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田舎町から、新たな価値を創り出せ。三重県尾鷲市・地域おこし協力隊募集スタート!

尾鷲でまちづくりを仕事にできるチャンスが到来!

こんにちは、すずきです。

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移住促進担当で2名を募集開始

はい、僕が所属するチームで新たに2名を募集します。

何度もこのブログで言っていますが、僕は尾鷲市への移住促進という仕事をしています。

 

「移住促進」と言っても、やる事は実はものすごく多岐に渡ります。

普段行っている業務は空き家バンクの運営や移住体験住宅の整備、Webでの情報発信といった所。

しかし、それはあくまでも施策の一つであり、本質的に移住施策を推進する意味を考えると、氷山の一角でしかありません。

 

と言うのも、「移住=UIJターン」をする人を増やすためには、尾鷲が「暮らしたくない街」を脱却し「暮らしたい街」に変わる必要があります。

それは「街自体のイメージ」ではなく、「移住検討者一人ひとりの尾鷲に対するイメージ」に関してです。

 

やはり、「田舎に住みたい」という人は、「都市に住みたい」と言う人に比べて少数派。

それはなぜかと言うと、田舎に対して以下のようなイメージを持っている人が多いからかもしれません。

 

・魅力的、まともな仕事が見つからない
・給料が安い
・キャリアアップが難しい
・買い物できる店が少ない
・車がないと何もできない
・実家以外に住む物件が見つからない
・田舎はダサい

などなど…

 

こういった、「田舎に対するネガティブなイメージ」を持っている人が、世間ではまだまだ多いように感じます。

今でこそ地方創生が叫ばれ、地方移住が盛んになっていますが、まだまだそういう人はマイノリティ。

メディアでは地方に移住する人達を取り上げ、「充実した暮らし」を発信していますが、日本全体で希少だからこそ、話題性があって取り上げられているだけなのです。

 

僕はそれを無くしたい。

 

地域おこし協力隊や、UIJターンの人達が、何とはなしにメディアに取り上げられる事がない時代を作りたいと思います。

「移住者だから」と言って取り上げられるのではなく、単純に取り組みの面白さ、話題性で正当に評価されるようになる。

つまりは、「地方移住がメジャー、当たり前な選択肢になる」社会の到来です。

 

なぜそう思うのか。

 

もちろん、尾鷲に面白い人を呼び込み、街の活気を増やしたいという想いは強い。

でもそれ以上に僕は、「人々の人生の選択肢を増やしたい」と考えています。

 

都会でバリバリ働いて暮らすのは、人生のいち選択肢。

田舎に戻ってのんびり暮らすのも、また人生のいち選択肢です。

もちろん、田舎でバリバリ働いて目覚ましい成果を出している人もいます。

(なんなら、自動車メーカーとかファナックとか、大手法人もありますし)

 

正直、「第三次産業の発展する現代では、都市への人口集中が進む」という論が現代では主流です。

仕事のある所に人は集まり、ゆえにお店が増え、お店向けのサービスが必要になり、また新たな仕事が産まれていく…

という好循環が形成されていくからです。

※参考文献)

年収は「住むところ」で決まる  雇用とイノベーションの都市経済学

年収は「住むところ」で決まる 雇用とイノベーションの都市経済学

 

ですが、その理屈で言うと、規模は小さくても、田舎でも同じことが出来るはず。

 

例えば、尾鷲にある漁村集落・九鬼町。

ここは人口約450人くらいの、海と山々に面した小さな漁村です。

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かつては人口1,000人以上がおり、ブリ漁でガッポガポ稼いでいた裕福な村でした。

しかし、漁業が衰退した今は人口も激減し、いくつも軒を連ねていたお店は、近年にはほぼ全く残っていない状況でした。

 

しかし、いつからか、そこに定食屋(網干場)が復活したり、ファンシーな雑貨屋が出来たり、陶房カフェが出来たり、ゲストハウスが開業したり…

にわかに静かな漁村が活気付きはじめています。

僕も休日に友人と遊びに行きましたが、もはや普通に観光地として成り立つレベルになりつつあります。

 

