こんにちは、飽きっぽいすずきです。
今日、ふと相方との雑談の中で「商い」って言葉が出てきたんですが、あなたは「商い」の語源ってご存知ですか?
僕は知らなかったので、
「商売は、本来自分の好きなことを夢中でやって、結果としてお金が手に入る事だから、『飽きないこと』から転じて『商い』という言葉が出来上がったんだよ」
と、もっともらしい嘘をついておきました。
相方はマジで信じて感心してました。
とは言っても、やっぱり「商い」の本当の語源が気になる僕。
ちょちょいと調査してみました。
今回の記事は、「商い」の語源についてと、その語源に関する衝撃の事実、そして語源を調べられるサイトの共有をする感じです。
【もくじ】
「商い」の語源とは?
今回調査に使ったのは語源由来辞典さん。このサイトがなかなか面白かったので後述。
「語源由来辞典」で「商い」と検索してみたら、以下のような結果が(要約)。
農民の間で収穫物や織物などを交換する商業が秋に行われたことから、「秋なふ(秋なう)」⇒「あきなう(商う)」⇒「商い」となったとする説が有力。
しかし、物を買い求めたり、何か別のものを代償として手に入れる意味の「あがう・あがなう」と同源とも考えられ、正確な語源は未詳である。
という事で、正確な事は分からないものの、「秋なう」から「商う」という言葉が生まれ、その名詞形の「商い」が生まれたのでは、というのが有力な説のようです。
そして、さらに語源を調査していくと、驚くべきことが判明しました。
「商い」の語源になった言葉がまだ使われていた!
なんと、現在でも「秋なう」という言葉は使用されていたのです。
以下をご覧ください。
秋、なう。 pic.twitter.com/HZCzAsfOW2
— 柴犬まろサン (@maro0324shiba) 2016年11月17日
秋なう #本日のアイス pic.twitter.com/eHr4uIjbF7
— めっちゃめちゃせるじさん (@sakicoshika) 2016年12月16日
秋なう pic.twitter.com/7KCJVYqpKx
— いはむらかずき (@jovan__ni) 2016年11月24日
見たところ、彼らは農民ではありませんし、自営で商売をやっている方という訳でもなさそうです。
意味合いは変わっているのかも知れませんが、確かに「秋なう」という言葉は、現代まで人々の間で使われ続けているのです。
これは非常に興味深いですね。
語源由来辞典は面白い
今回の語源調査に使った語源由来辞典さんですが、なかなか興味深いです。
画面右上の「語源由来検索」の欄に語源を調べたい単語を入力すれば、それだけで語源が出てくるという優れものです。
普段使っている単語やことわざ、四字熟語などなど、幅広く対応しています。
とりあえず、ひたすら語源を調べてみれば面白さが分かると思うので、説明は割愛。
普段何気なく話している言葉が元々どんな由来で出来上がったのか、調べてみるのはなかなか面白いですよ。
今日見た時点だと、週間ランキングでは「ゴールデンウィーク」、月間ランキングは「ガラケー」が最も検索されていたようです。
あなたもぜひ、気になる言葉の語源を調べてみましょう!
じゃあの。
【P.S.】
こんなKindle本もあります。
手元のタブレットにしのばせて、ちょっとしたうんちく、話のネタに。