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神々の住まう地・熊野の総本山。熊野本宮大社にお参りに行ってきた

今までスピリチュアル的な事って信じなかったんですが、変わってきました。

こんにちは、熊野の一角(尾鷲)で愛を叫ぶすずきです。

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熊野古道の結集する地・熊野本宮大社へ

熊野の森の奥深く。

 

 

一見何の変哲もない古い神社

 

ただ その佇まいからは 毎夜毎晩

参詣者の祈祷にも似た低い声が

聞こえるとか 聞こえないとか

 

 

お前も那智黒石にしてやろうか

 

 

お前も那智黒石にしてやろうか!!

 

 

 という訳で、お伊勢さんに続き、熊野本宮大社へお参りしてきました。

熊野本宮大社は、和歌山県新宮市にある熊野速玉大社、同那智勝浦町にある熊野那智大社と並ぶ「熊野三山」のひとつ。

紀伊半島南部の物凄い山の中にありますが、本宮と名の付くだけあり、熊野三山の中心であり、かつ全国各地に点在する熊野神社の総本宮でもあります。

 

世界遺産として有名な熊野古道は、元々、伊勢神宮から熊野三山を繋ぐ参詣道。

そして、この本宮大社から、各方面へと複数の熊野古道が分岐していくのです。

馬越峠や八鬼山などを有する尾鷲も、伊勢神宮からこの本宮大社まで行く伊勢路の途中の宿場町だったのです。

 

紀伊半島の南部に位置する熊野地域は、熊野三山も存在し、霊験あらたかな地として知られています。

急峻で雄大な山々と、それらを縫うように流れる清流。

昔の人々はそういった紀伊山地の大自然に神々を見出し、熊野信仰が産まれました。

 

そんな歴史もあり、熊野地域は今も伊勢神宮と同じく、有名なパワースポット。

訪れた人達が感動する大自然は、やはりどこか神秘的な感じがあります。

 

 

しかし、この熊野本宮大社、尾鷲からはなかなか遠い。

車を飛ばして一時間半も掛かります。

 

ですが、それでもなぜ僕が行こうと思ったか?と言うとですね。

お伊勢さんに先日お参りしてから、色々と仕事でチャンスが巡ってきたんですよ!

 

あれよあれよと面白い展開が始まってきて、新しい情報がいっぱい出てきて。

ちなみに、一緒にお参りした彼女も、一気に営業の仕事で成約が取れてホクホクだと。

 

そんな感じでご利益を頂けたので、そのお礼&掴んだチャンスをものにします!という宣言を込めて、車をブルルンと飛ばして行ってきた訳です。

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道のりは長かったですが、雄大な山々と国道沿いに流れる熊野川の迫力に感動しながらの道中でした。

疲れはした&山道を推定80キロ以上で爆走する地元のおばちゃんに驚きながらも、無事この鳥居を拝むことができましたよ。

 

立派な木々に見守られながら、長い石段を一段ずつ登っていきます。

何だか、この時点ですごく雰囲気があります。

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登りきると手洗い場があり、お宮さん、土産屋、おみくじ屋などがありました。

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外からの参詣客も多く、外国人の姿も目立ちました。

外国人比率で言ったら、確実に伊勢神宮より多かったですね。

こんな超ド田舎の神社まで来るなんて、センスの良い外人ですな!

 

まぁ、写真撮影NGという事もあるので、参拝の様子はあまり書けませんが。

5つほど並んでいたお宮さんに正しい順番でお参りしました。

 

 

お伊勢さんに頂いたチャンス、モノにしますので、どうかよろしくお願いします。

 

パンパン

 

 

話は逸れますが、僕、「~~になりますように」って願いは辞める事にしたんですよ。

何でかって言うと、それは「神頼み」であって、あくまでも他力本願だから。

 

実際、神様って現実に存在して、リアルに手助けしたり願いを叶えてくれる訳じゃない。

だから、単に「お願いします!」なんてお祈りしたって、意味無いんですよ。

願いを叶えるのって、あくまでも自分自身じゃないですか。

自分が願って、望んで、そのために行動して、結果実現するものじゃないですか。

 

これは良く言う「夢の叶え方」と同じですよね。

「サラリーマンになって夢をあきらめた」なんて人は良くいますけど、そういう人って、単に普段から会社の仕事ばっかで、夢を追う努力をしてないからそうなってるだけですしね。

