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旅館はなぜ潰れるのか?実際に安旅館に泊まって感じたこと

所用があり、6日~7日で福岡県に行ってきました。

あまりゆっくり滞在できた訳ではないですが、しっかり名物は食べてきましたよっと。

天神の有名店・ShinShinの博多純情ラーメン

福岡空港で食べたもつ鍋

やっぱり福岡は食事がうまいし、空港と中心市街(博多・天神)がめっちゃ近いし、やたらと女性比率が高いしで非常に人気の高い街ということが改めて分かります。

今回滞在したのは福岡市ではありませんでしたが、やっぱり福岡市の活気はすごい。

 

さて、今回の本題ですが、宿泊した昔ながらの旅館に色々と改善点を感じたので、せっかくだからシェアしようと思っております。

旅館は経営が立ち行かず廃業していく事業者が多い(平均稼働率もホテルに比べてかなり低い)のですが、あえて取った今回の宿もその御多分に漏れなさそうな感じです。

民泊やホテル投資をしたい方にとって、旅館経営の改善すべき部分を見つめ直すのはとても良い機会だとも思うので、つらつらと感じたことを列挙していきます。

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快適な宿泊施設の実現には、広い平面スペースが重要だと思う

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ここ最近、毎日根気よく宿泊施設用の物件を探し続けている僕ですが。

今日、ようやく初めての目ぼしい物件の内覧に訪問してきました。

といっても、ターゲットにしているエリアからは外れた城北地区の物件なんですが、家賃が安いのとリフォーム済みの築古物件で趣がありそうだな~と思ったので、実際にこの目で判断しようと思ったわけです。

 

まあ結論、今回は見送りとしたのですが、大体物件は以下のような印象でした↓

立地はまあまあで、最寄駅から徒歩4分。繁華街からは遠くて観光には不便な場所ではあるものの、徒歩4分という距離の近さや駅前に商業施設があるのは魅力でした。

物件自体は安いなりに古く、またハウスクリーニングも徹底されていなかったので所々汚かったり修繕が必要だった箇所はありましたが、手を入れればまあまあ良い感じです。

ただ、その物件は築50年台の古い分譲地の住宅らしく、物件の周囲には同じような築古の木造モルタル壁の物件が立ち並んでいて景観がかなり悪いのがマイナスでした。

「東京のリアルな魅力を伝える」というコンセプトから考えると、僕自身が心からオススメできる環境ではないなーと思ったので、それが一番の見送り要素です。

 

さて、今回はそういった内覧の感想の中でも、物件を見てみて初めて感じた「宿における広い空間の重要性」について、僕の考えをシェアしようかなと思います。

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【難航】宿泊施設の開業に向けた物件を探し中。

最近は不動産や仮想通貨のトレンドを追うよりも、民泊や宿泊施設の開業に関心を持って動いております。

といっても、民泊だと現状年間180日までしか運営できないので、戸建物件で簡易宿所の営業許可を取得して運営しようと考えています。

 

「東京のリアルな魅力を楽しんでもらえる宿」をコンセプトとして、下町エリアを中心に物件を探しているのですが、これがまたなかなか見つからないわけです。

僕が今当たっているのは、こんな感じ。

  • ポータルサイト(HOME'Sとか)⇒業者に「民泊はやってません」の一点張りで断られる
  • 直接不動産屋に訪問⇒同上
  • 大家と直接交渉できるポータルサイト⇒物件数がそもそも少なくてイマイチ
  • 民泊可能物件ポータルサイト⇒同上、しかも高め
  • 店舗物件、DIY可能物件のポータルサイト⇒これもほぼ全て断られる

収支計算をしたところ、現状では購入にお金を費やすより(融資引けるか分からんし)、賃貸で回したいので、完全に熾烈な物件探し競争に巻き込まれてる感じです。

特に僕が希望している下町エリア、特に台東区や墨田区、江東区の深川あたりはインバウンドの人気エリアでもあるので、良い物件を探すのは非常に難しいですね…。

とはいえ、やりたい気持ちが抑えられないので、諦めずに良い物件が見つかるまで根気強く探し続けますよ、ええ。

 

