これでまた世界が大きく変わるかも知れません。
こんにちは、すずきです。
【もくじ】
グーグルアースは仮想現実へ
Googleが、VR(仮想現実)を使って地球上を飛び回れる「Google Earth VR」を発表しました。
現在のグーグルアースでは、パソコンの画面上で地球上をグイングイン飛び回れる面白い体験が出来ますが、それが仮想現実に対応したという事は、あなた自身が地球上を飛び回っている体験に入り浸れる、という訳です。
これは相当…凄いと思いますぜ。
まぁ、百聞は一見に如かず。まずは動画をご覧ください▼
凄くないですか?この迫力。
動画でもこの迫力ですが、VR用のゴーグルキット(HTC Viveという製品のみ対応中)をかけて覗くと、本当に自分が空を飛んでいるかのような感覚に陥るそうです。
このグーグルアースVRは、VRキットを入手すれば、実際に個人でも体験することが可能です。
まずは、VRを楽しむ為のキット「HTC Vive」を購入する必要があります。
(要は、「HTC Vive」がプレステ、グーグルアースがソフトという関係です)
- ジャンル: 液晶ディスプレイ
- ショップ: ツクモロボット王国@楽天市場店
- 価格: 107,784円
購入したら、部屋を片付けてセッティング。パソコンと繋ぎます。
VRゲームを楽しむ為には、部屋をきれいにして動き回れるようにする必要があるのです。
VRゲームの入手は、「Steam」というWebサイト上で可能。
こちらで「Google Earth VR」をパソコンにダウンロードし、インストールすることで開始できます。
まだ日本語対応はしていないそうなので、遊ぶ際はご注意を。
実際にグーグルアースを楽しんだ人の声
【16/12/24感想追記しました】
早速、実際にSteamからダウンロードして、グーグルアースで世界を飛び回った体験をした人々がいるようです。
果たしてどんな感想を持ったのでしょうか。一部を抜粋します。
凄えとしか言いようがない。これは絶対に体験した方がいい。
巨大なジオラマの中にいるみたい。
この感動は実際に体験したものにしか分からぬ。
素晴らしいです。感動しました。
本当にGoogleEarthの世界の中に入ってシームレスに世界中を見ることができます。操作は分かりやすく、簡単に見たい場所へ飛んで好きな高さ、角度、サイズに調整できます。酔わないように視界が狭まる工夫もされています(設定で解除可能)。太陽を掴んで時刻を変えられる遊び心がにくいです。
ストリートビューやデスクトップ版のGoogleEarthのように様々な情報や写真を表示することはできませんが、今後それらの機能が追加されたら完璧ですね。これで無料とは…さすがとしか言いようがない。
地球上の建築物や地形などすべて立体視で見ることができる恐ろしいソフト
鳥や飛行機のような移動ができ酔い対策もバッチリである
時間設定も出来る
人生観が変わりそうなくらい壮大なソフト
大人の事情でぼやけていたり、平坦な建物はたくさんあります
各建造物は写真からの自動生成なのか歪んでおりアップで見るときれいではないです
沖縄の砂浜がへこんでいたりと高低差も微妙に狂っているところが見受けられますが
今後アップデートしてどんな進化をしていくのかとても楽しみ。
ちなみに最大拡大スケールは等身大ではなくよりおおきくなったウルトラマンサイズ
メニューから飛べる観光スポットは6か所用意されていますが、もっと増えるとよいですね。
凄すぎるの一言。人によっては人生観が変わるかも知れない。
宇宙から地表へとクローズアップしていくと、まるで天地創造の神様になった気分が、本気で味わえます。
街に降りたときの様子は、超リアルなシムシティの世界といったところでしょうか。
近接的な美しさでいえば、作り込んであるDestinationsなどのほうが上ですが、こちらはどこまでも世界が広がる点、自由に移動が出来て、自由な視点で楽しめる点が強みです。
Googleの持っている3Dデータからひっぱっているので際限なく見て回れます。あっという間に時間が過ぎそうです。
いやー、かなりの高評価ですね。
まだ日本語対応もしておらず、見られるスポットも限定されているようですが、これからの進化が楽しみです。
