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田舎へ移住した僕が、東京に1週間帰って気付いたこと③-都市インフラ

東京ほど都市機能に恵まれている街はありません。当然ながら。

こんにちは、家に羽アリ(しかも調べたらシロアリ)が大量発生して戦々恐々としているすずきです。

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先進日本の首都は、やはり都市インフラ最強

日本の首都として、世界一の都市圏人口・都市圏GDPを誇る東京は、やはり都市インフラも最強に整っています。

具体的に何が整っているのか?一つずつ見て行きます。

①道路がすごい

まず、コンクリート舗装された広い道路が、あらゆる所に張り巡らされている。

これ、都民だと何も疑問に感じないくらい当たり前の話なんですが、田舎で一週間くらい暮らしたら違いが分かると思います。

田舎は、モータリゼーションの発達前に作られた、車が通るのに適していない狭い道路がほとんどだったり、東京と比べて道路自体が少ない、未舗装の道も中にはあるなど、貧弱になる傾向が強いんですよ。

 

あと、東京はとにかく「大通り」が多い。というか、「大通り」という言葉、田舎じゃそもそも使われません。

だって、「大通り」って言えるような道路なんてほとんど無く、地域のメインとなる国道が1,2本とか走っているくらいですからね。

対して東京は、大通りとなる国道もすごく多いうえ、都道でさえ、いくつも大通りとして道路交通のメインを支えているものも多いです。

しかし、そんなに道路整備が行き届いている東京では、何と渋滞が慢性化。どんだけ人と車集中してんだよと。

 

あと、歩道がしっかり整備されているのも、田舎からすると凄い。

車と歩行者がしっかり分離されているので、お子さんでも安心して街を歩けるのは素晴らしい。

ただし、自転車が我が物顔で歩道を走ってくるのは危ないですが…

 

田舎には、あまり歩道が整備されている道がなく、歩行者用の線すら引かれていない道の方が多いです。

車にとって狭い道も多く、気を付けて歩かないと接触事故や泥はね運転に巻き込まれてしまいかねません。

この辺りは、やっぱり東京さんに脱帽っすわ。

②街灯がすごい

東京の道って、夜でも明るいんですよ。

それだけ街灯がよく整備されているんですよね。

特に、お金のある都心の方に行くと、ビルの明かりもあいまって本当に「眠らない街・TOKYO」です。

ただ、福祉などへの出費でお金がない足立区に行っても、まだまだ明るい街並みだったりします。

 

対して、田舎では本当に街灯が少ない。

集落部なんて行くと、そもそも街灯がない事もあり、ほぼほぼ漆黒の闇に包まれる時もままあります。

尾鷲市街地も街灯が少なく、所々足元が闇に包まれて見えない箇所があります。

足元が見えないと、何か奈落に落ちそうな錯覚がして何だか怖いんですよね…とても落ちつかないのです。

 

街灯がたくさんあって明るいと良いことは、やっぱり安全なこと。

暗いと車が歩行者を確認し辛いし、若いチャンネーが歩いていたら、変態おじさんも跳梁跋扈しかねません。

事故や事件の危険を減らす為にも、街灯はやっぱり多く欲しいところです。

まぁ、東京の夜は明るすぎて+車等の騒音もあって、寝る時の環境は田舎に大きく引けを取りますが…

③都市ガスがすごい

はい、これは多くの人が分かると思いますが、東京には「都市ガス」という強ーい都民の味方がいます。

 

なぜ都市ガスが強い味方なのかと言うと、それは「コストの安さ」です。

東京を離れて少し田舎へ行くと、もう都市ガスは無くなってプロパンガスが主になるのですが、プロパンって、どうにも高いんですよね…

下手をすると都市ガスの倍くらいの値段になってしまいます。

 

ガスは料理をするにもお風呂の湯を沸かすにも欠かせず、僕達の生活とはなかなか切り離せません。

なので、プロパンの値段の高さはなかなかに響くものがあります…

もしプロパンの高い料金が嫌だと言うのであれば、もうオール電化にする他ないかも知れませんね。

 