ちなみに、こんな物件探してます

僕が探している宿泊用物件の具体的な条件はこんな感じです。なかなか見つからないので、ここから若干条件を緩めて探したりもしていますが…

  • 東京東部(千代田区神田、中央区、台東区、墨田区、江東区、荒川区、足立区、葛飾区、江戸川区)
  • 駅徒歩10分以内
  • 家賃15万円以内
  • 戸建もしくはビル一棟
  • 用途地域は問わず(旅館営業可能エリア◎)

まあなかなか競争が激しく、供給自体も少ない条件だったりするので長期戦になるかと思いますが、気長に探していこうかと思ってます。

 

ちなみに、この条件にこだわるのは「宿泊施設としての利便性」「一棟貸しによるオペレーションの簡易化」「下町(下町っぽい地域含め)の魅力を教えてあげたい」という点からです。

やはり、ある程度人気のエリアだったり、それらのエリアに簡単にアクセスできる街であることと、駅から歩いて遠くないという点を担保しておかないと、宿泊施設として稼働率が取れるかは心配なので、そこはきちんと意識しています。

 

そして、これはコンセプトの枠なんですが、僕自身下町出身ということもあって、東京の魅力は(山手線基準で)西側よりも東側に集中していると思っています。

いや、西側ももちろん渋谷とか原宿とか新宿とか世界的にホットな街はあるし、中野・杉並・世田谷なんかは僕自身も好きな地域ではあるんですけども。

ただ、東側は昔ながらの街が多いぶん、昔ながらの東京の風情や文化、雰囲気や食文化なんかが残っていたり、町工場が多くて自営業の人がたくさん住んでいたりするので、そこが僕としては非常に面白く映るんです。

何というか、サラリーマンの多い西側の落ち着いた住宅街よりも、下町の方が人の暮らしが生々しく息づいている感じがするんですよねー。

 

だから、僕はそんな街の良さ、面白さを楽しんでもらいながら、ゆったり滞在してもらえる宿泊施設を作りたいと思ってるわけです。

ホテルみたいなラグジュアリー感じゃないけど、下町の俗っぽい雰囲気を上品かつ清潔感のあるこじゃれた感じにアレンジした「ちょっと気の利く空間」にしてみたり。

街のおいしい飯屋とか飲み屋、町工場、工房、ちょっとした観光ができるスポットを紹介したり、実際に案内したり、何か作ってもらう体験を提供してみたり。

そんな感じで、今あちこちで林立してるようなホテルには出せない、街の魅力を活かした宿泊施設がやりたいなーと。思ってるわけです。

 

実際、稼げるかどうかはやってみないと分からないところですが、コンサバに収支計算をしても、今の予測なら黒字化は問題なく行けると見ています。

まあ、一組限定一棟貸しにした場合、規模が小さいのでガンガン稼ぐわけでは全然無いから、ちょっとでも利益と毎月のキャッシュフローが出ればそれでいいです。

それよりも、自分がせっかく興味を持って、今なんとなく夢中になれていることなので、せっかくだからやってみるぜ!っていう部分が一番動機として大きいです。

 

元々、自分で宿泊施設を開業したくて、今年の夏には三重県で仲間と組んで一軒立ち上げた経験があるので、それを首都圏でもっと本格的に事業として作ってみたいな、と思っているわけです。

こんな調子なので、たまにブログを更新したら、不動産や仮想通貨よりも宿泊施設の個人的な話題の方が多くなるかもしれません。笑

記事を書くからには、読んで頂ける方のタメになる内容も盛り込んでいきますので、どうぞお付き合いのほどよろしくお願い致します。

初めてのクレジットカード「楽天カード」を5年以上使った結果

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僕が人生で初めてまともに使うクレジットカードを作ったのは、かれこれ今から7年くらい前。

大学を卒業して社会人になるタイミングでクレジットカードを契約し、その一つが未だ現役で使っている楽天カードです。

僕はかれこれずっと、昔からこの楽天カードをメインのカードとして活用しています。

 

その理由はズバリ「使いやすいから」です。

楽天カードは利用額の1%が楽天スーパーポイントで還元されるのですが、楽天のポイントは他のカード会社のポイントよりも使いやすいのが良いですね。

 

今回は、今まで楽天カードを利用してきた結果を振り返ってみようと思います。

僕的にはおすすめ、特に初めてのクレジットカードとして活用するには最適なものの一つじゃないかと思っているので、ぜひご参考に。

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月1.5万円から東京に泊まり放題の「ホステルパス」が魅力的すぎる

あなたは「ホテル暮らし」に興味ありますか?