もちろん、日々アップデートを行っているので、グーグルアース内で確認できる観光スポットや飛び回れるエリアもどんどん増えて行きますよ。
グーグルアースVRで、世界が変わる
さて、とうとうGoogleも本格的にVRへ乗り出した訳なのですが。
このグーグルアースが今後さらに進化し、またVR自体も普通の人々が気軽に楽しめるようになったら、どのように世の中に影響が出てくるでしょうか。
旅行・観光業界「まずはグーグルアースで」
動画を観て分かったかと思いますが、このグーグルアースでは街を俯瞰することが可能。
いずれは対象エリアもグンと広がり、さらにはGoogleストリートビューのような街歩きVR体験も出来るようになると思います。
そうなると、今まで写真や普通の動画、テキストで地域の魅力をPRしていた観光Webサイトは、コンテンツの内容を大きく見直すはずです。
また、旅行会社のツアーデスクとか、街の観光協会も、VR観光体験をガンガン提供するんじゃないでしょうか。
だって、どれだけ写真や動画を観るよりも、実際の観光を仮想体験できた方が、遥かにその街に行きたいという気になるでしょうからね。
それに多分、VRがもっと普及したとしても、個人で楽しむのは一部の層だけでしょう。
現在でも、パソコンが分からず、さらに普段使っているはずのスマホすらよく分かっていないって人は、老人のみならず若者にも珍しくないですし。
そうなると必然的に、ツアーデスクとかは客寄せパンダ的にもVR観光体験を提供するようになるんじゃないかなーと思います。
でも、良いでしょ?東京にいながらにして、尾鷲の漁村のような「移動だけで一日が潰れてしまう辺境」にも、気軽に観光に行く体験ができるんですよ。
家から出ることなく、こんな美しい風景を堪能してみたくはありませんか?
夢広がりんぐですよね。
グーグルアースがドローンを育てる
このグーグルアースの規模が成長するだけでも、ドローンビジネス界隈が盛り上がることは間違いないと思います。
現状、グーグルアースの最拡大レベルは、街の細部まで見るにはまだまだ不足しています。
しかし、その街の細部の拡大写真を撮影するには、ドローンが理に適っているはず。
そうなると、もしかしたらGoogleが大量にドローンを所有して(あるいはストリートビューのように代理店に委託して)、街をドローンで撮影するかも知れません。
街を撮るとなると相当な数のドローンが必要になるはずなので、これでまずドローン業界にお金がドンと入ってきますね。
また、ドローンで荷物を届けたり、ビルの清掃を行ったり、というビジネスも今後どんどん進化してくると思います。
そういったビジネスも、グーグルアースが下支えになるんじゃないかと。
と言うのも、ドローンを飛ばすに当たって、地図だけだと分かりづらい建物の起伏などが分かれば、より正確に飛行経路を割り出すことができます。
また、清掃を行う建物の外観や構造もより楽に把握することが可能なので、対象物件が分からなくて迷う、という事も少なくなるんじゃないでしょうか。
その他にも、(実状分からず思いつきですが)空撮の許可を取るのに、「こういう経路で撮影しますよ」って言うのを警察等に説明する根拠としてVRを使ったりね。
色々考えられると思いますが、グーグルアースがVR対応し、その規模拡大に拍車がかかったことから、ドローンビジネスももっとやりやすくなって行くんじゃないかなと思います。
グーグルアースVR 僕の感想
いやー、めちゃくちゃ体験してみたいです。このグーグルアースのVR体験。
動画を観ただけで心揺さぶられましたが、実際にVR画面で見てみたらどうなるんだろ…
きっとめっちゃ爽快だし、現地に行きたくなること請け合いですよね。
アイキャンフライ。
まぁ、そうは言っても、VRキットは現状すこぶる高い…
上述した「HTC Vive」は10万円以上するし、他の安いキットでも5万円は下らないと。
なかなか今の状況で、その大金を突っ込もうという気にはなりません。。。
もっとお金と時間に余裕が持てるようになったら、ゲーム機の感覚で入手したいです。
誰かVRキット持ってる人、体験させてくれないかなー。
じゃあの。