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LIFULLの民泊事業参入で激化する民泊市場はどうなるか?

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こんにちは、すずきです。

 

今月、ついに民泊新法が国会を通過しましたね。

上限180日の営業規制はあるものの、行政への届出だけで民泊営業が合法的にできるようになります。

来年1月にも施行されるのでは?という見方もあり、僕も民泊をやりたい人間なのでワクワクしております。

今まで、時間とお金と労力をかけて簡易宿所などの許可を取得しなければいけませんでしたからねぇ…大きいですよこれは。

 

さて、外国人観光客の増加もあいまって注目されまくってる民泊ですが、とうとう不動産ポータルサイト大手のLIFULLも民泊事業に参入すると発表されました。

楽天と共同で以下の宿泊予約ウェブサイトを開設し、拡大していく意向です。


LIFULL HOME'Sが民泊に参入することで、民泊はさらに一般化すると思います。

猫も杓子も気軽な副業感覚で民泊に参入し、超レッドオーシャン化するのではないでしょうか?

その背景について、考察してみました。

 

【もくじ】

 

探しづらかった民泊用物件が簡単に見つかる

現在、民泊ができる物件を探すのはなかなか難しいです。

特に東京や京都などは観光・宿泊ニーズは非常に高いのですが、賃料も売却価格も高いので、なかなか小資本の個人は参入しづらい。

しかも、現在の都市における民泊はマンションの一部屋で行われるケースが多い一方、民泊禁止を規約で掲げるマンションも多いです。

さらにさらに、大家が民泊をOKする数少ない物件は、これまた不動産業者が先取りしてお得意さんに案内してしまうため、新規参入者はなかなか物件にありつけません。

 

こうして、現在は大都会における民泊可能な物件というのはほとんど出回っておらず、出ても良い条件の物件はほとんどありません。

今は地方の一戸建て物件を買うか借りるか、くらいしか良い物件を見つける選択肢はないのです。

もちろん地方での民泊需要があるのかどうかは未知数な部分も多いです(売れてる宿も多いですけどね)。

 

しかし、LIFULL HOME'Sの約800万件と言われる物件情報の中から、LIFULLが「民泊OK」と確認できた物件を、上記の「LIFULL Stay」やHOME'Sで公開することが予想されます。

今までは個別に、不動産業者を介して大家へ「この物件、民泊大丈夫ですか?」と聞いていたことと思います。

ですが、LIFULL HOME'Sに物件を登録する際に、「民泊可」というチェック項目があったとしたらどうなるでしょう。

不動産業者は早く借り手を付けるために、きちんと民泊可かどうか大家に確認するようになるはずですよね。

そうなると、今までなかなか出てこなかった民泊可能物件が一気にザクザク出てくるようになります。

 

LIFULL HOME'Sと楽天は、サイト本格スタート時から数万件の物件情報の掲載を目指しており、それに伴ってグングン民泊施設数も増えていく期待があります。

 

難しい旅館業法の営業許可が不要

僕も古民家ゲストハウスを開業しようと勉強していたのですが、旅館業法の営業許可を取得するのってめっちゃ大変なんですよ…。

簡易宿所などの営業許可は所轄の保健所で取得するのですが、保健所の許可を取得するには、ガイドラインに基づいて消防法、建築基準法、都市計画法など様々な法律の壁を乗り越えなくてはなりません。

 

特に古民家物件の場合は建築基準法がとても厄介。法施行前に作られた物件だけあって、あちこちが許可要件を満たしません。

「眺めの良い2階を客室にしたい」と思ってもできなかったり、そもそも避難経路が確保できない、トイレが汲み取りで改修が義務化、用途変更が事実上不可なので100㎡以上の面積を使用できないetc...

とにかく、並大抵の古民家物件ではまともに宿泊営業の許可も取れないわけです。

古民家と言ったけど、築40年以上の物件なんかでも規制にそぐわない部分があちこちありますね…

 

さらに、旅館業法の許可を取得するには、避難のための誘導灯の設置や煙感知器の設置など、防災上必要な装置の備え付けも必要になります。

そのため、許可を取得するだけで数万円の投資が必要になり、これもネックになっていたわけです。

 

そんな煩わしい旅館業法の開業許可が不要で、届出だけで済むとなったので、民泊新法が大いにもてはやされたわけです。

(開業許可を取得するのが厳しい=新規参入のハードルが高いため、既得権益の喪失を恐れて宿泊業界が民泊新法にあれこれ反対していたのです)

事実、旅館業法の申請を諦めてヤミ民泊を始めたり、宿泊事業そのものを諦める人も出ているほどなので、この効果は大きいです。

 

民泊事業者の貧富の差は拡大する

間違いなく、民泊新法が施行されたら民泊は今以上に広がり、急激に参入者が増えてレッドオーシャンになります。

そうなると発生するのが、稼げる民泊事業者・稼げない民泊事業者の差が大きくなるということです。

 

民泊だ民泊だと言っても、要は宿泊施設の経営をしているわけです。クオリティの低い施設にお客さんは泊まりたいとは思いません。

「民泊で稼げるらしいから副業でやってみよう」と考えるのはいいですが、適当に自宅の一室を貸し出すとか、マンション一室を借りて泊めるとか、それだけだと苦戦するのは目に見えます。

市場が大きくなると、それだけ「お客さんから選ばれる理由」が大切になります。そこを理解せず、低クオリティの施設を提供したところで、大してお客さんは来ません。

しかも宿泊事業って結構手間もかかるし、拘束時間もかかるし、一泊あたりの利益は低いです。自宅貸出の場合は盗みに遭うリスクもあります。

 

適当に考えて適当に民泊施設を提供しているだけでは、もう稼ぐことは難しくなると思います。赤字だけが出て行く。

そこで必要なのは経営者目線です。きちんとお客さんに利用され、満足してもらえるクオリティの宿を提供できる人だけが、民泊ビジネスで収益を上げられるはずです。

最低その程度は認識しておかないと、民泊新法の後に後悔する民泊事業者がドンドン出てくるんじゃないかな…と思います。

もう既に民泊で失敗して、体験談を綴っている人もいます▼

 

とはいえ、それでも民泊新法の施行は待ち遠しいですねー。競合は増えるけど、市場が拡大するのはいいことです。

僕もパリッとした民泊施設を作りたいですな。

 

 

じゃあの。

 

P.S. 民泊するなら、光の固定回線引くよりこういう通信無制限のWifiの方が良いかもしれないなー、と最近気付きました。取り回しいいし、ルーター代も考えると安いし。

 

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