それは、街や行政が「何とかしたい」という想いを持っていたのは確か。

しかし、一つひとつのお店などの取り組みを紐解いてみると、「各々がやりたい事をやった」という部分が強いようにも思えます。

自分が好きな事に取り組んだ結果、街にも活気が出てきているのです。

 

僕としては、それこそが移住促進の目指す姿。

「田舎で楽しく暮らす」という選択肢を、もっともっと人に提供していきたいんです。

 

 

最近、電通社員が過労の末に自殺してしまったニュースが話題ですね。

大変悲しい気持ちになります。

 

東京でバリバリ働くことが全てじゃないし、大手企業や国家公務員に就職してエリート街道を歩むことも全てじゃない。

仕事って、「お金などを得て、人生を幸せに暮らす」ためのツールでしょ?

幸せに暮らせるなら別に働かなくても良いし、仕事をするだけで幸せだってんなら、お金なんて暮らせる分だけで良い。

アリとキリギリスのアリになるんじゃなく、要領良く冬の食糧と棲家も確保できるキリギリスになる努力をしたって良いじゃないか。

 

働かせまくる社風の電通が悪いのは確かですが(今までお会いした方の多くが顔色悪かった…)、もし亡くなってしまった方が、そういう考えをもっと早くに持っていたら。

もしかすると、心を病んでしまう前に、辞める選択肢を選べたのではないかと思います。

 

僕も仕事で色々と心身を摩耗してきました。

出世争いで湧く企業内のドロドロ、成果を出せずに周囲から疎まれる環境。

毎日深夜まで働かざるを得ず、休日も返上せざるを得ない仕事量。

 

毎日通勤電車や終電でギュウギュウ詰めにされながら、多忙と疲労で目の前の仕事のことばかりしか考えられない。

で、胃が痛くなって、満足に食事が通らず体力が回復しない。

 

そんな負のスパイラルは僕も経験があります。

電通の方は、僕より遥かに辛い負のスパイラルに陥れられてしまったんだと思います。

 

 

それは、社会として、人間として、異常な世界。

 

そんな世界で歩み続ける人がどうにも増えてしまったからなのか。

日本の自殺率は世界でも非常に高い水準にあり、近年はその増加が問題になっています。

 

 

そうじゃないだろ、と。

人を幸せにするための手段である仕事で、不幸にさせてどーすんだ、と。

 

企業が変われ、というのが根本的な問題解決でしょうが、それは難しく、今でも実現できていません。

それだったら、働く社員の「働き方・人生の意識」を変えた方が早く確実です。

その為には色々な手段が考えられますが、その中の一つが、地方移住で環境を大きく変えることだと思うのです。

 

僕の移住促進にかける想いは大局的で、移住担当者としては独特の目線かも知れません。

 

でも、僕が言いたいのは、移住促進は社会にとって、とても有意義な仕事である事。

そして、誇りとプライドを持ってぶち当たれる仕事である事です。

 

移住促進はやれる事がものすごく多い分、自分でドンドン提案してやっていくべき環境でもあります。

また、田舎最大のネックである「仕事」へのテコ入れも必須のため、僕のような起業志望者にも有意義な仕事ができると思います。

 

 

大自然息付くのどかな港町・尾鷲市で、僕達と一緒に力を発揮する仲間をお待ちしています。

毎日うまい魚を食えるし、絶景を眺められるし、主体的に仕事を作っていけるし、定時に帰れるし。

面白い人もいっぱいいて、市街地は自転車だけで何でも揃って、店も色々あって、とても暮らしやすい。

激しいストレスや疲労を受ける労働環境では決してなく、プライベートは不便もなく、田舎の癒しを享受できます。

 

前向きにガンガン仕事をしたい人、まちづくりを仕事にしたい人、人生の新たな一歩を踏み出してみたい人…

ぜひ、尾鷲市の地域おこし協力隊に応募してみてください。

まずは相談から。僕へのコンタクトは超お気軽に!(完全無料)

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じゃあの。