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僕はあります。

有名人だと、ホリエモンとかホテル暮らしをしているみたいです。水光熱費は宿泊費に含まれているし、食事や各種サービスもお金払えば色々やってくれるし、立地も良い。

何より、きれいな空間で過ごせて、そこはスタッフの方が掃除もしてくれるっていう心地良さになんだか憧れを持っちゃいますねー。一度やってみたい。

 

んで、そんなホリエモンがこんなことツイートしてたのですが。

「金土を含むいつでも泊まり放題のホステルパス発行開始」

 

ホテルじゃなくてホステル(ドミトリー形式の宿)ではあるものの、これは熱盛!!

僕は東京に住んでいる身なのでたぶん使わないですが、仕事で頻繁に行くようになった街にこういうのがあったら最高だなぁと。

んで、まさしくこの「Little Japan」のホステルパスは、東京都心に滞在したり、勤務していたりする人にとって最適なんじゃないかと(ただし、ドミトリーが問題無ければ)。

 

個人的にめっちゃ良いなと思ったので詳細をまとめておきます。

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尾鷲市地域おこし協力隊を卒業しました

今年は一度もこのブログを更新してきませんでした。超久々の投稿です。

 

9月いっぱいをもって、尾鷲市の地域おこし協力隊を退任しました。

最長任期の3年より少し早い、2年と半年という期間の着任でしたが、酸いも甘いも色々と貴重な経験ができ、自分なりに成長できたと思っています。

10月からは東京の元いたシェアハウスに出戻りして、妻と生活します。

 

協力隊期間中は、人口が減少著しい尾鷲市への移住促進をミッションとして、空き家バンクの運営からスタートしました。

当初は市役所の職員に準じた扱いで少々もどかしい点もあったものの、その後は事務所も独立し、ブログなど個人事業を立ち上げることもできました。

今年には成り行きで移住促進チームをNPO法人化。僕も理事に就任しており、今後もこの法人を基盤に尾鷲との繋がりを維持していくつもりです。

 

協力隊期間中に何をしてきたか

さて、振り返ってみて、僕が協力隊任期中に実施、達成した主なことをまとめてみます。

  • 空き家バンク物件登録数の増加⇒リストへのテレアポ、ポスティング等を実施して、メンバーと共に物件数確保に注力。現状累計170件以上の登録は三重県内でもトップクラス。
  • 事務所のWebサイト作成⇒簡単ながらWordpressで「おわせ暮らしサポートセンター」のサイトを作成、運用。
  • 地元企業のインタビュー記事発信⇒地元企業の魅力を発信するためにトップインタビューを実施、Web記事で公開。取材、テープ起こし、ライティングのコツが学べた。
  • 宿泊施設の開業⇒紆余曲折ありながらも、一棟貸しの宿泊施設を8月に開業。まだ予約件数が少ないので試行錯誤中…。開業までのプロセスは将来のための良い勉強になりました。
  • DIYリノベーション技術の習得⇒空き家再生、活用のプロセスで、自らリフォームを実施。漆喰塗り、クロス張り、フローリング張り程度はできるようになった。

そして、以下は任期中にスタートできた個人事業のお話。

  • 不動産賃貸業スタート⇒空き家活用の経験を活かして、築古の戸建物件をこれまでに4棟取得、賃貸中。ねんがんの ふろうしょとくを てにいれたぞ!
  • ブログ収益化⇒協力隊着任当初から尾鷲の魅力などを好き勝手発信していたブログも、途中でアクセスが増えてきて、副業解禁に合わせて収益化。仮想通貨バブルの時は一時期給料より稼げてた。

こうして見てみると、活躍している協力隊に比べてあまりパッとした成果は残せなかったなと改めて思います。

とは言え、やりたかった宿泊施設が開業できたことは大きな経験になりました。1からビジネスを立ち上げるって難しいねぇ…。

どちらかというと、ブログを収益化できたり、不動産投資を開始できたりしたことが自分の中では大きかったと思います。

 

あとは、仕事関係ないけど、結婚も大きなターニングポイントでした。

 

