こんにちは、三重県尾鷲市民のすずきです。
三重県民に嬉しいニュースがあるのですが、どうやら三重県は岐阜市を編入したようです。
四日市市以上の人口・経済規模を誇る都市を編入したことで、三重県はいっそう飛躍します。
皆様、今後とも伊勢神宮ゆかりの地・三重県をどうぞよろしくお願い申し上げます。
ニュース記事を見ていたら、思わず噴き出したニュースがありました▼
“岐阜市は三重県に” 大手出版社の歴史の本に多くの誤り | NHKニュース
KADOKAWAの出版した「岐阜信長 歴史読本」という雑誌が、あまりにも内容に誤りや誤字が多すぎて回収される事態となったと言う事です。
んで、その中には「岐阜市が三重県に所在する」というトンデモ誤植もあり、笑わずにはいられませんでした!
岐阜市はこの雑誌に約460万円の広告費を支払ったこともあり、この扱いはひどいとしか言いようが無いんですが…
せっかくなので、「岐阜信長 歴史読本」のトンデモ誤植について、調査してまとめてみました。
あなたも思わず笑ってしまうと思いますよ。
【もくじ】
トンデモ誤植の一覧
タイトルの「廃グレード」って何?
さて、このブログ記事のタイトルに「廃グレードな誤植」とありますが、「廃グレード」って言葉は聞きなれないですよね。
そう、誤植です。
岐阜市内の高級ホテルを紹介するのに「ハイグレード」という言葉を使うところ、「廃グレード」と誤記されていたとのことです。
「廃グレード」じゃあ、廃墟のごとき建物じゃねーか!!
あるいは、一見高級なホテルなのに実際のレビューは超悪いとか、まるで某大陸国のハリボテのようなホテルを指すような言葉。
これは真面目な人からは怒られますよね。笑
岐阜市職員は公園を警備しているらしい
日本も治安悪くなったもんですねぇ…
岐阜市では、市が公園の警備に当たっているとのことです。
信長読本では、「岐阜市公園整備課」を「岐阜市公園警備課」と間違って記載してあったとか。
先日実際に行ったけど、岐阜市はそんなに世紀末な都市ではありませんよ!
公園にヤク中が溜まっている訳でも、「やらないか」と声を掛けられる訳でもないです。きっと。
愛知県も岐阜の陣地をゲット!
信長読本で最大の誤植は、冒頭で話した「岐阜市は三重」というものでしたが、実は愛知県も岐阜の町をゲットしていました。
岐南町、笠松町という2つの町は、なんと愛知県の扱いになっていたとのこと。
岐阜をPRする本なのに、隣県に3つも市町を渡しちゃって良いのかよ!笑
昭和は僕が思ったより昔だった
昭和4年って西暦何年でしたっけ?え?1828年?
マジっすか、昭和の始まりが約200年前だったとは…僕の認識が甘かったです。
昭和天皇生存しすぎでしょ。
ちなみに、実際の昭和4年は西暦1929年です。
1928年かと思ったら1929年か…
なんでだー!!(ガビーン
目次通りにページをめくったら…合わない
目次に書かれているページ数と、実際のページ数も合っていないそうです。
「じゃあ、本当はどっちが正しいんだ…!」
実際のページ数が正しいに決まってんだろ。
武将「俺氏、別人と間違われる件」
戦国武将の説明文と、別の僧侶の説明文が入れ替わったりもしていて、結果として写真の人物ではない他人の説明をしているというカオスな状況も生まれています。
例えるなら、僕が「鈴木教平:1995年生まれ、岐阜県出身のグラビアアイドル。お茶の水女子大学に在学中」って紹介されるようなもんです。
歴史モノの本では、間違えやすいが決して間違ってはいけない内容。
さすがKADOKAWA!山川の教科書にできない事を平然とやってのけるッ!そこにシビれる!あこがれるゥ!
その他にも写真と説明文の食い違いが見られるそうで…
歴史をしっかり勉強したい人にとっては致命的な誤植ですね。
その他諸々、合計で約30箇所も誤りが!
以上を例として、その他にも誤植がてんこ盛り。
おおよそ校閲を通過したとは思えない、約30箇所もの誤字・脱字が見られたと言います。
・電話番号が一桁足りない
・「事実」が「事実実」になっている
・名所「川原町」が「河原町」に⇒京都か!
などなど。。。
校閲ザルすぎワロタって感じですが、岐阜市は図書館や学校向けに240冊を購入したそうで、「誤りが多すぎて配れねえよ」と抗議したそうです。そりゃそうだ。
雑誌は交換に応じるが、その一方…
この大量の誤字を受け、KADOKAWAは謝罪と共に、再度校閲を行って雑誌を作り直すと発表しました。
また、購入者には交換に応じるとのことです。
ですが一方、Amazonではこんな状況に!!
この騒動に転売ヤーが目を付けたのか、2/9 23時時点で、定価1,200円に対して最安値が3,858円まで吊り上がっています▼
うーん、僕も値上がりを期待して買っておきたかったんですが。笑
そういう姑息なマネは通用しないですね。
…と言いながら、明日尾鷲の本屋をちょっと回ってみようかな。笑
しかし、これだけの誤植本を世に送り出した編集者は、首がやばいんじゃないかな…
少なくとも上司と岐阜市には吊るし上げられると思います。
校閲って細かいしスピード感も必要だから大変だけど、修正が難しい紙媒体ではとっても大事だから、きちんとやろうね。
まぁ、一ゲストとして僕は笑かしてもらいましたが…
自分の仕事では、そういうミスが無いように気を付けて行こうと思います。
じゃあの。