ちょっと更新が滞っていました。
こんにちは、すずきです。
なぜ更新が滞っていたかと言いますと…
実は、7/29~8/1にて、尾鷲の九鬼という集落で開催した「古民家改修ワークショップ」の運営にガッツリ携わっていたからです。
終日、肉体労働に写真撮影、車での送迎と、なかなかにハードでした。
おかげで昨日までガッツリ疲れを引きずってしまいました。肉体作業って大変だなぁ。
この古民家改修ワークショップは、もともと「移住体験住宅プロジェクト」の一環。
九鬼にある立派な古民家を修繕し、尾鷲市の移住体験住宅として整備するために、参加型の改修ワークショップを企画しています。
作業しながら田舎暮らしのリアルを体感し、地元民との交流や、尾鷲の魚で飲み会を楽しんでもらう形。
安いながらもちゃんとお金を頂くので、主催側の持ち出しも少なくなる形です。
で、そんなワークショップには、「尾鷲に移住を考えている人」「DIYが好きな人」「大学の研究の一環で来た学生」などが参加してくれました。
色んな方々に尾鷲を楽しんでもらえたようで、何より。
そして、参加者の中から、移住希望者の方の感想を聞いて「やっぱりそうだよなぁ」と思ったところをシェアしようと思います。
移住を決める要素は「人」である
これは、全国的に地方へのUIJターンを推進する機関の人からも聞いた話なんですが。
今や、人が移住=地方へのUIJターンを行う事への決め手は「人」だそうです。
(もちろん、働き口などの問題をクリアした上でですが)
この「人」と言うのは具体的に言うと、「その地域で暮らしている人」です。
自分の親族、地元の知り合い、ずっと地域を離れた事のない人、Uターンしてきた人、東京からIターンしてきた人、などなど。
実際に、その地域で暮らしている人の事を知り、その影響を受けることで、移住への意志を固める傾向が強いんだそうです。
今までは移住を決める要素として「のびのび暮らしたい」「空気がうまい」「新鮮な野菜や魚を食べたい」みたいな、自然環境が重視される考えにありました。
しかし、今までの「移住」と言うイメージは、多くが「リタイア後の田舎暮らし」。
仕事の心配をせず、生活コストを下げながらゆったりした暮らしを実現するための移住なので、自然環境が大事にされてきたんだと思います。
しかし、昨今の地方創生の流れにあっての「移住」の定義は、もはや「リタイア後の田舎暮らし」にはとどまらなくなってきました。
もう、若い人でも、老人でも、仕事の用でも農業暮らしでも、とにかく「都会から地方へ行く」という形に範囲が広がっています。
そして実際、地域おこし協力隊等の制度の拡充もあり、今まではあまりいなかったであろう若い世代の移住者がにわかに増え出しています。
そうなると、やはり今までの自然環境を重視する流れには変化が起きるわけです。
そうして、「人」を重視する傾向が、昨今の移住者には見られるようになったと言います。
まぁ、これは冷静に考えて至極真っ当でしょう。
移住して心配なのは、やっぱり地元での人間関係ですからね。
集落部に行けば、都会とは真逆の、狭く深い関係性を持って生きなきゃいけない。
だから、住民が良い人ばかりなら良いですが、排他的で付き合いづらい人らばっかりだったら、そりゃあ毎日辛いですよね。
また、地方都市だとしたら、友達がいない環境に飛び込むのは寂しさが強いです。
異動等で地方に転勤した人などは分かると思いますが…
繁華街でキャッキャしてる地元の若者らを尻目に、自分はぼっち、というのは、馴れるまで結構ダメージがあると思います。
だから、仲良く喋れる友達や仲間を作って行かなければ、楽しい移住ライフはなかなか実現しづらいのではないでしょうか。
そんな感じで、自分の日々の生活を楽しくするも辛くするも、一番は「人」。
どんな人々と一緒に生活するかは、とっても大事なことなのです。
朱に交われば赤くなるがごとく、ですしね。
あと、移住を勧めてくれた人が良い人だったら、これはかなり心動くと思います。
僕は尾鷲市の地域おこし協力隊になるに当たって、当時の担当職員の方がすごく印象が良かったので、それが大きな励みになりました。
人間、「尊敬する一人」には簡単に影響を受けてしまう生き物なので、これも当然でしょうか。
僕は尾鷲に移住者を呼び込むコンシェルジュとして活動しています。
だから、僕もそういう「尊敬する一人」になって、尾鷲への移住を呼びかけなきゃいけませんね。
コネクションやビジネス、地域活動等を通して、地域のカリスマを目指そう。
今の僕には、まだコンテンツ力が足りないので。
誰かに尊敬される人物になれるよう、もっと頑張るぞー。
「鈴木さんがいたから、尾鷲に移住を決めた」
って言う人をドンドン作って行くのが、協力隊としての僕の使命であり目標です。
じゃあの。