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奈良県下北山村の「下北山温泉 きなりの湯」が良かったのでご紹介。

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こんにちは、すずきです。

 

秘湯に行って来ました。

奈良県南部の小さな村・下北山村にある温泉「きなりの湯」です。

 

日本有数の秘境エリアに位置する、規模は小さいながらも綺麗で上等な温泉なんですが、併設の食堂の郷土料理もなかなか美味しくて、とても良かったですよ。

秘湯巡りをしたい方、大自然の中で癒されながら温泉に入りたい方にオススメ!

 

という訳で、「きなりの湯」の魅力をシェアしていきますよ。ご覧あれ。

 

【もくじ】

「きなりの湯」の概要

人口800人程度の非常に小さな村、奈良県南部の下北山村の中心部にあるのが「きなりの湯」です。

露天風呂を含む温泉をメインに、下北山の郷土料理が頂ける食堂やお土産コーナー、イベントに使用される広間も併設されています。

また、きなりの湯は「下北山スポーツ公園」とも隣接していて、キャンプの他、テニスや川遊びなどのスポーツも楽しむことができます。

桜の名所としても知られている場所なので、春はとても綺麗だとか!

早速きなりの湯に入浴するぞ!

さて、では建物の中へ入って、温泉に浸かりに行くとしましょう。

エントランスは吉野杉?がふんだんに使われていて気持ちの良い空間です。

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温泉は大人ひとり600円(村民は400円)。結構手頃なお値段です。

券売機で入浴券を購入して、受付に渡してから入浴します。

バスタオル等をレンタルしたい場合も、同様に券売機で購入して一緒に受付に渡す形となっています。

 

きなりの湯の泉質について

きなりの湯は「ナトリウム炭酸水素塩・塩化物泉」

温泉は無味無臭で、若干濁っているものの透明に近いです。

ナトリウム泉っぽいヌルヌル感が心地良く、温泉から出た後はお肌がテュルテュルしますよ。

湯は循環ろ過式で、温度は40~42度とちょうどよく加温されています。

 

お肌はスベスベするし、温度もちょうど良いので、気持ち良く浸かることができます。

温泉成分が強いのか湯あたりしやすいので、長湯には注意が必要ですが…

 

温泉の設備について

きなりの湯には、「槙の湯」「栃の湯」という二つの浴場が男女日替わりで用意されています。

僕が入ったのは「栃の湯」のほう。

掛け湯、打たせ湯、サウナ、水風呂、内風呂、露天風呂と一通りのお風呂が揃っていて、全体的に広くて綺麗で快適です。

水風呂も温泉というのが嬉しいですねー。

また、露天風呂には玉砂利が敷き詰められた「歩く浴槽」みたいな所もあって、激痛足つぼマッサージ入浴まで可能です。

 

露天風呂は残念ながら柵が高くてあまり景色が見えませんが、きなりの湯のすぐ間近にそびえる山の大迫力さを拝むことができます。

▼これは駐車場から撮ったその山の風景ですが、マジでド迫力ですよ!

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もちろん、空気も非常に綺麗で美味しいので、そんな大自然の中での露天風呂が心地良くない訳がありません。

入浴後は、食堂で特産品「春まな」を!

さて、温泉で気持ち良くリフレッシュしたら、ちょうどお昼を頂く時間帯でした。

という訳で、きなりの湯併設の食堂で、せっかくだから郷土料理ランチを頂いちゃいましょう!

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施設の入口に色々旗が展示されていましたが、どうも「春まな」というものが名産らしいですね。

奥にある食堂で食べられるみたいですが、「真菜」と書く野菜みたいです。

後で調べたら、小松菜のような野菜で、奈良県の特産品として県から「大和野菜」に認定されているそうです。

 

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さて、ではこんな良い雰囲気の食堂で、「真菜うどん定食(780円)」を頂きます。

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真菜を練り込んだ「まなうどん」と、真菜の生麩みたいなやつに、真菜をまぜたご飯を高菜の葉で巻いた「めはり寿司」、デザートに「まなアイス」が付いたセットです。

 

春まなの味はどう?

定食の肝心のお味の方ですが、野菜ばっかりだけどなかなかにいける。

ヘルシーなものを頂いているなぁ…という一方で、味わいに物足りなさはありません。

ボリュームも結構あるし、これは結構良いんじゃないでしょうか!