今後について

今後は東京に拠点を戻しながら、不動産賃貸業とブログ事業を継続し、かつNPOのメンバーとして、東京から尾鷲や自治体に対してできることを模索していきます。

NPOでは、空き家バンクや空き家活用の動きが十分にできていない自治体も中にはあろうかと思うので、それらの担当の方々にコンサルティング等で役に立っていきたいですね。

 

また、東京ではエンジニアの知人と協力して新しい事業もスタートします。

オリジナルの仮想通貨を発行し、ブロックチェーン技術や事業コンサルティングを通じて、個人事業主や職人の商品・サービス提供を支援する仕事です。

 

手探りで色んなことに手を付けながら、定職にはつかずブラブラする予定です。笑

そのため各種ご依頼には気軽に対応できることが多いので、お仕事の話もどんどんお待ちしております。

あと、首都圏でも戸建空き家を活用した宿泊施設をやってみたいなぁ…と思ってます。

 

今後も尾鷲には隔月一回くらいのペースで戻るかもしれません。

その時は仕事しつつ、家族と過ごしつつ、あと大体は釣りしてるかも?笑

ともかく、東京からローカルに貢献できる事業作りもやってきたいですね。協力隊OBとしての立場を活かせるようにしていきたいなと。

 

これからはブログもちょくちょく更新し直すので、引き続きご愛顧のほどお願いします。

プライベートバンキングに憧れるなら、ロボアドバイザーを使えばいい

投資に関心がある人なら「プライベートバンキング」という言葉は聞いたことがあるかと思います。

プライベートバンキングは欧州で生まれ育ってきた「富裕層向けの資産運用サービス」です。スイスの銀行が有名ですね。

プライベートバンキングは富裕層専用のサービスだけあって、預け資産数億円以上というレベルからでなければ利用できず、かつては「顧客情報の秘匿」と称した脱税目的でも使われていました。

また、かつてはプライベートバンキングを通してしか購入できなかった投資対象が様々にあったため、「富裕層にしかできない投資」として一定のステータスがありました。

 

僕は正直なところ、今でも「プライベートバンキング」と聞くとなんだか魅力的に思えてしまいます。だって、庶民の僕じゃ手が届かない投資なんて格好良いじゃないですか。

でも、実際のところ、金融サービスが大きく発達した現代においては、もうプライベートバンキングの必要性ってかなり薄れているんですよね。

 

僕達は日本にいながら世界中の株式に投資できるし、投資信託やETF、先物商品だって購入できます。それに、海外に行かなくても、ネットだけで輸出入ができるし、海外で事業を行うこともできます。

もはや「プライベートバンキングでしか扱われない投資商品」というものは基本的に無く、あったとしても大きなメリットがあるとは考え難いです。

 

そしてもう一つ。プライベートバンキングでは「手練の担当が付いて、資産運用やお金のアドバイスをする」という魅力もありましたが、これも今では優位性を失っています。

過去の取引データを数十年分も解析して勝てるロジックを構築し、人間の感情に囚われない資産運用ができるロボアドバイザーは、富裕層・一般庶民問わず誰でも使える超強力な運用担当者です。

また、資産運用やお金のアドバイスに関しても、現在はネット上にたくさん情報が流れていますし、税理士ドットコム弁護士ドットコムで、お抱えの先生がいなくても無料で気軽に税務・法務相談をすることだって可能です。

 

…というわけで、富裕層にしか使えないプライベートバンキングに憧れる時代はもう終わり、今は僕達庶民でも、ロボアドバイザーファンドを使った方がより優れた資産運用が十分にできうるわけです。

世の中はどんどん便利になり、今まで必要とされて力を持っていたサービスもどんどん新しい技術に入れ替わっていく。仮想通貨もその一つでしょうが、常に新しくて良いものにアンテナを張りたいですね。

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人間の心理は投資やトレードには向かない!AIに投資を任せるススメ

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投資の世界には「歓喜で売って悲鳴で買う」という格言があります。

上昇相場で投資家が喜び騒ぎ立てる頃には、値上がりしている商品をその時点で売ってしまう。逆に、相場がどん底で、どこもかしこも不況でどんよりした雰囲気になっている頃には、誰も買わない暴落した商品を買い集める。

この「大衆と逆の行動」を取るだけで、投資というのは儲かる可能性がグッと上がると言われています。なぜなら、「高い時に売って、安い時に買っている」状態になりますからね。