でも、やっぱり火での調理って魅力的。IHとは火の通り方が違います。

それにガスヒーターも気楽に使えますし、やっぱり都市ガスがあると強いです。

④下水道がすごい

いや、ね。田舎って下水道が通っていない所も多いんですよ。

尾鷲は200k㎡くらいある街ですが、下水道は一切通っていないですからね。

そうなると、トイレは高額の浄化槽を入れて水洗化するか、簡易水洗もしくはボットンという形になるのです。

 

その点、東京都区内は下水道普及率が100%。今や浄化槽を埋め込んだトイレやボットン便所は見られなくなりました。

だからトイレ周りは清潔ですし、バキュームカーなんて今まで住んできて一度も見たことないです。

僕の親父が子供の頃は、練馬なんて畑ばっかりでボットン便所が当たり前だったそうですが、今は見る影もありませんからね。

 

まぁ分かると思いますが、ボットン便所ってのは最悪です。

臭いはきついし、不潔だし、ウジとか虫は湧くし、汲み取り費用はかかるしでもう、良い事なし。

簡易水洗という、便槽をフタでほとんど塞ぐ形にすればそこそこ清潔になりますが、そうすると水で便を清掃するようになる分、汲み取り頻度が倍以上になるんですよね…

あと、便槽の臭いをファンで外に排出する必要がある為、たまに臭いのきつい路地があったりも。。。

 

そんな感じなので、多くの人が浄化槽(下水道みたいな、汚物と水を分離して清潔にする仕組み)を導入して水洗トイレ化したいと願うのですが、これが結構なお値段。

中古の家を買って、トイレに新しく浄化槽を入れようと思ったら、70万とか平気で掛かってくるようです。

また、浄化槽は定期点検が必要で、その費用は下水道使用料より高く付きがちだとも言います。

 

そんな高い浄化槽の導入ですが、そもそも山間部など傾斜のきつい土地などでは、浄化槽を入れられない所もあるのです。

急な山の斜面に建っているような田舎の家では、もしかしたら水洗トイレはどこにも無いかもしれません。

汲み取りと言っても、急な斜面でバキュームカーが入れない狭い路地だったら、大変なんだろうなぁ…

 

とにかく、そんな下水道事情が都会と田舎の違いではあるのです。

結論:田舎暮らししたい人は、「自治体は貧乏」を念頭に入れるべし

はい、今回は珍しく、田舎が東京に対して劣っている所を中心に書きました。

 

やっぱり、企業が多数立地して税収の多い東京は、都市インフラの整備にお金を掛けられるので強いです。

対して、産業ねぇ、企業もねぇ、人口ドンドン減っていく田舎は、どうにもお金がねぇ。

お金がねぇから、道路の拡幅もできないし、街灯の整備も進まないし、都市ガスや下水道等の導入も出来ないのです。

もちろん、他の市民サービスにも影響が出て、例えば尾鷲市はゴミ袋が指定で有料だったりします。こすい。

 

この辺りはもう、「田舎暮らしをしたい」と思う人は、受け入れてもらうしかないです。

田舎ってそういうもんで、東京より不便な所があるのは当たり前ですからね。

 

「どうしても都市的な快適さが無いと嫌だ!でも、自然は恋しい…」

とか言う贅沢な人は、神戸にでも住めばいいんじゃないですかね。

 

それよりもっと本格的に、静かでのどかな田舎暮らしを楽しみたいのであれば、多少の不便には目をつぶりましょう。

夜は静かで暗くてゆったり寝られるし、古民家で薪風呂とか、かまどご飯とか、そんなのも楽しめるチャンスだってあるんですよ。

なかなかエキサイティングじゃないですかね?僕はやったことないけど。

 

要は都会暮らしも田舎暮らしも、ライフスタイルのトレードオフですね。

便利かつスピーディで仕事中心な都会暮らしか、不便だけど伸び伸び暮らせるかもな田舎暮らしか。

メリット・デメリットをよく検討した上で、自分に合う生き方を選べばいいと思いますよ。

今の時代、一つの場所に居続ける選択肢も古くなりつつありますからね。

 

 

じゃあの。