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熊野古道・馬越峠~八鬼山口~熊野古道センターを歩いての気付き。

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暖かいはずの尾鷲ですが、今日の雪は一段と凄かったですね…

こんにちは、何回か雪が目に入ったすずきです。

 

今日はふと思い立ち、熊野古道伊勢路の尾鷲市街地にあたる箇所「馬越峠~八鬼山口」を歩いてきました(せっかくだから、八鬼山口よりちょっと先の熊野古道センターまで行った)。

二時間以上歩いて、さすがに足が疲れました…笑

でも色々と気付きがあり、ビジネスプランも浮かんできたので、備忘録がてら尾鷲の方々へ共有です。

一緒にやりたい方、協力してくださる方、おりませんか?

 

【もくじ】

 

熊野古道客について

観光客のほとんどは馬越峠の登山客

僕はよく熊野古道沿いの中井町商店街を通るのですが、平日休日問わず観光客らしい姿はほとんど見かけません。

たまに見かけるのはトレッキングウェアを着込んだ、40~50代くらいの中年の方々です。

彼らは必ず馬越の方から尾鷲駅の方へと歩いていくので、確実に馬越峠の登山客でしょう。

今日すれ違った20人ほどの人々は、名鉄観光のトレッキングツアーで来ていたようでした。

 

中井町以南に観光客の姿はなし

上記の通り、尾鷲の熊野古道客のほとんどは馬越峠への登山客。

彼らは海山側から登って尾鷲に下り、中井町商店街を抜けて駅前通りに辿り着いたら、そのまま駅へと行ってしまうのでしょう。

中井町の最後で熊野古道は角を二回曲がり、「土井子供くらし館」のある朝日町・林町の通りに抜けていくのですが、そこで観光客らしき姿は一度も見かけたことがありません。

その通りにはトレッキングツアーを提供している店舗もあるので、全くいない訳ではないのでしょうが…

僕の仮説として「尾鷲の熊野古道客は、馬越峠を下りて満足し、そのまま去る」パターンが多いのではないか、と感じました(真相求む)。

 

市街地の熊野古道を観光した感想

看板が少ないor不親切で街道の位置が分かりづらい

尾鷲市街地を貫く熊野古道は、生活道路として整備されている上に、直線ではなく何回も角を曲がるため非常に分かりづらいです。

なので、分かりやすいようにと「←熊野古道」なんて看板が街中に掲示されているのですが…

正直、まだまだ案内が不親切で、分かりづらい箇所が散見されます

 

例えば、中井町から朝日町に行く交差点。真っすぐなので特に案内が無いのだと思いますが、これも観光客の目線で行くと、若干不安になります。

あと、矢浜を抜けたT字路(石油タンクのある所)。ここは一番分かりづらい!

一方、細道を複雑に曲がりまくる「やのはま道」は、案内板が見やすいのでとても楽です。

 

やのはま道の風情は観光客にウケる!

今の観光客って、ツアーに頼らないし、コテコテの観光地よりも「そこにしかない魅力や体験」をありがたがるんですよ。

それは日本でも海外でも同様ですが、特に若者世代には顕著な傾向です。

で、そんな彼らに対して、人すらすれ違いできないのどかな細道を歩いていくやのはま道の雰囲気は刺さるはずなんですよ。

所々に残された古井戸などの旧跡、点在する古民家や畑も、何とも言えないノスタルジー感があって素晴らしい。

やのはま道の風情をフックにして、熊野古道観光プランをひとつ練ることも可能なんじゃないでしょうか?

 

熊野古道の良さを生かせる店舗が少ない

馬越~熊野古道センターまで歩いてきて、「熊野古道らしさ」とか「熊野古道の良さ」を伝えられるお店や施設がもっとあれば良いのに、と思いました。

特に、朝日町~八鬼山口間には、古民家が点在する風情ある街並みなのに、全然それらしいお店が無いのが残念です。

まあ、さすがに店舗は個々人がビジネスで構えるわけなので、そんなこと言っても仕方ないんですけどね…

既存のお店さんで、もう少し熊野古道の良さを生かせる見せ方をして頂ける所があれば、もっと風情出るんじゃないかなあ。

 

矢浜~向井間の石油タンクは面白い

馬越峠からやのはま道を歩いていくと、やのはま道終点のT字路正面に火力発電所の石油タンク施設がそびえるんですよね。

今まで歩いてきた、懐かしく素朴な熊野古道の雰囲気から打って変わって、四日市のような無機質で近代的な工業風景に変わるんです。

T字路を石油タンク沿いに右へ歩いていくのが熊野古道の正解ですが、綺麗に整備された道路を歩いていくのに違和感を禁じ得ません。

普通だったら「風情ないなぁ…ダメだな」で終わるのですが、ふと尾鷲の火力発電所の歴史を考えたら、これって結構面白いじゃんと思ったんです。

 