 

しかし、多くの人はそれができません。あなたもそうじゃないですか?少なくとも僕はそうです。

ビットコインが200万円に達した時やリップルが400円に達した頃に売ることができず、結局リップルを230円まで下がったところで一部だけ売却する形まで引っ張ってしまいました(今の50円台って価格からすりゃ助かったけど…)

東日本大震災から続いた不況時に株を買うこともできず、値を戻した東電株のチャートを後から指をくわえて見ていました。そしてその後は第一次アベノミクスバブル?の崩壊で当時保有していた株が軒並み暴落、今までの上げ相場で稼いだ利益全てを吹っ飛ばすほどの損切りを行って、株式投資から退場して今に至っています。

こうして書いてみると悲惨に思えるかもしれませんが、あなたもきっと、同じような経験ありますよね?

 

でも、それは仕方ないと僕は思っています。だって、人間の心理ってそういうものなんですよ。

相場が上がっててイケイケドンドンだったら誰でも買いたくなりますし、逆にどん底の状態だったら「大丈夫かよ…」と思って手出ししたくなくなります。

相当に強靭な精神力があるか、あるいは暴落した商品を「将来有望だけど、今は下がってるから押し目だ!」と本気で思えるか。そうでなければ、歓喜で売って悲鳴で買うことなんてできません。

NEMは20円台の今、チマチマ買い増ししてるんですけどね。。。期待してます)

 

というわけで、投資やトレードで着実に稼いでいく行為は、人間の心理に反する行為なわけなので非常に難易度が高いです。プロのトレーダーならまだしも、我々素人が安定して稼ぎ続けるのは至難の業です。

そこで活躍してくれるのが、感情に左右されず、蓄積された膨大なデータから論理的に答えを導き実行してくれるAI(ロボアドバイザー)です。

上げ相場にウェーイってなる事も無く、下げ相場に狼狽する事も無いロボアドバイザーは、いつだって黙々と最適解であろう売買を繰り返すだけ。

感情に押されて間違った投資判断をしてしまう人間に比べると、その点のアドバンテージは非常に大きいものがあります。そんなAIを味方につけて投資を行う方法について、今回は共有します。

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個人事業主の法人化タイミングとメリット・デメリットを税理士に聞いてきた

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この週末は三重から東京に帰省していました。

僕が東京に行く時はいつも妻の住んでいるシェアハウスに滞在するのですが、そのシェアハウスは起業家支援に力を入れている面白い家なんです。

そのご縁もあり、今回はたまたまオーナーお抱えの税理士さん(正確には公認会計士)とお話できる機会があったので、色々とお話をさせてもらいました。

 

僕は現在、サラリーマンとして給料を貰いながら、不動産投資とアフィリエイトで細々と収入を得ている兼業個人事業主でございます。

日々コツコツと個人事業をやっている効果もあり、徐々に収入が増えてきたので、僕の関心ごとはやはり税金です。

そこで、今回は税理士さんに「個人事業主が法人化すべきタイミング(所得水準)」とその意義、デメリットを聞いてきましたのでシェアします。

また、法人化には直接関係ありませんが、「不動産投資を事業所得で申告できる基準と、不動産所得ではなく事業所得で申告するメリット」についても確認したので、合わせてお伝えできればと思います。

 

法人化のタイミングは「所得500万円程度」

まず法人化のタイミングについて。これは「いくらぐらい稼げるようになったら、法人成りすると節税できるの?」というお話ですね。

答えは「所得で約500万円程度が判断基準になる」とのことでした。もちろん、一人ひとり諸条件が異なるので、個別具体的に判断する話にはなりますが。

 

以前は1,000万円近い所得が無ければ法人成りするメリットも薄いようでしたが、ここ数十年ほど日本政府の方針として「住民税は増税、法人税は減税」の流れが続いており、ここ最近でグッと基準が下がったそうです。

※住民税と法人税の関係性については「増税を嘆く会社員のあなたに知ってもらいたい、「法人」という抜け道」の記事を読んで頂けると分かりやすいです。

 

法人化のメリットは税制優遇が増えること

で、そもそもなぜ法人化することが節税に繋がるかというと「個人事業主よりも経費に算入できる幅が増える」「税制優遇が増える」からなんです。

個人事業主もサラリーマンに比べたら圧倒的に経費算入できるものが多く、節税の幅を大きくすることが可能なのですが、法人はさらに有利になるんです。

 

