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「マーケティングコンサルを将来やりたい」と思うので、まずは僕の境遇から話すよ②

前回の続きです。

こんにちは、外出仕事がないとウズウズするすずきです。外出たい!

Webマーケターに出会って

僕が教えを乞うようになるマーケターとの出会いは、マルチ商法の洗脳から脱出し、サラリーマン生活からも逃れたかった社会人2年目の冬でした。

 

マルチ商法の集まりに参加していた時は、なんだかんだ言って前向きでひたむきな人達に囲まれ、違和感を感じながらも刺激的で楽しい日々を送っていました。

セミナーがある日は気合入れて仕事をガーッと終わらせ、そのまま電車で会場まで向かう等、今じゃ考えられないほど情熱を持っていたのです。洗脳ってすげぇ。

 

しかし、マルチを脱出すると、もちろんそういう生活は無くなる。

またいつものように会社に行き、大して好きでもない仕事に打ち込み、先輩や上司の愚痴を聞いて同調し、休日を待ち焦がれるだけの日々。

急に夢から覚めた時に見えた現実は、今まで以上に冷え切っている感じがしてなりませんでした。

 

で、そんな感じで空しさを覚えていた僕は、「早くこの状況を脱出しなきゃ、俺は色んな意味でダメになる」と感じ、何かしら独立の為のネタを探すようになりました。

主にどういう行動を取ったかと言えば、インターネットを使った副業のネタ漁り。

今までも海外ファッション製品の輸入・ネット販売を行っていたりしたので、必然的にそういったネタを探すようになっていました。

 

その中で目に付いたのは、いわゆる「ネットビジネス」というやつでした。

ネットビジネスとは、単に「インターネットを使ったビジネス」という言葉から派生し、「自分自身の実績をもとに、インターネット上で自分をブランディングし、ファンを作り、ファンに自らのノウハウを商材として販売する」ような仕組みの商売を指します。

これはまさしく与沢翼が行っているビジネスの手法で、本当の実力者っぽい人から形だけマネたアホっぽい人まで、数多くの人がこのビジネスに着手していました。

 

まぁ、「与沢翼」と聞いて、彼を知っている人は「うさんくさい商売だなぁ」と思うのではないでしょうか。

 

いや、実際うさんくさい商売であることは僕も否定はしません。

だって、実績なんていくらでも誇張できるし、それを明らかにやっているうさんくさい野郎が跳梁跋扈している世界ですからねぇ。

ネットビジネスのプレーヤーは、自らのノウハウを「情報商材」という電子書籍等の形式にしてお客に販売するのですが、さんざん煽って大金を支払わせておきながら、クズみたいな情報しか渡さない輩も中にはいますからね。

 

ですが、本当に実力があって誠実な人はもちろんいて、そういう人の情報には、とても惹かれるんですよ。

「うさんくさいなぁ」と思いつつも、そのビジネスの利点や実績をとうとうと語られて、こりゃあ興味を持たない訳がない。

だって、後で勉強して分かったのですが、彼らは「興味を持たせない訳がない文章の書き方」をしているんですからね。

本当に実力がある人の文章を見たら、そりゃあ引き込まれるのは当然です。

 

で、結局僕はそのネットビジネスをやっている人にSNSで連絡を取り(向こうから営業してくる人も多い)、何人かコンタクトを取っていました。

うさんくさい人がほとんどだった中、僕が教えを乞うようになった人は、「SNSで出会った人に紹介(営業)された」形で出会いました。

 

最初は警戒して掛かりましたが、優しい人柄と、やはり話がうまい(読ませる文章を書く人は、営業トークもうまいのだ)事もあり、僕はその人にグッと惹かれた訳です。

その人のコンサルティング料は、正直ボーナス一回分が吹っ飛ぶくらいの大金でした。

それでも僕は、現状を変えたいと強く思っていたので、覚悟を決めてその人にビジネスを教わる事に決めました。

ATMで大金を下ろす時の手は、大きな期待とさらに大きな不安でブルブル震えていた記憶があります。

修行の日々を過ごして

それから、僕はネットビジネス…Webマーケティングのイロハを教わることになりました。

レッスンは毎週の休日。ネットビジネスのパターンから、マーケティング、消費心理学、ビジネスを成功させるための考え方等々、色んな事を詰め込みまくる。

 

知識を詰め込んだら、後はひたすら作業です。

自分の強みを知り、情報商材という形にし、ファン作りの戦略を決め、ブログで記事を書いてファンを作り、実際に商品を販売していく…

年齢も若く社会人経験も乏しく、実績も何もない自分でしたが、色んな事をがむしゃらに取り組みました。

そして半年ほど試行錯誤をした末、よーーーうやくお金を稼ぐことが出来た時は、大きな喜びでしたねぇ。

 

今まで自分に全然自身が持てなかった僕ですが、このネットビジネスでの成功を機に、一気に自身が付くようになりました。

だって、サラリーマンではなかなか体験しづらい「ゼロから商品を生み出して販売し、利益を生み出す」という経験をしたからね。

 

 

この成功体験の中で僕が感じたのは、「マーケティングは超強力なスキルだ」ということでした。

 

だって、マーケティングを極めれば、「黙っていてもモノが売れていく」状態を作れるのだから。

必死に汗をかいて外回りして、たくさんの人々に頭を下げたり説得したりしてモノを売らなくても良くなる。

一度仕組みさえ作ってしまえば、後はお客が「買わせてくれよぉォーッ」と言ってくれるのを待つだけです。

営業より遥かに効率が良く、確度も高く、生産性も高いセールスが出来るようになりますからね。

 

