だ」と考えています。
「武器の強さ」とは
武器の強さっていうのは、要は槍の攻撃力です。どれだけ相手に深く突き刺せるか、ですよ。
実現した成果がでかいほどその武器が強いと言えるし、相手が求めているスキルをあなたがちょうど持っていたとしたら、それもピンポイントでズブリと突き刺さる強力な武器になるわけです。
上記の話でも、「俺は月間10万PVのブログを作れるんだぜ」というのと、「毎月10万円の収益を生み出すアフィリエイトサイトを3つ作って運営中です」というのとでは、確実に後者の方が武器としては強いでしょう。
また、「ロシア語ペラペラです」と普通の人に言ったところで「すごいですねえ」で終わりますが、通訳士を探している通訳会社の社長からしたら「ウチで働いてみないか?」と目をらんらんとさせるかも知れません。
要するに、相手の心に突き刺さる、ナイスな価値をあなたが提供できるのかどうか。これがカギなんです。
こうやって初対面の人に対して一発でアピールできる実績、スキルを持っておかないと、ビジネス上の人脈作りは難しいと思います。
協力隊の交流会は基本的にビジネスの場
人それぞれ色々な考え方はあると思いますが、僕は「地域おこし協力隊の交流会はビジネスである」と思っています。
単純に田舎暮らしの手段として協力隊を選ぶ人とかもいますが、協力隊の本分である「起業」「地域おこし」という観点から考えると、活動の全てはビジネスじゃないといけないわけです。
どんな理由で協力隊になったにせよ、「自分は仕事をしに来ている」という自覚を持って、日々活動しなきゃいけないはずなんです。
僕も日々の活動でムダな行為や時間を極力削り、任期後のなりわい創出とミッションに沿った活動に尽力しなければいけません。
もちろん人脈作りも大切なのですが、まず僕に必要なのは「武器」です。ビジネスで人に提供できる価値、実業で利益を上げたという実績です。
その武器を作ることが、最も僕が今注力しているところです。「Webメディア」と「投資」という二軸なので、性質上ちと分かりづらく、時間はかかりますけどね。
さてさて、なので今日仲間と話した内容も、大体僕はこんな感じでした。
「人脈作りに研修とか行くのもいいけど、まずは自分の武器を持ってから。じゃないとあんまり意味はない」
「人に理解してもらえて、提供できるメリットを実感してもらえる実績を作り、提示するべき」
いつもの癖で、「よく分かった奴」みたいな目線で偉そうに話した気がしますが、この言葉は僕自身への戒めなんです。。
僕は今後も研修やセミナー、イベントの類には積極的に参加をしますが、必ずビジネスの視点で内容を吟味します。
で、参加したら何かしら「次につながる話」を作りたい。そのためには新たな人脈を作ることが重要で、そのためには実績ベースの武器が必要。
なので、地道に自身のビジネスを頑張っていこうと思います。
ま、ビジネスビジネス言ってるけど、協力隊のメリットは「固くならずにビジネスを作っていける」という適度なゆるさだと思っているので、柔らかく行きます。
とりあえず「面白い!」を仲間とお客さんでシェアできて、それでお金も頂ける活動であればオッケーって感じです。
今はガッツリ稼ぐより、収益の基盤作りと面白い実績作りです。がんばんべ。
じゃあの。
P.S.亀山会長が同じこと言ってた
そうそう。多分無意識に影響されていたんだと思いますが、先日だかFacebookのタイムラインでDMMの亀山会長が同じこと言ってたのを見かけたんでした。
人脈はあるに越したことはないけど、それだけだと単なる知り合いだし、仕事でも紹介者で終わるのがオチだよね。結局のところ、自分が信用される仕事ができないと、あまり人脈は意味がないってこと。だから、まずは自分の仕事力をしっかりと育てることだと思う。
あぁ、まさにその通りだよなぁ。
ということをようやく実感として感じられるようになってきた、社会人6年目の僕でございました。
あ、すごく売れているビジネス書籍「レバレッジ」シリーズ生みの親の本田直之氏も、同じ意図で人脈に関する本を出していました。
なんかレビューには「コントリビューション」って横文字がたくさん並んでるけど、それは要するに「相手への貢献、価値提供」っていう意味ですよ。
この記事にある僕の考えを、一流のビジネスマンの視点で解釈したらどんな感じなのか?興味ある方や仕事のために人脈を広げたい方は読んでみたら良いかと思います。