例えば、以下のような税制メリットが大きいです。

  • 役員報酬に給与所得控除を適用できる⇒会社の経費のほか、自分の役員報酬(給料)に対する控除も受けられるので二重でお得!
  • 親族を従業員にして給与を支給できる⇒個人事業主の青色事業専従者給与と異なり、ほぼ通常の社員のように給与を支給できるため、トータルで所得税を圧縮できる
  • 退職金制度が使える⇒退職金に対する所得税率は「退職金の額から退職所得控除を行った額の1/2」。「給与の先送り」をして所得税を圧縮することが可能!

その他にも、個人事業主に比べて複数の税制メリットが存在しており、利益がしっかり出ている人が法人成りをすることによって支払う税額を抑えることができるんです。

 

法人化にはデメリットもある

とはいえ、法人化にはデメリットもあります。

例えば、「記帳や雇用、確定申告など、様々な書類作成や手続きが発生し面倒になってしまうこと」「気軽にプライベートの用でお金を使う・引き出すことができない」「業務が複雑になるぶん専門家報酬が上がる」という点です。

 

個人事業主にとっても確定申告は気が重いところではありますが、法人の場合、その手間はさらに大きくなります。書類の枚数が3倍近くになるとか…こりゃ一人じゃできませんね。

となると、当然ですが税理士の負担も増えるので税理士報酬は上がってしまいます。また、社員を雇うにも社会保険の手続き等が発生するようになるため、社労士を雇うコストなんかもかかってきます。

また、個人事業主では「事業主貸・事業主借」という仕訳科目を使って簡単にプライベート資金と事業用資金を使い分けることができるためフレキシブルなのですが、法人になるとそうはいきません。

 

その他にも、例え会社が赤字でも社会保険料を支払う必要があったり、7万円以上の法人住民税を支払う必要があったり等、良いことだけではないのです。

このデメリットもきちんと把握した上で、個人事業主のままなのか、法人成りすべきなのかを判断しなきゃいけませんね。

 

余談:不動産収入は事業所得で申告する方が吉(要件あり)

さて、法人化についてのお話はザックリと以上なのですが、もう一つ不動産投資家として「不動産所得は事業所得として申告すべきなのか?」ということを聞いてきました。

結論として、「事業所得として認められる『5棟10室』の基準をクリアしていれば、税制が有利になる事業所得での申告に切り替えるべき」ということでした。

主に以下のような税制メリットがあるからです。

  • 青色申告特別控除(事業所得から最大65万円)が受けられる
  • 貸し倒れた家賃を損金として経費計上できる(不動産所得の場合は「所得が無かったもの」として、さかのぼって所得を再計算する必要あり)
  • 青色事業専従者控除の適用が受けられる

5棟10室(建物5棟もしくは10戸程度)の基準を満たすのはさほど簡単な話ではありませんが、この規模以上に不動産投資を行うのであれば、税務署と相談のうえ、ぜひ事業所得での申告に切り替えましょう。

僕は現在4棟の物件を所有しているので、あと1棟購入すれば事業所得での申告が可能になるでしょう。そうなると、税金を圧縮しやすくなって嬉しいですね。

 

稼ぐならサラリーマン一本は難しい。ビジネスしようぜ

もしこの記事をサラリーマン一本でやっているあなたがここまで読んだとしたら、「法人っていいなあ」とちょっと思うかもしれませんね。

サラリーマンは身分と毎月の安定した給料が保障されているし、福利厚生もあるしパソコンなど仕事に必要な道具は会社がほぼ全て用意してくれるので非常にありがたいです。

しかしその分、税金の支払いに関しては選択肢が非常に少なく、節税となると確定拠出年金やふるさと納税くらいしか有力な選択肢がないのがウィークポイントですね。

 

今の住民税率は年収695万円以上のそこそこ収入が多い人に対して厳しくなってきており、サラリーマンの場合、その税金は給与天引きで強制徴収されるため逃げようがありません。

そのため、仕事を頑張って給料が上がったとしても、収入が上がるほどその恩恵を受けられる幅は縮まってしまうのが事実です。

 

