今はもはや、移住の一歩を踏み出すのに勇気すらいらない時代です。
こんにちは、すずきです。
田舎暮らしをしたいのに、何もしない人は多い
「都会は人多すぎるし、空気汚いし、何よりせわしなくて窮屈で辛い…」
「田舎に引っ越して悠々自適に暮らせたら楽しいだろうな…」
なんてことを考えいる人は、今や珍しくありません。
しかし、そういう人のほとんどは、「実際に行動をしていない」現実があります。
もし、あなたがそれに該当するなら、ぜひこの記事に目を通してください。
僕は東京でかれこれ26年間暮らしてきました。
東京の暮らしは楽しかったものの、ひたすら朝から終電まで仕事の毎日と、人の多さ、空気の汚さ、街のせわしなさ等々もあって、「東京で消耗」してしまっていました。
そんな中で僕はふと、「田舎暮らしなら、空気は綺麗だし、のどかだし、東京よりストレス無く過ごせて面白いだろうなぁ」と考えるようになりました。
日々神経をすり減らして生きる東京のサラリーマンの世界で生きるのは、僕にとっては苦しかったんです。
僕自身も激務に追われて、仕事以外の事は何も考えられないし、日々ギリギリの体力で生きている。
満員電車を見渡すと、同じような人達が暗い目をしてうなだれている。
「これが東京の現実か…」
と、日々感じざるを得ない状況でした。
そういう想いが日に日に増していき、ついに僕は田舎への移住に踏み切ったのです。
そして、今の尾鷲暮らしに至る。というわけです。
田舎暮らしはいいよぉー
僕が尾鷲に来てそろそろ4ヶ月が経とうとしていますが、日々楽しく過ごしています。
まず仕事について。
僕は尾鷲市の地域おこし協力隊として働いていますが、帰りは毎日定時の17:15です。
東京のベンチャー企業で働いていた頃は、毎日23時以降の帰りだったので、ものすごい落差です。
太陽がのぼっているうちに帰宅できるなんて…夢のようです。
それに、仕事内容も面白いです。
自分でミッション(尾鷲に移住者を増やす)に繋がることなら、積極的に提案して自分で仕事ができる。
人から言われるでなく、自分から動いてコンテンツを作り、仕組みを作って行けるのはとても面白いです。
勤め先が市役所というのは、色々難しい部分もありますが、それを差し引いてもかなり充実しています。
そして、尾鷲は魚がうまい港町。
東京より断然安い値段で、断然新鮮な刺身が毎日食べられます。
外食は東京より店舗数もクオリティも劣りますが、それでも美味くて安い店はちらほらあるし、十分です。
市街地は海と山に囲まれているので、空気はうまいし景色もきれい。
人口密度も低いので、歩いたり運転したりしていても、窮屈を感じる混雑は一切ありません。
狭い街なので通勤も自転車で5分だし、コンビニとかお店も充実しているし、特に不便はないです。
あと、東京に比べて娯楽施設が圧倒的に少ないので、むしろ誘惑が少ないのも良いですねー。
東京だと、ついつい遊びや飲みにお金を使ってしまいますが、尾鷲のような田舎ではそれも減る。
その分、読書とか勉強に時間を使えるので、自己投資もしやすくなってGoodです。
そんなこんなで、今まで東京で激務をしていた頃のストレスはほとんど吹っ飛びました。
今尾鷲で抱えているストレスなんて、たかが知れている。心地良いです。
友人・彼女・家族とか、もろもろ全て東京に置いてきた僕ですが、それでも尾鷲は楽しい。
東京にはちょくちょく帰るし、その時に人とは会えばいいですしね。
田舎に移住したいなら、まず東京でも出来ることをしようよ
とまぁ、僕はそんな感じで田舎暮らしをエンジョイしているので、やはり「田舎暮らしをしたい」と考えている人には、ぜひ現実にしてもらいたいと思っているんですよ。
本当、「まだ東京で消耗してるの?」って感じです。
とは言っても、やっぱり田舎に移住(Uターン含め)するというのは、確かにハードルが高い選択肢です。
移住して、仕事はどうする?教育は?車は?家族は?…
解決しなければならない課題は多くあり、それが「移住を現実にしない」原因となっているはずです。
田舎暮らしをすること自体は、さほど問題なく行けるはずなのです。
ですが、そうやって「考えなければならない課題」がグワッと襲い掛かってくるので、ほとんどの人が実際に行動するのをためらう訳なんですね。
でも、そんな調子でためらい続けていたら、いつまでも憧れの田舎暮らしは手に入りません。
都会での暮らしに疲れて田舎暮らしを希望しているのに、まだ相変わらず嫌々東京でずっと暮らし続けていくのは辛くないですか?
そんな人は、いちいち怖じ気付いていないで、さっさと行動に移すべきですよ!