人を惹きつける文章の書き方を習得するだけで、お客の商品購入率が何倍にも変わる。

正しい顧客分析やターゲティング、商品のPR戦略が出来るようになれば、ビジネスが成功する確率は格段に上がる。

ファンを作り、適切にコミュニケーションを取ることで彼らを熱狂化(ある意味洗脳)し、「商品!買わずにはいられないッ!」という状態にもできる。

言ってしまえば、マーケティングを極めれば「クズみたいな情報商材を高額でファンに売りつける」ということが現実に問題視されているように、人を熱烈に惹きつけることが出来るようになるんです。

 

それに気付いてから、僕はもうマーケティングの力に魅了されましたね。

今まで考えていた、ミーハーなマーケティングのイメージは完全に消え去り、「商品を売るため、会社の利益を伸ばすための最大のスキル」という考えに変わりました。

 

もうここからは早いです。勤めていた不動産会社に退職願を出し、さらにWebマーケティングを学ぶべく、広告代理店への転職を決めました。

広告代理店は前職より激務・薄給・不安定な企業でしたが、やはり興味のある事を学べるのは楽しく、また仕事やキャリアに前向きな環境が非常に刺激的で、とても楽しかったです。

 

そして広告代理店でさらにマーケティングの実務経験を積んだ僕は、いよいよ学生時代から最もやりたかった「まちづくり」の仕事に携わるべく、尾鷲市の地域おこし協力隊に志願をした訳です。

やっぱり、自分自身にある程度誇れる実力がないと、衰退する田舎のまちづくりなんて超難しい仕事、何も太刀打ちできないですからね。

自分自身のスキルに自信を持てるようになったからこそ、いよいよ自分の好きな仕事を突き詰める覚悟ができたのです。

僕が地域おこし協力隊の後に考えていること

タイトルにもある通り、僕は将来「マーケティングコンサルタント」になりたいと考えています。

 

「あれっ、まちづくりが最もやりたいんじゃないの?矛盾してね?」という言葉を頂くかも知れませんが、説明します。

僕が最もやりたいのは確かに「まちづくり」ですが、まちづくりには本当に色んな要素が絡みます。

地元産業の振興はまちづくり。道路整備もまちづくり。電気水道の整備もまちづくりだし、教育や福祉サービスの提供もまちづくりです。

 

要はまちづくりって、「街の機能を維持・向上するためのあらゆる活動」って事なんですよ。

だから、一言にまちづくりって言っても、色んな目的や取り組み、考え方があり、実際一括りになんて全くできる事業じゃないんですよね。

 

その中で僕は、経済・人口的に衰退著しい尾鷲市を活性化させる最も有効な手段として、「雇用の確保」が挙げられると考えています。

地元の若者はまともな仕事(キャリアに繋がる・給料が良い・やりたい業務内容)が無いからこそ、都会に出て帰ってこない。

「田舎暮らしをしたい!」と考える若者だって、結局田舎にはまともな仕事がないから、ほとんどの人が実行に移せないのです。

さらに、田舎に居続けて仕事し続ける人は、給料が安くキャリア評価も低い為、だんだん「街から出て暮らす」という選択肢が取りづらくなってしまう懸念もあるのです。

 

だからこそ、僕は自身のマーケティングスキルを生かし、地元企業が利益を継続的に上げてもらえるようにしたいと思っているんです。

継続的に利益が上げられれば雇用も維持できますからね。

それに、自らも含め、新規起業をする人の成功確率を上げる事だって可能じゃないですか。

そうしたら、ますます尾鷲には雇用が生まれ、多少なりとも中長期的な地域活性化が出来ると思うんですよね。

 

なので、僕はまちづくりがしたいし、マーケティングコンサルタントにもなりたいと思っているんですよ。

民間企業が元気な街こそが、なかなか衰退しない元気な街になるんです。

 

もう、役場が無駄に税金を突っ込んで、誰も使わない建物やインフラを開発して「まちづくりや!」なんて寝言を吹聴する時代は終わりです。

どんな取り組みも利益が出ないと継続は難しくて、特にまちづくりに繋がる活動ってのは、その傾向が顕著なんですよ。

イベントを打つにもお金が必要。カフェとかお店を構えるのも、パンフレットを作るのも、全部お金がなきゃできません。

 

頑張って適切にビジネスとして活動して利益を上げないで、どうやって活動の原資を捻出するのですか?血税(補助金含む)ですか?

今まで役人主導でやってきたまちづくりで、日本の地方全体が失敗…いや、国全体が税金を食いつぶして失敗しているのだから、もうやめましょうよ。

血税で血を洗う役人主導のまちづくりより、適切かつ持続可能な民間主導のまちづくりこそ、これからの衰退国家・衰退都市に必要なやり方じゃないですかね?

 

僕はムリ・ムダ・ムラ無く活動を維持できる可能性がより高い、民間主導のまちづくりを応援したい。

だから、僕の持てるマーケティングという素晴らしい分野の知識を生かして、尾鷲の地元企業を助けて行きたいんですよ。

そして、僕自身もコンサル以外の事業も展開して成功することで、よりまちづくりに貢献できると思っています。

 

 

うーん、情熱ばかりで文章を書いてしまっているので、推敲された文章じゃないかもですね。笑

コピーライターもやっていた身からすると、これで良いのか?と思うところも無いことはないですが、書き直しとかは別にせずに投稿します。

たまには自分の思いの丈もぶっつけないとね。

 

という訳で、僕の持つマーケティングスキルを地域に共有すべく、色々セミナーを実施しようと思っています。

詳細を今ドンドン詰めている最中ですが、いやー、忙しくなりそうです。

でも、すげーワクワクする。

セミナーに参加できる機会のある方は、ぜひ参加してくださいねー。

 

 

じゃあの。