言ってしまえば「仕事を頑張って年収を50万円アップするより、副業で50万円の所得を積み増すほうが圧倒的にお得」なんですよ。

サラリーマンでも青色申告は可能なので、事業所得50万円は青色申告特別控除を使うことで0円にできます。つまり50万円分は所得税が無税になるんですよ。

もちろん、控除を適用できる65万円以上に所得が得られたとしても、その副業に対する様々な経費を計上できるため、やはり税額を大きく抑えることが可能です。

 

僕は、副業はこれからのサラリーマンにとって必須だと考えています。なぜなら、昇給を狙うよりも圧倒的に効率良く収入アップできるし、自分自身でお金を稼ぐスキルが身に付き、それを本業にも還元できるからです。

以下の通り参考記事を置いておきますので、こちらも参照してください。

サラリーマンは恵まれている点も多いですが、やはり「ローリスク・ローリターン」なのは否めません。

それでいて、僕のような「右にならえができない人間」「要領が悪い人間」「根回しが下手な人間」にとってはむしろミドルリスク・ハイリスクになってしまい、全然割に合わないんですよね。。。

それならば、自分の好きなこと、やりたいこと・やれることを地道にやって、自分でお金を稼げるほうがいいじゃないですか。で、それが税制面でもメリットあるなんて最高じゃないですか。

 

どこの国も、政府は「税金は取りやすい人間から取る」んです。だから圧倒的多数派のサラリーマンは税金が給与天引きで強制的に徴収され、その税収をアテにして国家は成り立っているのです。

搾取、とまでは言いませんが、それが嫌なら自分で稼いで、法律の範囲内で好きなように経費を自分でコントロールできた方がいいですよね。

ぜひ、あなたも副業にトライしてみて、うまく行ったり、「これはいけそうだ」となったら個人事業主化もしくは法人化してみてはいかがでしょうか?

 

 

>こういう税金に関する相談はプロの税理士に聞くのが一番!サラリーマンのあなたも個人事業主のあなたも、税理士に相談・依頼するなら税理士ドットコムで探すのが楽で早いですよ▼

最近起きた諸々と近況報告(不動産成分多め)

最近あまり記事を更新できておりませんでしたが、少し忙しくなったことで執筆をサボり気味にしてしまったのが正直なところです。

さすがに更新しないとブログも何も生み出さないので、ちゃんと更新頻度上げていきます。。。

 

さて、最近(1月~本日)は結構色々なことをやっておりました。この他にも私事などちょいちょいありますが。

  • 新しい戸建物件(三重県尾鷲市)の取得、契約・登記移転を自力で完結
  • 新しい戸建物件(神奈川県横須賀市)の契約と決済日調整
  • 日本政策金融公庫に横須賀物件の融資を打診
  • ハウスクリーニングの依頼+電気水道の一時開通手続き
  • 横須賀客付け業者の事前開拓
  • 戸建物件での旅館業法(簡易宿所)許可申請手続きに悪戦苦闘
  • 自室のシーリングライトを本体ごとLEDに取り換え
  • 確定申告(青色申告。記帳と仮想通貨の利益計算がきつかった)
  • 携帯を新調。初のiPhoneデビュー
  • 二段階認証アプリをGoogleからAuthyに変更
  • 仮想通貨ハードウェアウォレット「Ledger Nano S」を導入
  • 積立ファンドのリスク商品を一気に債権へ鞍替え
  • 仮想通貨サービスの立ち上げ構想

とまあザっと並びたてるとこんなもんですが、大きいのは「売買契約と所有権移転登記を自力でやった」「横須賀に新たな物件を買った」「確定申告した」ってところです。

一番作業的にキツかったのはやっぱり確定申告ですね…。半年間記帳をサボってた上、事業(アフィリエイト)、不動産、仮想通貨(雑所得)とボリュームの大きい項目が複数あったのでへこたれました。笑

まあ無事確定申告も終わり、ようやっと一息はついたのですが、その後は横須賀の諸々の調整だったり何だったりで更新頻度が下がり、結局サボり癖が付いてこのザマでした。笑

とは言っても、一週間に一度くらいはリライト含め更新しているので、そんなに「サボってる!」って感じでもないかもしれませんが。

 

自分の記事ネタにしやすくする目的も含め、最近のアクションについて簡単に振り返ろうと思います。「この記事ぜひ読みたい!」ってのがもしあればコメント下さい。

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