強く望んで、そのために行動しなきゃ、夢なんて叶う訳ないんですよ。

努力しなけりゃ、寝て覚めたら消えてしまう方の「夢」で終わっちゃいますから。

 

そう思うので、僕は、宗教の慣習とか関係無いけれども、こうお参りしました。

 

「お伊勢さんのおかげ様で、良いチャンスを頂けました。ありがとうございます」

「頂いたチャンスをしっかりモノにして行きますので、ぜひよろしくお願いします」

 

ここでの行動主体は、「神様」ではなく、あくまでも「自分」と置いています。

そりゃそうです。願いを叶えられるのは自分自身なんだから。

天照大神が僕の願いを叶えてくれる訳じゃないし、ジーニーも神龍も居ないのでね。

 

こうやってお参りすれば、自分自身へのコミットにもなるので、結果願いが叶う可能性って上がると思うんですよね。

僕も頑張って願いを叶えなきゃいけないのです。今後一層幸せに飯を食っていくためにも。

 

 

という事で、お参りを終え、財布の中に5円玉が一枚も入っていなかったことを悔やみながらも下山。

途中、本宮大社からまさしく始まる熊野古道の第一歩?を発見したので、せっかくだからこちらを歩いて境内を出ることにしました。

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本宮大社の前には、紀伊半島の大動脈の一つである国道168号線が通っています。

その国道沿いには、まさしく参詣道といった感じで商店街の街並みが広がります。

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ここでも綺麗に景観保全がなされています。

無骨なホームセンターのはずのコーナンまで、こんな良い雰囲気に。

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ちなみに、この街(&国道)沿いには熊野川が流れていて、一本道を逸れると大きな河川敷が広がっています。

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その名の通り、熊野地域を代表する川で、大阪等と新宮市との木材輸送の拠点となっていた他、自然信仰の対象としてもみなされていました。

一つひとつの物に歴史と文化、信仰が存在するのがここ熊野地域。

神秘的なパワーに溢れていると言われるのも頷けます。

 

さて、街をぶらぶらしてたら、すごいものが目に付きました。

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何だあのどでかい鳥居!!

 

本宮大社とはまた離れた所で、しかも田園地帯じゃないか…

全く調べずに本宮さんへ来た僕としては、もう実際に見て調べるしかないでしょう。

 

 

近くまで来たら、ものっそい迫力です。

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ドォーン

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てっぺんに熊野のモチーフである「八咫烏(やたがらす)」の印が付いているのが良いですね。

ですが、もはやデカすぎて、鳥居をくぐる時に一礼するのも変な感じがします。

まるでビグザムのようです。

 

 

中に入ってみると、「旧社地大斎原」と書かれていました。

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どうやらここは、明治時代の大水害が起きるまで、もと熊野本宮大社が存在していた場所だそうです。

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参道は壮大な造りでしたが、内部はご覧の通り、がらんどうです。

石碑と小さな祠があるくらいで、神社と言うよりは遺跡といった感じです。

しかし、元々本宮さんがあった場所と言うので、とても由緒正しい場所なのですな。

お参り終了。そしてその後は…

さて、こうして熊野本宮大社へのお参りを済ませました。

普段パワースポットなんて信じない僕ですが、お伊勢さんの例もあり、何だか実際にパワーをもらった気がしました。

明日からの仕事も、これできっとうまく出来ることと思います。

 

よーし、頑張って成果上げたろ。

 

参詣後は暑さもあって非常に喉が渇いたので、売店でソフトクリームを購入。

なんと珍しい「黒飴」味!

めっちゃ甘かった…

 

この黒飴は、熊野地域でしか取れない真っ黒な石「那智黒石」を模した「那智黒飴」という飴がモチーフ。

黒糖で作られたその飴は、かなり甘くて懐かしい味わい。この界隈では有名なお土産グッズです。

ソフトクリームの味、まさかの再現度ですごくビックリしましたよ。

 

 

ソフトクリームを食べたら、その後は車で10分くらいの「川湯温泉」へ。

そこは名前の通り「河原に温泉が湧いている」という非常に珍しい温泉。

河原を掘ったら温泉が出てくるので、勝手に石で河原のお湯をせきとめて、自分でプチ温泉を作れるのが面白いところ。

 

この川湯温泉については、また次の記事ででもシェアしたいと思います。

 

 

じゃあの。

 

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