まぁ、「行動に移す」と言っても、それは「移住しろ」と言ってる訳ではありません。
東京やら大阪やらに現在住んでいたって、そこから田舎への移住に向けて出来る事はいっぱいあります。
その手段を紹介します。
1、移住相談センターへ行く
近年では、どの自治体も移住者の呼び込み合戦をしています。
そんな状況なので、今は都会に「移住相談センター」なるものがあり、にわかに人気を博しています。
東京であれば、八重洲にある「移住・交流情報ガーデン」で、各地への移住相談ができます。
大阪は本町にある「大阪ふるさと暮らし情報センター」で。
その他にも、自治体単位の移住相談センターもあったり、移住相談会が開かれたりもしています。
ちなみに、三重県の相談センターは東京・有楽町にある他、大阪と名古屋でも移住相談会を行っています。
やはり、実際に地域の職員に話を聞くのが、課題解決の一番近い道。
仕事、教育、住まい等々、解決しなければならない課題に対して、適切にアドバイスをしてくれます。
そして、ヒアリングの上、あなたの希望に適した町を紹介してくれるので、利用しない手はありませんね。
相談するだけなら無料ですし、まずはここから着手してみてください。
2、Webサイトで情報を得る
移住者誘致合戦が各地で繰り広げられているならば、それはWebの世界にも伝播するもの。
都道府県単位はもちろん、市町村単位でも、今や移住誘致のためのWebサイトがあちこちで整備されています。
三重県もありますよー。「ええとこやんか三重」というサイトで、もちろん尾鷲市の情報も載っています。
ちなみに、尾鷲市は僕が着任した当時、まだ移住サイトは無かったので、今僕が作っています。
まぁ、プロのWeb制作業者のような仕事は出来ないので、ブログ形式とかにしてコンテンツ量で勝負する方向にしようかなぁと。
将来的に、このサイトから移住相談の問い合わせだったり、何かしらのマネタイズが出来たらいいですね。
他にも、フォートラベルとかトリップアドバイザー等の旅行口コミサイトで観光情報が入手できますし、最近は行政のWebサイトも観光客に対応できるよう力を入れて作られている自治体も珍しくありません。
街の情報を入手するのに、Webを使うのも一つの手段です。
…とは言っても、田舎はITリテラシーが東京と比べて極端に低いので、Web上の情報は少ないです。
だから、あくまでもWebで得られるのは表面上の情報がメインという事を理解しておいてください。
あ、ちなみに補足として、「まだ東京で消耗してるの?」みたいな、既に田舎へ移住した人のブログなんかを見るのも面白いですよ。
彼らは移住の良いところをPRして背中を押してくれますし、読んでてワクワクすると思うので。
3、旅行に行く
その街に行ったことがないのに移住を決意する人は、当然ながら滅多にいません(いや、何人か知ってはいるけどさ)。
そりゃあそうです。見知らぬ土地に「エイヤー!」と引っ越す気には、そりゃあならないでしょ。
あなたも移住を検討している田舎は、旅行で訪れて「良かったなぁ」と思った土地だったり、転勤やら親族がいるやらで、一度は訪れた場所ではないでしょうか?
だから、移住を検討するまず第一歩は、とにかく「旅行に行く」ことです。
でも、例えば尾鷲に旅行して楽しかったから、「漠然と尾鷲に移住したいなぁ…」と思ったとしたら?
その時は、もう一度尾鷲に旅行に行けば良いのです。
今度はただの観光客というだけでなく、「移住者の目線で」地域を見て回れば良いんですよ。
スーパーやコンビニ、郵便局とか普段の生活に必要な施設はどこにあるのか?
街の雰囲気はどんな感じなのか?買物は便利か?たまに外食しに行く飯屋はあるのか?
仕事は何があるだろう…何の産業が有名で、特産品は何なんだろう?etc...
ただの観光客の目線では見えてこない、生活の視点でその街を見れば良いんですよ。
僕は夏休みを使って尾鷲に行く時、漠然と移住を考えていたので、それを実行しました。
その結果、尾鷲は買物も便利、都市にも一時間でアクセス可能、飯屋もあるし魚もうまい…
といった感じで、不安要素を拭えたので、地域おこし協力隊の募集を見つけた瞬間、僕はそれに乗じて尾鷲に移住することを決意したのです。
実際にその街に訪れることが、田舎を知る上で何よりの情報になります。
それに、平日だったら役場まで行って、「移住を検討しているので相談したい」なんて言ったら、担当者は二つ返事で色々教えてくれます。
そうしたら生きた地域の話がガッツリ聞けるし、最高の判断材料になるはずですよ。
※もし、役場の担当者がぞんざいな扱いをしてきたら、移住はやめた方が良いかも…その程度の街ですからねぇ。
田舎は良いよ!行動しない人は一生都会でくすぶってなさい。
ということで、田舎への移住を検討するに当たって、今住んでいる街でも出来る事を列挙してみました。
どうですか?これぐらいであれば、全く苦にはなりませんよね。
もしこれが苦だったとしたら、あなたは本当に移住をしたいとは思っていないでしょう。
今住んでいる都会で、もっと幸せに生きられる道を探してください。
まぁ、転職を検討するのが一番でしょうけどねー。
別に八重洲まで足を運んでみたりとか、ネットサーフィンするのが苦でないのなら、さっそく休日の楽しみにでもしてみませんか?
あなた自身が田舎に移住して、悠々自適に暮らしている姿を想像するのも楽しいですよー。
あ、尾鷲への移住や旅行を検討している方は、僕まで連絡くださいね。
観光やらグルメも含め、尾鷲の情報を色々提供しまっせー。
じゃあの。