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こんなに美しいのに…もったいない!尾鷲市街地からほど近い「天満浦」を観光してきたよ

天満浦、まだまだできるぞ!大丈夫やれる!もっと熱くなれよ!!

こんにちは、「一人で居酒屋行きたい」とか言いながら、飲み屋街まで行くものの店にはビビって入れないすずきです。

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天満浦ってどこよ

尾鷲市天満浦(てんまうら)は、ここにあります。

尾鷲市街地の北東端にある地区で、海と山に挟まれた、他の市街地とは一風変わった雰囲気のある場所です。

市街地からアクセスすると、まずは海沿いに立ち並ぶ漁師町の光景が広がり、少し行くと山の上に街が続いていきます。

この海と山のコラボレーション具合は、尾道なんかを彷彿とさせるものがあります。

 

天満浦のメインとなるのは山の上の地区なのですが、ここでは甘夏の栽培が盛ん。

ちょうど今は収穫のシーズンで、あちこちに甘夏が実っています。

桜と甘夏と新緑のコラボレーションが、すごく良いんですよねぇ。

 

漁師町の部分は狭いもんですが、波止場沿いにはたくさんの船が係留されていて、趣たっぷりです。

湾の奥側にある堤防は釣りスポットとしても有名で、鯛やアオリイカなんかが釣れるそうですよ。

美味しい魚をこれでもかと提供する民宿や、釣り客のための船宿もあり、旅行客の滞在地としても使われる地区です。

天満浦はとても美しい場所

そう。天満浦は、冒頭の写真の通り、非常に景観が美しい街なのです。

その写真は天満浦の最も高い地点から撮ったものなのですが、この通り山の斜面に農地と住宅がへばり付き、その下には荒々しい太平洋が広がっています。

農地と言っても多くは甘夏の果樹園なので、これもまた独特の趣を出しているんですよねぇ。

 

市街地から、海も山も両方ぞんぶんに楽しめます。

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山の木々がうっそうと繁る中に道が通い、住宅がある。

道路を進んでいくと、ふと木々が途切れる箇所があって、そこからはこうやって太平洋を一望できるのです。

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ちなみに、上の写真の道を左に行くと、「天満荘」というお洒落な古民家カフェがあります。

そこではコーヒー等を飲めるほか、名産の甘夏を使ったタルトなんかも頂けます。

そして、高台にあるので眺めは抜群。海を見下ろしながら、古民家カフェで優雅にコーヒーを飲む午後…最高じゃないですか。

と言いつつも、僕はまだ天満荘には行ったことがないので、近々行きたいなーと思っているところです。

 

天満浦は、山を登って行けば行くほど、木々はワイルドに、景色は壮観になっていきます。

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美しい山の風景を楽しみながら、視線を別の方角に向ければ尾鷲湾が一望できる。

解放感が溢れまくって、もうたまりませんよ。

 

上の方に行くと、こんなものも発見できます。

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これ、山の斜面から、果樹園を伝って線路が下に下にと伸びているんですよ。

最初何だろうコレと思って、一緒に天満浦へ行った上司に聞いたのですが、どうやらコレで収穫した甘夏を運んでいくそうなんです。

人力で獲れた甘夏を持っていくには、確かに勾配があまりにもきつすぎる。

だからこそ、こうやってトロッコ的なものを使って収穫物を運んでいく必要があるわけですな。面白い!

 

こんなん、東京じゃ見たことありませんよね。

せいぜい、似たものがよみうりランドにあって、「子供向けのアクティビティか何かか?」と考えちゃう程度ですよ。

傾斜地の果樹園という特徴的な立地だからこそ、こういったものも見られるんですよねー。

で、何がもったいないのか

何が修造を「もっと熱くなれよ!!」と天満浦に呼びかけるのでしょうか。

 

それはズバリ。

観光アピールが全然足りないと思うんですよね!

 

だって、尾鷲市外の方、あなたは天満浦って聞いたことありますか?

っていうか、そもそも尾鷲自体知らない人多いと思いますけど、まぁ天満浦なんてさすがに聞かないですよね。

 

そもそも、尾鷲って元々観光地では無かった為、今も観光スポットが隠れてしまっていてパッとしません。

その中でも、尾鷲市が推す市街地の観光スポットは「熊野古道」「熊野古道センター・夢古道おわせ」「おとと」くらいなもんです。

熊野古道は推して当然ですが、熊野古道センターと夢古道は多額の税金をつぎ込んで建てられた施設ですからねぇ…元々の街の文化を伝えるものではないのです。

おととは国道沿いにある道の駅的な買い物施設で、地のものが多くて素晴らしいのですが、観光スポットというよりは土産物屋の立ち位置ですよ。

 

そんな尾鷲の観光ラインナップの中で、天満浦は入っていないんですよね。

というか、観光スポットとすら認識されていません。

 

めっちゃ風光明媚な所なんですよ。海沿いも山沿いも、すごい趣がある良い街なんですよ。

だけど、海沿いに2,3件民宿があるだけで、後はカフェである天満荘があるくらい。

後は、なぜか山の中に、老人福祉施設があったり、お寺があったりするくらいです。

 

もったいない。実にもったいないのですよ!

近隣在住者向けのウォーキングイベントや、初日の出を拝むイベント等では、天満浦は名所となっているようですが、そんなんじゃ足りません。

もっと、外部の人にも来て楽しんでもらえるほどのポテンシャルを持っているんですよ。

なのに、宿はないし、天満荘以外にこじゃれた店はないし、道路の落ち葉清掃とかしてないし、もったいない!

 

売り出せるお宝がドッギャアアアーンと存在しているんだから、ぜひ観光地として手を加えたいところです。

天満浦にはまちづくりの団体があって、天満荘とかで頑張っているのですが、地域内だけを見るんじゃなくて、地域外から見た天満浦をもっと考えて欲しいなぁと。

ちょっと手を入れたら絶対観光地化できると思う。うん。だって、めっちゃ綺麗でしょ。

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ほらね

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でも、この山の上のエリアには、宿が無いんですよね。

これだけの見晴らしがあって、甘夏も食べられて、車で5分山を下ればすぐ釣りもできる。

そんな素晴らしい立地なんだから、一つくらい民宿でもあったら行けるんじゃないでしょうか?

 

天満浦も空き家はいっぱいあるので、そういう事ができるチャンスはあると思います。

僕は、まず空き家バンクの担当という事もあるので、空き家の流通は頑張ろうと思ってます。

 

うーん、もったいない。天満浦、実にもったいない。

どなたかと組んで、観光地化作戦、やりたいですなぁ!

尾鷲は観光ダイヤの原石がちらほらあります。向井とか、市街地の熊野古道とか、もっと磨けるよ。

その中でも、僕は天満浦がイチオシです。将来楽しみだ。

 

 

じゃあの。