 

しかし…まぁ、「これが真菜の味かぁぁーーッ!」っていうのは、ぶっちゃけ分かりません!笑

素朴にお浸しとかで頂く形じゃないと、野菜そのものの味って認識できないのかなぁと思いますね。

おそらく、真菜ってあまりクセのないシンプルな味わいの野菜なんだと思います。

とは言え、特産品を使った料理でしっかり美味いものを頂けたので満足です。

特に、ぽん酢で食べるめはり寿司が美味かった!

 

他にはどんなメニューがあるの?

僕が頼んだ真菜うどん定食以外にも、春まなを練り込んだパスタやソフトクリーム、スイーツなど、春まなを前面に押し出したメニューがメインになっています。

その他には、村で獲れたアマゴの唐揚げ、サワラの焼き物と頂く郷土料理の「茶粥」、普通の揚物定食やカレーなどがラインナップ。

嬉しいことに、お酒とおつまみまで取り揃えてあって、きっと村民の食事の場としても重宝されているのではないかと思います。

 

…車じゃなかったらなぁー。

 

「きなりの湯」営業情報

施設名 下北山温泉 きなりの湯
住所 奈良県吉野郡下北山村上池原282
営業時間

温泉:午前11時~午後9時30分(最終受付午後9時)
レストラン:午前11時30分~午後9時(ラストオーダー午後8時30分)
売店:午前11時~午後9時

定休日 第2・第4火曜日
駐車場 無料
アクセス

下北山村役場から車で16分
奈良市役所から国道169号線で2時間15分

公式サイト

http://www5.kcn.ne.jp/~ks-mtspa/onsen.html

 

まとめ、奈良は吉野も良いんだよ!

はい、という訳で「下北山温泉 きなりの湯」のレポでした。

急な山々に囲まれた大自然の中で、美肌効果が期待できる温泉にゆったりと浸かれるのは非常に良いですねー。

併設の食堂も結構美味しいし、施設の雰囲気も良くてお土産もちゃんと買えるので、機会があったらまた行ってみようと思います。

 

しかし、温泉出てもしばらく身体がポカポカするし、温かいランチを頂いたもんだから、きなりの湯を発った後しばらく眠くて仕方ありませんでした。笑

そんな状態で3時間くらいかけて奈良市まで行ったもんだから、途中でウトウトしないかと若干不安だったのは内緒。 

まぁ、国道169号線は道も良くて適度なワインディングロードなので、走ること自体が楽しくて良かったですけどね!

 

 

ここからは余談ですが…

奈良県は、とかく奈良市のイメージが付きがちですよね。

しかし、実は県南部の吉野地域は物凄い山村地帯で、温泉もあちこち湧き出ている、市内とは全く違うイメージの地域です。

吉野にも奈良公園のごとく鹿はいますが、基本的に野生で、山から畑や道路に降りてきて人々を困らせる類のやつです。

あるいは、罠に引っかかって美味しく頂かれる類のやつです。

 

吉野には大仏はいませんが、大仏のような恰幅の朗らかな地元のおじいちゃんはいます。

なぜか、螺髪を思わせる激しい天然パーマの人も珍しくありません。

 

今回の下北山村とか、十津川村とか、吉野地域には一度行ってみなきゃわからない良さがあります。

熊野地域と同じ紀伊山地の中にあって、大自然に囲まれた神秘性がありますね。

 

小さな山村の雄大な山々に囲まれながら、ゆったりと温泉に入って、宿でぼーっとリラックスする。

僕は奈良市とかの都会で観光するより、そっちの方が好きだなーと感じるのですが。

そういう田舎ならではの楽しみ方、一度体験しに行ってみてはどうでしょうかね?

奈良市や他の都会の街からは非常に距離がありますが、それもまたオツなもんですよ。

 

▼吉野の情報が載っている最新のるるぶです。やっぱり奈良市が主役ですが…笑

るるぶ奈良’16~’17 (るるぶ情報版(国内)) Kindle版

 

 

ちなみに、ゆったりリラックスして滞在できる田舎町の海バージョンが、僕の住んでいる三重県尾鷲市です。

尾鷲もとっても良い所なので、試しに百回は行ってみることをオススメします。

 

 

じゃあの。