というのも、尾鷲は漁業と林業が衰退した後、火力発電所を誘致したことで経済的に再興、昭和の華やかな時代を彩ることに成功したと方々から聞いています。

しかし、今では発電所の運転日数も減り、運転停止の話もあるとか…

そして、今やのはま道の終点にそびえるのは、そんな火力発電所の抱える大きな石油タンク施設。

 

確かにこの火力発電所は、かつて尾鷲の発展に大きく貢献した素晴らしい施設です。

しかし一方で運転日数も減り、どんどん尾鷲に与える影響も弱くなっている。

熊野古道の古き良き風情も、その工場的な佇まいの施設で分断してしまっている。

確かに火力発電所は尾鷲にとって救世主だったが、一方で「無ければ良かった」という声も珍しくない―。

この熊野古道と石油タンクの歪なコントラストは、「地域活性化とは何か?」を人に考えさせる手段として、非常に面白いなぁと僕は感じたんです。

 

熊野古道観光を経てのアクションプラン

このまちあるきを経て上記の事柄を感じ取り、そこから「今後どうするか?」という案もいくつか浮かんできました。

以下で共有するので、関心のある方はぜひ協働orご支援を!

 

「尾鷲まちなか熊野古道歩き」ツアー

熊野古道の各峠のトレッキングツアーは開催している事業者さんがちらほらおられるのですが、「尾鷲の街中」に限定したツアーって、まだ見かけたことがありません(あるんかな?)。

一方、普通の観光客はガッツリ登山よりも、風情ある街中をゆっくり歩いて楽しみたいというニーズの方が強い。

それであれば、馬越公園から熊野古道をゆっくり練り歩き、八鬼山口を越えて熊野古道センターでお勉強、最後は夢古道でお風呂に入って一息…ってツアーの方が、より多くの人に熊野古道、ひいては尾鷲に来てもらえるんじゃないでしょうか。

 

これなら登山経験の少ない僕でもツアーガイドができるし(笑)、実現しやすいなと。

それに、地域おこし協力隊移住班の新しい事務所は熊野古道沿いに構える予定なので、そこでイベント組んでツアーと相乗効果を狙ったりもできます。

また、ツアーに合わせて、熊野古道沿いの利用できる物件情報も集めたいです。

ビジネスをしたい人らをツアーに招待して、「この物件使えます!」「ここで古民家カフェできるよ!」なんて案内できたら素晴らしいなぁー。

 

熊野古道同時多発イベント

先日、国道311号線沿いの各集落で、同日に各々のイベントを開く企画が開催されました。

各集落の人々が自分たちの好きにイベントを開くだけで、企画側は情報発信をして各集落への導線(311)を作ってあげる、というもの。

この形式は各人の負担も少なく、他地域にも応用が可能なため、「じゃあこれを熊野古道でやってみたら?」というのも考えました。

上記のツアーとも合わせて、地域の賑わいを創出できる手段にもなり得るんじゃないかなーと。

僕らも僕らで事務所で何かしらのイベントをやって稼ぐことも出来ますしね。

 

道しるべ広告

「熊野古道の案内が不十分で分かりづらい」と先述しましたが、解決策がコレ。

ただ単に道案内を追加するだけだとつまらないし、何か変なイチャモン付けられて撤去させられそうなので(笑)、事業として考えることにしました。

 

木の一枚板か何かを用意して、そこに「←熊野古道」的な道案内を彫りつつ、広告が張れるスペースを用意する。

で、道案内が必要な場所にある家の大家さんに交渉し、それを家の前や壁に張らせてもらうのです。

んで、その広告枠はコチラが管理。枠が売れたら、その利益はコチラと大家で折半する。

これであれば、大家さん以外からイチャモン付けられることもないし、お金も稼げる可能性があるし、それでいて道案内がさらに分かりやすくなるので、面白いんじゃないかと思ったわけです。

 

尾鷲も観光で少しずつ稼ごう!

以上、今回の熊野古道ウォーキング観光で気付いたことと、それを踏まえたアクションプランの共有でございました。

やはり、熊野古道伊勢路という非常に歴史深くて良い地域資源があるのだから、尾鷲も和歌山ばりに生かさなきゃいけませんよね。

観光は田舎町がお金を稼ぐための有力な事業のひとつ。尾鷲も、やはり少しずつでも観光を強化していく必要があると僕は思っています。

地域がお金を稼いでいかないと、市もお金が無くなり、行政サービスが悪くなる一方ですからね。

 

社会人も自治体も、お金を稼いでナンボですよ。

一緒に面白い事色々やって、自分自身と尾鷲に少しずつお金を増やしませんか?

お金は人々の感謝の対価。もっともっと感謝を稼げるようにならんといかんぜよ。

 

(この考え方に共感できない方は、以下の本を読むことをオススメします。今は好きなことを仕事にするのが正解な時代です▼)

 

 

じゃあの。

 

P.S.

上記事業を一緒にやりたい方、支援くださる方はもちろん、「将来ツアーに参加してみたい!」という方もぜひご連絡ください。

FacebookもしくはTwitter、メールで気軽にご連絡頂けると喜んで三日三晩眠りません。