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「マーケティングコンサルを将来やりたい」と思うので、まずは僕の境遇から話すよ①

僕がマーケティングの分野に魅了され、勉強し、生業にしたくなったいきさつを語ります。

こんにちは、京都旅行で刺激をバンバンもらいましたすずきです。

 

新卒で入社した憧れの会社は、生ぬるい地獄だった

僕がマーケティングを本格的に学び始めたのは、社会人2年目の終わり頃でした。

 

僕が新卒で入社した会社は、某大手ホールディングス子会社の不動産デベロッパーでした。

学生時代からまちづくりや都市開発に興味があった為、仕事内容&給料の高さで憧れていたデベロッパー業界に就職できたことは、とても嬉しかった。

部署も最も希望していたオフィスビルの開発等をやる所に配属され、さぁいよいよやるぞ!と入社時は勇んでいたのですが…

 

やはり、社会はそう甘くない。

要領が悪く、かついい加減だった僕はなかなか仕事に付いていけず、辛い思いをするようになりました。

仕事がこなせない自分への嫌気、当たりが冷たくなる会社の人々、そこに激務も相まって、精神的に滅入ってしまう時もままありました。

 

気が付いたら、憧れの都市開発の案件を前にしているのに、些細なものでもミスが怖くて何もできない。

それに、案件と言っても与えられるのはほぼ雑務。誰にでも出来る簡単なお仕事です。

僕はすぐに会社と仕事に幻滅し、とても楽しみにしていた都市開発の仕事に面白みを覚える余裕はありませんでした。

 

一年経つと、辛かった僕を察してなのか?厄介払いなのか?異動希望が通り、商業店舗テナントの管理や販促等を行う部署に異動になりました。

かつての精鋭が集まる都市開発部門は非常に苦しい職場でしたが、今度はアットホームで楽しい環境。

仕事内容自体はあまり面白くはなかったですが、自分でドンドン仕事を進めていける前向きな環境は非常に刺激的でした。

 

…ただ、その部署でも問題があって、それは「上司がダメだった」ということ。

うまく成果を出せず、というか出そうとせず、上長にはいつも叱られっぱなしだし、ウマも合わない。

たまに飲みに連れていってもらうと、おごってもらう代わりに愚痴を聞く事を我慢するばかりでした。

 

また、その部署で一緒にやっていた先輩とも、ウマが合わなかった。

どうにもその人の考え方や動き方が自分と合わず、結局、仕事が面白くないのも相まって、ストレスは再び溜まっていきました。

 

こんな感じで、当時の職場やダメな自分に強くフラストレーションを感じていた僕は、まさしく典型的な感じで「例のアレ」に足を踏み入れることになったのです。

 

そう、マルチ商法です。

マルチ商法に引っ掛かった!

発端は大学時代のゼミの友人から久しぶりに連絡が来たことでした。

「○○も連れて、3人で遊びに行こうよ!」なんて久々に連絡が来たもんだから、誘われるままホイホイと集合場所について行っちゃったのだ。

 

んで、これも典型的ですが、「最近仕事どうよ!?」なんて話を振られるわけです。

となると、仕事が辛い僕は「会社マジ辞めたいわ~…辞めたいわ」なんて返事をするんですよね。

これから先も超テンプレートな会話が続いていきます。

 

友人(なぜか一日ハイテンション)「えーマジ?自分はめっちゃ楽しいよ!辛いとか損だよ!」

僕「えー、羨ましいなぁ。何の仕事してんの?」

友人「今は○○メーカーの営業だけどね、将来独立したいと思ってて、今ひょんなことで経営者の勉強会に参加してるんだ!それがメッチャ刺激的で楽しくってさ!確か、教平は学生時代に独立したいかもとか言ってたよねー?仕事とか楽しくなると思うから、ちょっと顔出してみない?(やたら饒舌)」

僕「そうなんだ!それ面白そうだな!次ある時行くから呼んでよ」

 

はい、この「経営者の勉強会」とか言うのは、マルチ商法のブラインド勧誘(違法)の典型的パターンですね。

当時、マルチの勧誘に対する知識など一切無かった僕は全く分かりませんでしたが、後になって考えると、こんな典型的な型にはまってたなんて笑える!

 

で、その後はやたらテンションの高い「メンターの経営者」が出てきて、僕に対して「忙しいのにわざわざ時間を割いてくれて、話を聞いてくれて、ご高説を垂れ」てくれたのです。

その経営者(笑)との付き合い以外に、そのマルチ集団の仲間や他の新規カモとの横の付き合いも用意されており、とてもフレンドリーで温かい…けど「良く分からない」グループに少しずつ心を許してしまいました。

 

で、そこからは経営者(笑)の主催する自己啓発セミナーに「自主参加」を数回重ねた後で、いよいよマルチ商法への本当の勧誘が始まるのです。

経営者(笑)に「覚悟はあるのか?」と聞かれ、YESと答えると、そのマルチ商法の会員証を「サッと」見せて、これからやる仕事の仕組みを「ほんのちょっと」伝えられる。

もう僕は数回のセミナーで洗脳されてるどあほうなので、頭の中は「やる」の一点張り…

そうして僕は結局、ニューウエイズ(アメリカのマルチ商法会社)のディストリビューター(商品販売権を持つ会員)となり、そのマルチ集団に加盟することとなったのでした。

 

このエントリーの本旨からは外れてしまうのでこれ以上は省きますが、紆余曲折あって洗脳が解け、僕はマルチ集団を脱退することに成功しました。

幸い、大金を費やすこともなく、友達に勧誘活動をする事もなく抜けられたので良かったです。

(この一連の話は、面白いし重要なので、またどっかで書きます)

 

まぁ、そんなこんなで数ヶ月間そのマルチ集団に入れ込んでいた僕。

さすがに洗脳が解けて脱退した後は、ちょっと張り合いがなくてつまらないなぁと思う時もありました。

マーケターとの出会い

しかし、マルチ商法にはまって、正直僕は良かったなぁと思っています。

というのも、その集団にいたおかげで、「独立志向が固まった」「仕事で夢ができた」「とにかく何か自分でしたくなった」からです。

そう、洗脳が解けた僕でしたが、マインドはそのキラキラした部分のみ、今も洗脳が解けていない(?)のですよ。

 

で、マルチ集団を脱退してからというもの、面白くない仕事に早く見切りを付けられるようになろうと、色々ネタを探していた訳です。

そんな中で、ネットで様々な営業活動(マルチ含む)を受けていたところ、インターネットを使ったマーケティングでガンガン稼いでいる人と会うことになったのでした。

 

 

こうして「鈴木教平」は、丸の内のエリート大手企業マンにあこがれるよりも……

『マーケター』にあこがれるようになったのだ!

 

 

TO BE CONTINUED...